突然ですが、ゲームをしている最中に画面が急に止まってしまったり、キャラクターが壁や地中などに埋まってしまった経験はないでしょうか?
この不具合のことをバグと呼び、このバグを修正することをデバッグ、バグを見つけるためにテスト・確認をする職種をデバッガーと呼びます。本記事では、デバッガーの仕事内容や求められるスキルについて、徹底的に解説します。
ゲーム開発作業におけるデバッグ・デバッガーとは?
デバッグ作業(QA)はゲームの不具合を修正し、ゲームの品質をより高いものにしていく作業のことを言い、その作業をする人をデバッガーと呼びます。デバッガーがバグを発見し、開発者に報告することでバグを改善することを繰り返してゲームの品質を高めていきます。
ゲームにバグがないかどうかはゲームのクオリティやユーザーのプレイ体験を大きく左右するので、非常に重要な仕事と言えるでしょう。
▼ゲームデバッガーに向いている人の特徴はこちらの記事で詳しく解説しています!
デバッガーの仕事内容は?
デバッガーは、テスト項目をもとにテストプレイを行い、ゲームにバグが無いかをチェックします。
具体的には、
・機能やシステムが仕様通りになっているか
・操作性やUIに不具合が無いか
などを、あらゆる操作パターンで検証します。
そして、バグを発見した際は「発生時の状況とどのようなバグが起こったか」をレポートにまとめて報告します。報告した後は、デバッガーがバグを修正するか、エンジニアやプログラマーに修正をお願いし、バグがきちんと修正されているか再度テストをする、という流れを繰り返します。
デバッガーに求められるスキル8選
デバッガー自身はプログラミング開発などを行うことがほとんどないので、専門的なスキルはあまり必要ありません。しかし、プログラミング知識など、身に付けておくことで今後のキャリアに役立つスキルもあります。
ここでは、デバッガーに求められるスキルを8つご紹介します。
1.忍耐力
デバッグ作業はあらゆる操作を想定し、バグがないか入念にチェックする必要があるので単調な作業が非常に多くなります。そうした作業が得意であったり苦にならないことがモチベーションの維持にも繋がります。
また、同じ村人に何百回も話しかけたり、ガチャの排出率が設定通りになっているか検証するためにガチャを回し続けるなど、1つの部分を繰り返し行うため飽きずに根気強く作業を行える忍耐力が重要です。
2.集中力・記憶力
バグは大きなものから小さなものまでさまざまです。そのため、単調な作業の中でも小さなバグを見落とさない集中力や洞察力が求められます。
また、デバッグはバグを発見して終了ではなく、レポートにまとめて報告しなければならないため、どんな操作を行ったことでバグが発生したのかなどを正確に把握するために記憶力も必要になります。
3.文章能力
バグは複雑なものが多く口頭で伝えることが難しいため、レポートなどの文書で報告することがほとんどです。バグを発見し報告する際には、修正担当者に伝わりやすいようわかりやすく・簡潔な文章でレポートを作成する必要があります。
4.コミュニケーション能力
デバッグ作業は、デバッガーとゲーム開発者の協力関係が必須です。
そのためにも普段からコミュニケーションを取り、信頼関係を築いていく必要があります。
5.ゲームスキル、ゲームの知識
デバッグは実際にゲームをしながら行うため、ゲームを問題なく進行できるようにある程度のプレイスキルが求められます。また、ゲームジャンルや、同じゲームでもスマホなのかPCなのかで操作性も大きく異なるため、どのジャンル・プラットフォームでも対応できるようにしましょう。
あわせて、担当するゲームがそもそもどのようなゲーム性なのかをすぐに理解できるよう、ゲームジャンルごとの特徴といった知識を蓄えておくこともおすすめです。
6.パソコンスキル
ゲームの仕様書はWordやExcelで書かれていることがほとんどで、バグのチェック項目もExcelで作成されていることが多いので、Office系のアプリケーションを扱えることは必須です。
7.プログラミングスキル
プログラミングスキルは必須ではありませんが、デバッガーとしてよりレベルアップしたり、QAエンジニアなどの上流工程を目指す方におすすめのスキルです。
また、プログラミングスキルを理解することは、バグの発生源の究明や原因の特定といった業務で役に立つでしょう。
8.BTS・Githubの使用経験
BTSとは「バグトラッキングシステム」の略で、デバッグ作業を効率的に行うためのツールの総称で、RedmineやBacklogなどがあります。BTSでできることは、バグの登録や修正対応、対応状況の確認などがあり、ツールも有料のものから無料のものまであります。
▼BTSについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
また、Github(ギットハブ)はオンライン上でプログラムのソースコードを共有・管理できるツールです。作業の履歴が残せたり、オンライン上で共有されている利点を活かして他の人がそのプログラムに修正を加えることができるため、ゲーム開発においてもデバッガーを始めさまざまな職種で使用されています。
未経験・アルバイトからでもデバッガーになれる?
結論から述べると、ゲーム業界未経験の方や、アルバイトからのスタートでデバッガーになることは可能です。デバッガーは比較的未経験からも挑戦しやすいので、アルバイトやフリーランスとしての求人も多数あります。よって、アルバイトやフリーランスとして仕事を探すのが一番仕事を見つけやすいでしょう。

デバッガーの将来性は?
デバッガー業務の経験を積むことで、より開発寄りの仕事に就くこともできます。
例えば、デバッグ作業の経験を活かしてプログラマーになるという選択肢があります。どのような場面でバグが起こりやすくてどのように修正するか、といったプログラマーの仕事を間近で体感することができるので、将来ゲーム制作に携わりたいと考えている人の第一歩目としてデバッガーは最適でしょう。
また、ゲームデバッグはAIによってなくなると言われることがあります。デバッグ作業の効率化のために一部AIが導入されることは予想されますが、ユーザー目線でのおもしろさや操作のしにくさの判断は人でなければできないため、完全になくなることはないと考えられ、まだまだ需要のある職種と言えるでしょう。
まとめ
デバッグはゲームがリリースする最終段階の作業で、ゲームの不具合を見つける最後の砦であり、ゲーム開発業務の中でも必要不可欠な存在と言えるでしょう。ゲーム開発作業と聞くと、専門的な知識が必要だと思いがちですが、デバッガーは専門知識や特別なスキルが不要で未経験からも挑戦しやすい職種です。
将来ゲーム開発業務に携わりたいと考えている人は、まずデバッガーとしてゲーム開発に携わってみてはいかがでしょうか。

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