『ポケモンGO』『スーパーマリオラン』これらのゲームの名前、一度は耳にしたことがありますよね?実はこれらのゲームを作るのに使用されているのが今回ご紹介する「Unity」です!
Unityは、初心者でも扱いやすいゲーム開発エンジンとして知られています。そんなUnityを「誰でも」「手軽に」学べるのが「Unity Learning Materials」です。
今回は、そんなUnity Learning Materialsについて「Unityってそもそも何?」というところからご紹介していきます!
そもそもUnityってなに?
Unityはゲームエンジンと定義されているものの、ゲームの実行環境だけでなく、エディタや拡張機能などの開発環境や、さまざまなプラットフォーム(家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機、モバイル、Webなど)で実行できるデータを1つのソースから作成する機能を含む多くの機能を持ち、拡張性もある統合開発プラットフォームです。
Unityで何ができる?どんなところで役に立つ?
何ができる?
Unityの主な活用法を3つご紹介します!
ゲーム開発
『ポケモンGO』『スーパーマリオラン』などの開発に使用されており、ゲーム開発エンジンとしては、「UnrealEngine」と合わせて国内ツートップの利用率となっています。
VR/ARの拡張現実
Unityは、標準機能として3Dオブジェクトを操作するためのライブラリを備えているため、Unityが持つライブラリを使えば、VR/ARのように現実と仮想空間の要素を併せ持つ表現が容易に実装できます。
この機能を応用することで、Vtuberのモデル制作も可能となります。
建築・医療・自動車分野の効率化
建設業界では、建物の管理に必要となる3D情報をごく短時間で3D空間に再現したりするのに使用されます。
医療分野では臓器などの3Dモデルを制作し手術のシミュレーションに、自動車分野ではデザイナーがデザインした車両コンセプトのプレゼンや、プレゼンを踏まえた修正点の視覚化に役立てられています。
どんなところで役に立つ?
Unityはエンジニアやプログラマーはもちろん、UI/UXデザイナー、2D/3Dデザイナー、プランナーなどの職種の人も使用することがあります。つまり、基盤となる部分から表に出るさまざまなデザインまで、ゲームを作るのに幅広く使用されているということです。
「何ができる?」の部分でもご紹介しましたが、ゲーム業界以外でもUnityの需要は高まっています。
このため、Unityが使えることが転職にも役立つといえそうです。ゲーム業界以外でUnityを使用したことがある場合、ゲーム業界での転職の際にアピールポイントになるかもしれません!
どうやってUnityを学習すればいい?
ここまでUnityの概要や活用方法についてご紹介してきましたが、「プログラミングなんてできないし、どうやって勉強したらいいの…」という方も多いかと思います! そこでおすすめしたいのが「Unity Learning Materials」です!
Unity Learning Materialsについて
Unity開発元の子会社であるUnity Japanが運営しており、コンテンツはすべて日本語で書かれており、ULMと略されることもあります。
Unity Learning Materialsは、Unityを学ぶための動画を集めたサイトです。Unityスタッフによる公式セミナーやチュートリアル、海外スタッフによる講演の字幕版、そして有志によるLT大会など、Unityを学ぶための動画や資料が閲覧できます。
参考:Unity Learning Materials について
※LT大会とは、Unity利用者がコミュニケーションをとるためのイベントで、Unityの機能について話し合ったり、ゲーム業界についてあれこれ交流をしているようです!
上記のコンテンツはなんと無料で利用できます!また、Unity Learning Materialsの動画はYouTubeと連動しており、再生速度も自由に操作可能なので、チュートリアル動画などは再生速度をゆっくりにして一緒に操作したりするのもよいでしょう!
具体的にどう学習する?
Unity Learning Materialsのサイト内には初心者~中級者向けのコンテンツがたくさん用意されていますので、2つほどご紹介します!
【初心者向け】3D飛行機ゲームでUnityの基本操作を学ぼう!(動画)
https://learning.unity3d.jp/5912/
3D飛行機ゲームを実際に操作しながら、Unityの基本操作を学べます!
こちらは実際にUnityを使っている画面が共有されているため、文字だけでは理解しにくいという点をカバーしてくれます。
あそびのデザイン講座 特別編「たのしさの作り方」
https://learning.unity3d.jp/series/asobi-no-design/
講師の安原広和さんは、日米のゲームスタジオで「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズ「Uncharted」などのゲームデザインを手がけた後、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社に参加し、現在は東京工科大学でゲームデザイン教育にも客員准教授として携わっている方です。
こちらの動画は「プレイヤーが楽しいと思えるゲームを作るための思考法」が解説されており、技術面以外の部分も学ぶことができます。
また、ゲームデザイン(ゲームの内容やルール、アイテムなどゲームのあらゆるビジュアルや画面のデザイン)やレベルデザイン(ゲーム内のステージやマップ、敵やアイテムの配置などを決める工程)についても、初心者向けにイラストやアニメーションを用いて分かりやすく解説しています。
どんな人におすすめ?
ゲーム開発・プログラミング初心者
Unityは、複雑なプログラミングコードを使わず、ビジュアル的に操作できます。そういった点から、ゲーム開発やプログラミング初心者でもUnityを学んで見たいという人も大勢います。
「将来は絶対にゲームクリエイターになる!」「先生についてもらって手取り足取りおしえてもらいたい」という方は、お金を払ってスクールなどに通う方法もありますが、「どんなものか試しに使ってみたい」「趣味で勉強してみたい」といった方には、無料で利用できるUnity Learning Materialsがおすすめです!
転職希望者
「他業界からゲーム業界に入りたい」「今は全然違う仕事をしているけどゲームクリエイターに転職したい」といった方にもおすすめです。
Unity Learning Materialsは、多くのコンテンツが動画なので「普段は仕事があるからまとまった時間が取れない」「通勤時間などの隙間時間を活用したい」といった方にもピッタリです!
利用するにはいくらかかる?
Unity Learning Materialsの利用は無料
Unity Learning Materialsは「誰でも」「無料で」利用可能です。
また、2020年に中上級者向けの有料コンテンツだった「Unity Learn Premium」が無料開放されたため、ある程度Unityを扱えるようになった後はこちらを使用するのもおすすめです!
Unityの個人向けプラン
Personal 月額:無料
これからゲームを作ってみたいというUnity入門用の初心者向けライセンスです。
初心者向けのライセンスですが、最新バージョンのUnity 開発プラットフォームを使うこともでき、ゲームを開発するにあたって必要な環境やツールは一通り揃っています。
Plus 月額:4,400円(税抜き)
初心者の域を超えて、自分がイメージするゲームを高度な機能を使って開発したいと考える製作者向けのライセンスです。
Plusからスプラッシュスクリーン(「now loading」の表示の時に使うつなぎの画面)のカスタマイズが可能になったり、Cloud Diagnostics(クラッシュ、例外、ユーザーからのフィードバックに関するリアルタイムデータにより、ゲーム内で起こっていることを詳細に可視化する機能)が利用可能になります。
Pro 月額:22,000円(税抜き)
Proはさらに高機能なゲームを開発したい方向けのライセンスです。
Plusに加えてソースコード(人がコンピュータに向けてかいたプログラミング言語の文章)の読み取り・書き込みや、優先的にカスタマーサービスを受けたりすることができます。
PlusやProだとさまざまな機能を駆使して高機能なゲーム開発ができますが、Personalでも十分ゲーム開発はできるので、まずはPersonalで基本的な機能を習得しましょう。
まとめ
本記事ではUnity Learning Materialsについて、概要や学習の仕方についてご紹介しましたが、少しでもUnity Learning MaterialsやUnityについて知っていただけたでしょうか?
ゲーム開発やプログラミングというととても高い壁があるように感じますが、システム自体が使いやすいUnityと併せて、初心者から安心して学べるUnity Learning Materialsの動画を使って、ゲーム開発やプログラミングに是非挑戦してみてください!
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