今日、WEBTOONは注目を集めており、WEBTOON作家について知りたい方も多くいると思います。そこで、本記事では、WEBTOON作家の年収について詳しくご説明します!
WEBTOONとは
WEBTOONは韓国発のデジタルコミック(ウェブコミック)のことを指します。
縦にスクロールしながら読める点が特徴であり、ほとんどのWEBTOON漫画はフルカラーで表現されています。スマートフォンで読むのに適した形になっている点も特徴であり、コロナ禍における巣ごもり需要の影響で「家から出ずにマンガを読める」「スマホに対応した縦読みがおもしろい」と国際的に人気が出ました。
ここ最近は日本でも大きな注目を集めており、多くの国内企業がWEBTOON業界に参入しています。
「WEBTOON」という名前は、NAVER社の登録商標ですが、本記事内では縦スクロール型漫画を指す言葉として、世界中で広く浸透しているWEBTOONという言葉で説明します。
WEBTOON作家の平均年収は?
WEBTOON作家の平均年収についてご紹介します。
日本におけるWEBTOON作家の平均年収は 約500万円となっています。なお、国税庁によると、日本人の平均年収は約461万円となっており、平均より高いことがわかります。
また、WEBTOON発祥の地である韓国ではWEBTOON作家の平均年収が8,120万ウォン(約800万円)であるという記事も出ています。
しかし最近、WEBTOON産業の競争が激しくなっていることから、WEBTOON作家の平均年収は下がってきています。背景として、WEBTOON作家は自宅で始められるということもあり、副業として始める人が増えてきたことが挙げられます。
そして、作家の人数が増えることで起きたのが、採用される作品の競争率の上昇です。結果として、WEBTOON作家をしていても採用されない人が多くなるため、WEBTOON作家の平均年収が低下してきています。
作品がヒットすると?
前章でWEBTOON作家の年収が下がりつつあると述べましたが、年収は作品がヒットしたか否かで大きく変動します。
大ヒット作品を生み出す作家には、年収が億レベルになる方もいます。収益上位100位のWEBTOON作家の平均年収は13億8,000万ウォン(約1億9千万円)で、前年から収益を上げる作家は、2年間で10%ずつ増えています。
WEBTOON作家の収入は売上による影響ももちろんありますが、契約内容や契約先によっても変わります。また、WEBTOONスタジオで勤める場合、分業制であるためどの部分を担当するかによっても変わります。
そして、担当箇所によっては、売上高による報酬がなかったり、反対に売上高による報酬のみであることもあります。
例えば、一番年収が低い担当箇所であれば、12か月間同じ額とすると、年収が100万円に届かない場合もあります。
さらに、個人で活動している方は、作品が全く売れなかったり、持ち込みがうまくいかないと収入は見込めません。
働き方によって年収はどう変わる?
WEBTOON作家は、多様な働き方ができるのが特徴ですが、雇用形態によって年収はどう変動するのでしょうか。
ここでは、企業に所属しているかフリーランスとして働いているか、でどのような違いが出てくるのかについてご紹介します!
▼WEBTOON作家の働き方についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
WEBTOON作家として企業で勤務する場合、作業ごとに単価が決められており、その額は企業によってさまざまです。
また、企業で勤務していた場合、たとえ大ヒット作品を生み出すことに成功したとしても、売上がそのまま収入になるわけではありません。そして、ある程度の収入が保証されますが、給与から売上の数%が引かれることになります。
一方で、フリーランスは売り上げた分だけ自身の収入となりますが、作品が全く売れない場合や持ち込みがうまくいかない場合は、一切収入がないことになります。
働き方によって収入が変わってくるため、WEBTOON作家を目指す場合はご自身の希望の収入にあった働き方を目指すと良いでしょう。
年収を上げるには?
WEBTOON作家の年収についてご紹介してきましたが、ここでは年収を上げるために具体的に何をすれば良いか、例として4点お伝えしていきます!
①ヒット作品の傾向を把握しておく
WEBTOON作品の成功事例を分析することで、WEBTOONがヒットする作品の傾向を把握しましょう。狙ったターゲット層に人気のある作品に共通した点は何かを把握することで、ヒット作品につながる構成の考えを得ることができます。
▼こちらでWEBTOONの成功事例をご紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください!
②若い世代に向けた作品を描く
WEBTOONはスマホで読むということもあり、紙のマンガとは異なって、読者層が若い世代に偏りがちです。その読者の中でも大きな割合を占めている「若い世代」に向けた作品を描くことで、ヒット作品になる可能性が高まります。
③編集者としての視点を持って描く
編集者としての視点を持つことで、自分にはない視点から、どのような点が編集者に見られているのかを予測してみましょう。作品を持ち込んだときに編集者からのアドバイスを受けることで、編集者の視点を学ぶのも良いでしょう。作品を採用する編集者が良いと思う作品を作れれば、ヒット作品につなげられるかもしれません。
④デジタルスキルを上げる
WEBTOONを描くために、デジタルスキルは必須です。スムーズに使いこなせるようにデジタル機器に慣れておくことで、作品完成までの時間が省略でき、その分の時間を作品の構成に割くこともできるようになります。
▼WEBTOONの書き方については、こちらの記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
まとめ
本記事では、WEBTOON作家の年収から年収アップの方法までご紹介してきました。
WEBTOON作家の最近の平均収入について、具体的な数字を知ることができたのではないでしょうか。
また、雇用形態によっても収入が変わることがあるため、WEBTOON作家を目指すときは、自分の希望する働き方と収入の得方を照らし合わせて決めることがオススメです。
年収を上げるには、特に適切なターゲット層の把握が大切になってきます。ヒット作品を生み出せるよう、誰に向けた作品なのかを明確にしながら描いてみてください!
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