コラム

24.01.09

WEBTOONのローカライズとは?海外の作品を楽しめる秘訣を紹介!

今では全世界でWEBTOONが読まれていますが、海外の作品を日本語で読めていたり、日本の作品が海外で読まれているのにはローカライズという作業が必要になります。
今回はWEBTOONのローカライズについて詳しく解説していきたいと思います。

WEBTOON(ウェブトゥーン)とは

WEBTOONは韓国発のデジタルコミック、ウェブコミックのことを指します。

縦にスクロールしながら読める点が特徴であり、ほとんどのWEBTOON漫画はフルカラーで表現されています。スマートフォンで読むのに適した形になっている点も特徴であり、コロナ渦における巣ごもり需要の影響で「家から出ずにマンガを読める」「スマホに対応した縦読みがおもしろい」と国際的に人気が出ました。

ここ最近は日本でも大きな注目を集めており、多くの国内企業がWEBTOON業界に参入しています。

「WEBTOON」という名前は、NAVER社の登録商標ですが、本記事内では縦スクロール型漫画を指す言葉として、世界中で広く浸透しているWEBTOONという言葉で説明します。

ローカライズとは

ローカライズとは、製品やサービスを別の国や地域でも最適化するように翻訳することです。エンタメ業界では海外進出をすることが多いのでローカライズはほぼ必須と言ってよいでしょう。

ローカライズはただ言語を翻訳するのではなく、翻訳した内容や作画などがローカライズ先の分野や常識、マナーに最適化しているかが問われます。そのため、言語知識はもちろんローカライズ先の文化や生活様式などにも精通していることが求められます。

WEBTOONをローカライズする際には具体的に、

①作品を読んで世界観を理解する

②登場人物や登場人物の話し方、文化などの基本設定をする

③基本設計を元に翻訳する

④全体を通して問題ないかチェックする

という手順で進んでいきます。

世界観を変えないローカライズを

WEBTOONのローカライズにとって一番大切な点は世界観を変えないという点です。ローカライズをする際にさまざまな場面で作画を変えたり、言葉を変える必要が出てきますが、作品の世界観まで変えてしまうようなローカライズは良いローカライズとは言えないでしょう。

そのため、ローカライズをする際は作品を何度も読んで作品の世界観を理解することから始めます。世界観を変えずにローカライズ先に最適なWEBTOON作品にすることがローカライズ作業の醍醐味と言えるでしょう。

WEBTOONをローカライズする際の基本設定

WEBTOONのローカライズをする際には初めに設定すべきことがあります。初めにいろいろな設定を決めることで後の翻訳作業などがスムーズに進みます。

読み方の違いで変える

韓国と日本で考えると、日本の文章は縦書きが一般的ですが、韓国では横書きが一般的です。そのため、吹き出しの位置やコマ割りを変更する必要があります。

その場合は作画そのものを変更する作業が必要になります。ローカライズをする際にはそのままの作画でも問題ないか、それとも作画を変更する必要があるかどうか初めに作品を読んで考えることが基本です。

また、翻訳した文字の字数によってコマや吹き出しの大きさを変更する場合もあるので、漫画制作ツールを使用し写植を行います。


写植の詳しい解説は以下の記事でもご紹介しているので是非ご覧ください。
>【WEBTOON用語解説】写植とは?ただセリフを入れるだけじゃない!?

国ごとに異なる制度に合わせる

ローカライズする国ごとの制度に合わせる必要があります。

例えば韓国の作品を日本にローカライズする際に、韓国の「ウォン」という通貨から日本の「円」に変える必要があり、実際に韓国の紙幣などが描かれている際は日本の紙幣に変更します。

また、韓国には徴兵制がありますが、日本にはあまり馴染みがないことから徴兵の場面そのものを変更する場合もあります。ただ、後述する特徴にも当てはまることですが、伏線を貼っている場合はその伏線を回収できるようにローカライズする必要があります。

登場人物の設定

WEBTOONの作品では登場人物の名前を現地の人の名前に変える作業が必要です。

日本で一般的な「佐藤」の場合はアメリカでは「トム」に変えるなどローカライズ先に合った名前に変更することがあります。しかし、原作の名前のままが良いなどという要望があった場合や、名前を変える必要がないと判断した場合は変更しないなど臨機応変な対応が求められます。

名前をローカライズする際には、「登場人物の性格などを考慮する」工夫を加えると良いでしょう。例えば、登場人物が真面目な性格の場合、「誠」や「学」などの名前にすることで名前から性格が想像でき、ストーリーを理解しやすくなります。

また、人物の口調や話し方も初めに設定すべき点です。初めに登場人物全ての口調や話し方を設定することで、翻訳作業を効率良く進められます。

国や地域の名称を変える

場面や場所をローカライズする場合に、その国や地域の地名に合わせることがあります。

有名なのが、『梨泰院クラス』を『六本木クラス』に変更した例です。作中の移動距離や雰囲気などを考慮する必要があるので、ローカライズする際は注意しておきたいポイントです。

まとめ

WEBTOONのローカライズはただ翻訳する作業ではなく、ローカライズ先の国の文化・常識をどれだけ知っているかが問われます。

言語知識が求められることはもちろんですが、文化・地理・政治的知識も非常に重要になる作業です。実際にローカライズ先の国を訪れて生活したことがある方は非常に向いていると言えるでしょう。

WEBTOONは世界規模で成長を続けている分野なので、これから増々需要が高まることが予想されます。ぜひ興味のある方はチャレンジしてみてください。

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