「ゲーム業界への転職」というとどのようなイメージをお持ちでしょうか。
「業界未経験だと難しそう」「専門的な知識やスキルが求められる」など、ハードルが高く感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、ゲーム業界未経験の方におすすめの「ゲームデバッガー」について、仕事内容や向いている人をご紹介します!
ゲームデバッガーとは
ゲームデバッガーとは、開発途中のゲームをプレイ(テストプレイ)し、仕様書通りに動作しているか、バグと呼ばれる不具合が起きていないかを確認する(デバッグ)職種のことを指します。
また、単にゲームをプレイしバグを発見するだけでなく、発見したバグをレポートにまとめてエンジニアに報告したり、プログラミングを用いてバグの修正を行うこともあります。
つまり、ゲーム開発においてデバッグは必要不可欠な作業で、この作業を行うことでユーザーが安心して快適にゲームをプレイできるようになるのです。
▼デバッガーについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
テスターとの違い
デバッガーと類似する職種で「テスター」という職種もあります。
デバッガーがテストプレイや発見したバグの修正まで行うのに対し、テスターはテストプレイのみを行う点で異なります。
しかし、企業によってデバッガーとテスターが明確に分けられていない場合も多いので、求人に応募する際は、仕事内容の部分をチェックするようにしましょう。
▼ゲームテスターについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
ゲームデバッガーに向いている人の特徴7選
ゲームデバッガーは、テストプレイを繰り返しバグを発見する仕事だということをご紹介しましたが、ゲームデバッガーに向いている人はどのような人なのでしょうか。
あくまで一例になりますが、ゲームデバッガーに向いている人が持っている特徴を、7つ解説します。
▼デバッガーに求められるスキルはこちらの記事で詳しく解説しています!
①同じ作業が苦にならない
デバッグは同じゲームの同じ箇所を繰り返しプレイすることが仕事で、忍耐力・集中力が非常に求められます。
そのため、繰り返しの作業やコツコツ作業することが好きな方や、楽しめる方は向いています。
②ゲームが好き、操作が得意
大前提、ゲームデバッガーを目指す方はゲームが好きな方が多いですが、ゲームプレイが上手い方も向いています。
ゲームはジャンルやプラットフォームによって操作性が全く異なりますが、どれも抵抗なく行えることで効率よく作業を行えるでしょう。
③さまざまなジャンルをプレイする
デバッグを行うプロジェクトは自分で選択できないことが多いため、いつも自分が好きなジャンルのゲームの担当になるわけではありません。
そして、好きなゲームジャンルが偏っていると、それ以外のジャンルの担当になったときに業務のモチベーションが維持しにくくなってしまいます。
したがって、日常的にジャンルに縛られずさまざまなゲームをプレイしている人は向いていると言えます。
④ゲームをやり込んだ経験がある
ゲームをじっくりやり込んだ経験がある方もゲームデバッガーに向いているといえます。
特に、さまざまなジャンルのゲームをやり込んだ経験があると、いろいろな視点からゲームを見ることができるため、バグの発見に繋がることがあります。
⑤ユーザー視点を持てる
ゲームデバッグは、ただバグを発見すれば良いわけではなく、「ユーザーが楽しいと思えるかゲームになっているか」をチェックする工程でもあります。
そのため、ユーザーのニーズを把握したうえで、常にユーザー目線をもって業務に取り組める方が向いています。
⑥自由な発想を持てる
基本的にデバッグでは事前に定められたテスト項目に沿って1つ1つ検証を進めていきます。テスト項目を忠実にこなしていくことはもちろんですが、「ここでこう動かしてみたらどうなるんだろう」という発想ができると、想定していなかったバグを発見できることがあります。
⑦プログラミングの知識がある
エンジニア経験者など、プログラミングの知識がある人もデバッガーに向いています。
プログラミングの知識があることでバグの原因の究明がしやすかったり、プログラミングのミスが起きやすい場所を知っていることで、あらかじめその部分に気を付けながら作業を進めることができます。
ゲームデバッグは本当にきついのか
「ゲームデバッグ」と検索をすると、よく「きつい」というワードを見かけるのではないでしょうか。デバッガーの仕事内容を踏まえると、長時間同じゲームを繰り返しプレイすることから、「デバッグはきつい」という印象を持たれがちです。
たしかに、同じ作業を繰り返し行う根気のいる仕事ですが、リリース前のゲームをプレイできたり、ゲームが好きな方であれば好きなことを仕事にできるなど、やりがいやメリットも多くあります。
▼「デバッグ業務はきつい」についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
ゲーム業界未経験でもチャレンジできる
ゲームデバッガーはゲーム業界未経験の方でもなることができる、とてもおすすめの職種です。
ゲーム業界へ転職する多くの場合、プランナーやエンジニアといった職種は経験者の採用が多いだけでなく、専門知識やスキルが求められるなど、業界未経験の方にとっては狭き門といえます。
しかし、ゲームデバッガーは専門的なスキルを求められる場合は少なく、どちらかというと忍耐力や集中力、ユーザー目線を持てるか、などマインドの部分を重視される傾向にあります。さらに、ゲームデバッグを通してゲーム開発の流れや他職種についても学べ、経験を積むことでプランナーやエンジニアへのキャリアチェンジも可能です。
そのため、ゲームデバッガーはゲーム業界未経験の方がなりやすい職種といえます。
まとめ
本記事では、ゲームデバッガーに向いている人や、ゲーム業界未経験の方でもなりやすい職種であること、ゲームデバッガーの仕事内容、テスターとの違いなどをご紹介してきました。
ゲームデバッグは、ゲーム開発において無くてはならない工程であり、年々ゲームの市場規模が拡大していることからも、今後も需要のある職種といえます。
新たにゲーム業界に挑戦したい方や、ゲームが好きでゲームを仕事にしたいと思っている方は、ぜひ本記事を参考にゲームデバッガーに挑戦してみてください!
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