【ゲームクリエイター約340名に聞いた】クリエイターの子供の頃の夢は?

【ゲームクリエイター約340名に聞いた】クリエイターの子供の頃の夢は?

CULTURE 2023.8.18

こんにちは、QOGL+編集部のつくねです。

2023年8月1日、「株式会社コンフィデンス」は「株式会社インターワークス」と合併し、「株式会社コンフィデンス・インターワークス」へと社名を変更いたしました。
生まれ変わったコンフィデンス・インターワークスでも、引き続きQOGL+を盛り上げてまいりますので、皆さま今後ともよろしくお願いいたします!

今回は社員アンケート第4弾として、コンフィデンス・インターワークスに所属するゲームクリエイター340人を対象に「あなたの子供の頃の夢」をテーマにアンケートを行いました。

・クリエイターは子供のころからゲームクリエイターを目指していたのか?
・何がきっかけでゲームクリエイターを目指そうと思ったのか?
・ゲームクリエイターになるために行ったことは何か?
・ゲーム業界への転職を考えている方に対してのアドバイスはあるか?

などなど、ゲーム業界で働く若手クリエイターやゲームクリエイターを目指している方が気になるであろう、現役ゲームクリエイターがクリエイターを目指したきっかけや、クリエイターになるためのリアルなアドバイスをご紹介します!

▼前回の第3弾社員アンケートはこちら

社員アンケートについて

■期間   2023年7月5日(水)~7月20日(木)
■対象   コンフィデンス・インターワークス社員
■回答方法 アンケートフォームによる回答
■回答人数 341人

全回答者への質問

Q.子供の頃からゲームクリエイターを目指していましたか?

子供の将来の夢ランキングでもよく名前が挙がる「ゲームクリエイター」という職業。
弊社の現役ゲームクリエイターも、子供の頃からクリエイターを目指していたのか気になりますよね…!その結果をご紹介します。
アンケートに回答のあった社員のうち半数以上の方が、「いいえ」と回答。子供の頃はゲームクリエイターではなく別の職業に憧れていた方が多かったようです。また、皆さま最終的にはゲームクリエイターになるという夢を叶えた方ばかりだとは思いますが、子供の頃からの長年の夢を叶えることができた方が34%もいるのが驚きですよね!

【子供の頃からクリエイターを目指していた方に聞きました】

Q.何がきっかけでクリエイターを目指そうと思いましたか?

やはり多くのゲームクリエイターが、ゲームが好きでプレイしたゲームに影響を受けてゲーム業界を目指したことがわかりますね。「幼少期からゲームに触れる環境があったことも大きい」と回答された方も多い印象でした。
ゲームで人との繋がりが広がったから」という回答からは、遊んでいる共通のゲームの話題で友人を作るきっかけになったというエピソードも共有いただきました。

2番目に回答の多かった「あるゲームに感銘を受けたから」という回答では、複数のゲームタイトルが挙げられ、特に『FFシリーズ』『ポケットモンスターシリーズ』をプレイして、その映像美やストーリーに感銘を受けたという意見が多く見られました。

また、その他の回答では、「楽しみながら進めていたゲームの衝撃的な展開に絶望し、自分で自分の納得のいくゲームを作るしかないと決意しゲームクリエイターを目指そうと思った」という熱のこもった回答も。皆さま基本的には「ゲームが好き」ということは共通しているものの、それぞれの思い出があり、クリエイターを目指すきっかけは様々であることがわかりますね!

【子供の頃からクリエイターを目指していたわけではなかった方に聞きました】

現役ゲームクリエイターの皆さまが子供の頃憧れていた職業とは一体何でしょうか…?まさかのエピソードをお持ちの方もいらっしゃる、気になる結果を人気職業ランキングと合わせてご紹介します。

Q.子供の頃はどんな職業に就きたいと考えていましたか?

デザイン・芸術系の職業が最も人気で、ゲーム・エンタメ好きが集まっている弊社ならではの結果に!ゲームクリエイターでなくとも、クリエイティブ系のお仕事に憧れていた方が多かったことがわかります。
そして、全体の職業ランキングも続けてご紹介します。
やはり、クリエイティブ系の職業が上位を占める結果となり、その中でも「漫画家」が28名からの投票を集め1位に輝きました!作家と同率3位でランク入りした野球選手も、子供の頃憧れる職業の王道ですよね。

その他には、宇宙飛行士や投資家、忍者などなど、多種多様な回答が寄せられました。また、子供の頃は宇宙飛行士を目指していたとご回答いただいた方の中で、「虫歯ができたことで宇宙飛行士を諦め、その代わりに宇宙船を操縦するゲームにはまってゲームクリエイターを目指そうと決意した」というエピソードも合わせて回答いただき、一人一人が様々な理由でゲームクリエイターを目指そうと思ったことが改めてわかりました。

Q.そこから何がきっかけでクリエイターを目指そうと思いましたか?

幼少期は他の職業に憧れていた方も、やはり「ゲームが好きだからゲーム業界を目指した」という回答が1位でした!

就職・転職をきっかけにゲームクリエイターを目指そうと考えた方の中には、アニメ業界などの周辺業界から転職された方もおり、ゲーム業界でも通じるようなスキルや経験があったからこそゲーム業界に転職している傾向も見られます。

また、前職での挫折経験から、改めて自分が何をやりたいか考えたときに昔から好きだったゲームに関わる仕事がしたいと考えた方や、コンフィデンス・インターワークス社員の子供の頃の人気職業1位が漫画家であったことにも関連し、漫画家を目指していたが夢半ばで挫折し、そのスキルをゲーム業界でも活かせるのではないかと考えた方なども多数いらっしゃるようです。

他にも、たまたまゲーム会社でデバッグのアルバイトを経験したことがきっかけでゲームに興味を持ち、ゲーム業界に進もうと考えた方もいるなど、子供の頃からゲームクリエイターを目指していた方とはまた少し異なる様々な理由から、ゲーム業界でのキャリアをスタートさせた方が多いことがわかりました。

ゲームクリエイターを目指す方へアドバイス

ここからは、ゲームクリエイターになる夢を叶えた弊社社員から、リアルなアドバイスやどのようにしてゲーム業界へ足を踏み入れたのかご紹介します!

Q.ゲームクリエイターになるために行ったことは何ですか?

ゲーム業界は未経験者だと就職が難しいイメージがあるかと思いますが、こちらの質問では、意外にも「未経験からゲーム会社に就職して経験を積んだ」と回答した方が最も多く、全体の4割を占めます。

幼少期からゲームクリエイターに憧れていた方からの回答では「専門学校や講座などに通ってクリエイティブスキルを身に着けた」という回答が最も多く、早いうちからゲーム業界を目指す方がほとんどであったため、進路の選択肢も多く、このような結果になったと推測されます。

一方で、後からゲームクリエイターを目指した方からの回答では、「未経験からゲーム会社に就職して経験を積んだ」という回答が多く、他の業界で様々なスキルを培ってからゲーム業界に入社し、ゲームクリエイターとして経験を積んだ方が多いようです。

Q.現役ゲームクリエイターからのアドバイス

続いて、現役のゲームクリエイターからの生の声をご紹介します!
コンフィデンス・インターワークス社員から寄せられた具体的なアドバイスをご紹介しますので、職種に限らず、気になるアドバイスをご参考にしていただけたら幸いです。
ここでピックアップしたもの以外にもたくさんの熱いアドバイスをいただきましたが、その中でも、ゲーム業界で働きたいと考えている学生の方や若手クリエイターの方に役立つようなものを取り上げましたので、ぜひご覧ください!

●プランナーの場合

ゲーム業界でキミは何をしたいのか」は明瞭にしておくべき。例えば、子供向けの3Dアクションゲームを作りたい、好きなジャンルやIPでファンが喜ぶ+そのジャンルのマニアも唸らせるような奥深いゲームを作りたいなど。
そういう「自分なりの野望」を持っているほうが、仕事を選んだり進めていく上で重要な推進力になる。(30代)

・専門的な知識が必要そうだったり、専門の学校や大学に就学しないと就けない職業に思えるかもしれませんが、実際は未経験でも十分に入っていけるし活躍できる業界だと思います。この業界に転職を考えている方であれば是非挑戦してみてほしいです。(20代)

・幅広く、たくさんのゲームを遊んでおきましょう。そして遊ぶだけではなく、なぜそれが面白いと感じられるのかを考えられるとなお良いです。
また、いざゲームを作るとなった時はゲーム以外の知識が大いに役立つので、なんでも関心を持って接することをオススメします。(30代)

●2Dデザイナー・イラストレーターの場合

・自分がどういったものが好きなのか、分析してみることをオススメします。「絵が綺麗であること」「お話の導線がスムーズであること」など。「好き」がわかると、その好きなものを実現する道筋も見えて来て、必要なスキルや手段がわかるかなと思います。(30代)

・個人的な感想ですが、ソーシャルゲームが多くリリースされている最近はオリジナルよりもIP物がかなり多い印象です。自身のテイストや絵柄を持っていることはもちろんいいことですが、いまは既存の存在しているキャラや絵師さんに如何に似せて描き起こせるかの方を重要視している会社もあると思います。
ですのでソシャゲでよくコラボされているアニメ版権や有名な絵師に似せて描いた絵なども持っていると幅広く目につくようになるかなと思います。(30代)

・ゲーム業界は新しい技術がどんどん出てくるので、教えて貰う…というスタンスよりは自分からアンテナを張り独学でもいいのでまず触ってみて作ってみる。
仕事についてからも学び続ける事が大切かと思います。(40代)

●3Dデザイナーの場合

・今はたくさんの媒体があるので色々な作品に触れてインプットをすると、今後自分の糧になっていきます。ゲーム、映画だけでなく、ゲームに関係ないイベントも、楽しみながら積極的に触れていくのが大事だと思います。(30代)

・技術はもちろんですが、ゲーム業界ではコミュニケーション能力がとても大事なので、聞く力と伝える力を磨きましょう。(30代)

・自分のスキルがどこに通用するのか、自分の得意なことは何なのかを見つけようと、誰かに相談する際は、その人の生き方や知ってる範囲内での話になるのでアドバイス内容が人によって異なります。その道の人はもちろん、機会があれば沢山の人との出会いや話の中で、気付かせてくれる人との出会いがきっとあります。具体的に目指したい方向性や道は分からなくても、がむしゃらに今出来ることをしていれば、将来に期待してくれる誰かが気にかけてくれて、手を引いてくれる。これが若さの特権です。
私が今のプロジェクトに居る理由は、ディレクターがそうしてくれたからです。(30代)

●プログラマー・エンジニアの場合

・他の職種でも言えますが、コミュニケーション能力論理的思考力は非常に重要です。
思考を表現し相手に伝えるというのは、難しいですが、誰でもできることではあるので、向き合うといいと思います。(20代)

・色々なゲームを遊んでどんな動きをしているのか。システムはどんな感じかを考えながら遊べると幅が広がります。(30代)

・ゲームが好きというのは働く一つの理由になります。
難しいと感じるかもしれませんが、簡単なもので良いので一度自分でゲームを作成してみると良いです。その上でゲームをプレイするだけでなく、開発も楽しいと思えるならきっと楽しく仕事できる事でしょう。今は動画サイトなどでざっくりですがゲーム開発の内容を知ることが出来る時代です。
ゲームを作ってみる、サイトで情報を得るなどして良い判断ができるといいですね。(20代)

●デバッガーの場合

・プランナーを目指す場合は、QAの経験を積んでおくと良いです。
QAの目線で仕様を考えられるため、考慮漏れなどが少なくなるかと思います。(40代)

・「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。
意味は「好きなものであれば、楽しんで上達していける」というようなものになっています。この世界で一番大事なものは「技術」「技能」そして「コミュニケーションです。
そのすべてに共通することが「楽しく上達すればそれに越したことはない」ということです。
ゲームクリエイターに限らず、「楽しんで」「好きなもの」を「上達」させていけば、あなたはきっとその世界で「誰よりも楽しんで仕事ができる」人になれるでしょう。(30代)

・自分にはゲームクリエイターと言えば、パソコンとにらめっこして、黙々とゲームを作るイメージがありましたが、そんなことはありませんでした。
たくさんの職種の方と関わる仕事なので、人と接することに慣れておくといいかもしれません。(30代)

●カスタマーサポートの場合

コミュニケーション力ロジカル思考分析お金(売上)が大事。(30代)

・遊ぶ事と遊びを作る事は、やってみると全く違う観点が必要になってくると思っていますが、好きという気持ちは間違いなく活かせると思います。(20代)

・興味のあることは、自分が納得するまで突き詰めた方がいいと思います。(30代)

●翻訳・ローカライズの場合

・ゲームだけではなくほかのメディアについても知識を広げる(30代)

ゲーム制作にはさまざまなスキルが必要です。プログラミングだけでなく、デザイン、アート、音楽など、幅広いスキルは必要なので、自分に合ったものを見つけ出して徹底的に頑張っておきましょう。(30代)

・子供であれば専門学校に入ったり、入る前でも塾でプログラミングを習うと良いと思います。ただ転職をするのであれば、直接ゲーム会社に行く前に、デバッグ専門会社やゲーム業界専門の派遣会社に行くのが一番いいと思います。ゲーム会社では1から学ぶスタイルが多いと思いますが、デバッグ会社や派遣だと0から学べます。(20代)

●シナリオライターの場合

・企画屋の場合、どんな経験も役に立つ可能性があるので、役に立ちそうにないことでもひとまず覚えること。知識は力。(50代以上)

●進行管理・PMの場合

コミュニケーション能力」と「やりたいことを伝える力」を磨いてください
また、感性のアンテナは無限に伸びますので、自分が面白いと思うことを死ぬほど分析してください。「なんで面白いのか?逆になんで面白くないのか?何が不利になってるのか?どこに感動したのか?どうやったら面白くなるのか?」を常に考えながら日々を過ごしてみてください。(40代)

・実際の現場は自分が想像しているよりも過酷だったりしますが、どんなポジションでも一人一人がゲームに対して熱意とリスペクトの気持ちをもって仕事をすることで、より良いゲームを世に出すことに繋がります。辛いこともありますが、達成感と共に「楽しい」と思える瞬間がたくさんあると思います!(30代)

・私はゲーム業界に全く関係ない業種からの転職でした。転職の段階での自身のスキルでは足りない部分が多いのではないかと不安でしたが、元々ゲームが好きだったので、ファン目線のゲーム知識と他業種でも役に立てるスキルや経験ががあり、無事にゲーム業界へと帆を進めることができました。
アドバイスとしては、まずはチャレンジしてみること。そして、今までの経験やスキルをどう活かせるか自身で一旦考えてみることです。業界に憧れがあるお子さんに対しては、いっぱいゲームで遊んで興味を増やすことが第一歩なのではと思います!あとは職種のリサーチができれば憧れに近づけるのではないかと私は思います。(30代)

さいごに

今回はコンフィデンス・インターワークス社員約340人のクリエイターに聞いた、「子供の頃の夢」に関するアンケート結果をご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?

ゲームに対する熱い想いや、ゲームクリエイターを目指す方に向けてのリアルなアドバイスがたくさん寄せられ、弊社のゲームクリエイターがどのような想いで働いているのか、ゲームクリエイターを目指す仲間にどのような言葉をかけるのか、弊社社員の人となりも伺うことができたと思います。

この記事を見てくださっている、ゲームクリエイターを目指す皆さまのご参考となりましたら幸いです。

それでは、次回のコンフィデンス・インターワークス社員へのアンケートもお楽しみに!

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