ゲームプランナーを目指している方は、志望動機の書き方に苦戦したことがあるのではないでしょうか。
今回はゲームプランナーの仕事内容、志望動機の書き方やポイントについて説明していきます。
この記事では経験者と未経験者の2つの観点から説明していくため、ご自身の経験に合った志望動機の書き方を確認してみてください。
そもそもゲームプランナーとは
ゲームプランナーはその名の通り、新作ゲームの提案・企画・運営をする仕事です。開発プランナーと運営プランナーに分かれているのも特徴であり、それぞれ担当する業務が多少異なります。
両方に共通しているのは理想的なゲーム作りを目指すことであり、デザインやルール、キャラクターといったゲーム全体の方向性を決めて企画・運営していきます。
▼ゲームプランナーについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
仕事内容
志望動機を作成するためには、ゲームプランナーの仕事内容を詳しく確認する必要があるため、前職での業務経験が活かせそうな仕事を探しながら目を通してみてください。
ゲームプランナーは企画段階から完成後の運営まで幅広い業務がありますが、ここではゲーム開発の流れに沿って4つの仕事を詳しくご紹介します。
①企画立案
顧客のニーズやターゲットを分析し、新作ゲームの企画立案を行います。方向性が定まった後は、企画書などを作成してプレゼンテーションや社内会議を実施していきます。
企画立案はゲーム自体の売り上げを左右する重要な段階であるため、ゲーム市場の流れやトレンドを理解することも求められています。
▼ゲームの世界観についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
②仕様書の作成
仕様書とはゲームのコンセプトやレイアウトなど、そのゲームに関するあらゆる情報を記した資料です。
この仕様書に沿って、デザイナーやプログラマーなどの各種制作チームが動いていくため、丁寧かつ分かりやすい仕様書の作成が求められます。
▼仕様書についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
③進行管理
制作準備が終わった後は、実際にプロジェクトの進行に移っていきます。ここでは全体の進行管理がメインの仕事となっており、仕様書をもとに各部署に仕事を割り振っていきます。
そして、事前に立てたスケジュール通りに作業が進行しているかの確認や、認識のズレが生じたときのメンバー間の調整、各作業工程の間の橋渡しを行い、スムーズに開発が行えるように動きます。
④デバッグ
試作品が完成したあとは、テスト・デバッグと呼ばれる検証を通して最後の仕上げを行っていきます。これを受けていよいよゲームが完成します。
事前に定められたテスト項目に沿って作業を行い、企画のイメージ通りになっているか、バグ(不具合)が無いかを検証します。
また、デバッグはプランナーが行う場合もありますが、デバッグを専門に行うデバッガー(テスター)が担当する場合もあります。
▼デバッガーについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
【経験者向け】ゲームプランナーの志望動機のポイント
ゲームプランナーを志す人は多いため、差別化を図るためにも志望動機の作成には入念な準備が必要になります。ここではゲーム業界経験者の方が、志望動機に記載するべきポイントを説明していきます。
①前職の経験/活かせるスキル
やはりゲームプランナーへの転職は、経験者の方が採用されやすい傾向にあります。
前職で携わったプロジェクトを具体的に説明し、そこから得た経験を論理的に説明していきましょう。
例えば、担当してきたゲームがスマートフォン向けのゲームなのか、コンシューマーゲームなのかという点も基準の一つであり、会社の強みを理解した上で志望動機を作り上げる必要があります。
また、前職で培った経験やスキルを今後の業務でどのように活かすことができるかも重要なポイントです。ゲームエンジンなどのツールのスキルはもちろん、チームリーダーといったマネジメントスキルがある場合は、プランナーとしてどういう業務に活かせるか、アピールできると良いでしょう。
②定量的な視点
ゲームプランナーの仕事はリリース後のゲームを分析し、改善策を考えることも含まれます。
過去に担当したゲームの売上や改善後の売上変動の実績などを数値で示し、どのような施策を行ったのか、自分はどう考えて行動したのかまで説明しましょう。
【未経験者向け】ゲームプランナーの志望動機のポイント
次に、ゲーム業界未経験の方が抑えるべきポイントをご紹介します。
①前職の経験/活かせるスキル
中途採用でゲームプランナーへの転職を目指す場合は、前職での経験をゲームプランナーの仕事に結び付けましょう。
マーケティングスキル・プログラミングスキル・企画経験などのプランナー業務に関連する業務の経験がある方は、経験者と同様に「その経験やスキルをゲームプランナーとしてどう活かせるか・活かしたいか」まで記載すると、説得力が増します。
②なぜゲーム業界が良いのか
未経験者は、「なぜゲームプランナーに興味を持ったのか」や「なぜこの会社を選んだのか」という観点から志望動機を作っていくことが重要であり、熱意や経験をベースに、どのようにして会社に貢献できるかを論理的に伝えていきましょう。
ゲーム業界を志望する人はほとんどがゲームが好きな人であるため、「ゲームが好きだから」では熱意が伝わりません。
そのため、「志望する企業のこのゲームのこの部分に感動した」や「どういうプランナーを目指していてどんなゲームを作りたいのか」など、なるべく詳細に記載し、他の求職者との差別化を図りましょう。
▼ゲームプランナーに求められるスキルをご紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
志望動機を書く際の注意点
ここまで、志望動機に入れるべきポイントを解説しましたが、最後に志望動機を書く際の注意点を2つご紹介します。
①抽象的になりすぎていないか
先ほども少し触れましたが、ゲーム業界で働く人はゲームが好きな人がほとんどであるため、「ゲームが好きだから」という動機は他と差別化ができませんし、「面白いゲームが作りたいから」では抽象的すぎて熱意が伝えきれないでしょう。
そのため、面白いゲームとはどんなゲームなのか、これまでプレイしたゲームから得た経験などを交えて具体的に記載することで、熱意を伝えられます。
②会社の特色とマッチしているか
応募する企業が「大人向けのホラーゲーム開発を得意」としている場合、志望動機が「子供でも楽しめるゲームを作りたい」だと、採用者は「なぜうちに?」と感じてしまいます。
そのため、自身が作りたいゲームと、志望する企業が得意とするジャンルがマッチしているか確認したうえで、志望動機を作りましょう。
まとめ
ゲームプランナーは、ゲームの立案から発売後の動向まで分析するなど幅広い業務を担当する職業です。
志望動機を作成する際は、「なぜゲームプランナーなのか」や「なぜこの会社なのか」という点を意識することが重要であり、過去の経験やプロジェクト内容から論理的に説明することが求められます。
経験の有無や立場によって志望動機の作り方は異なるので、自分の経歴にあわせて適切な志望動機を作成できるようにしましょう。
▼志望動機と合わせて作成したいポートフォリオの作り方はこちらの記事で詳しく解説しています!
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