
皆さんはゲームクリエイターと呼ばれる人たちの中で、どの職種が1番年収が高いかご存じでしょうか?
プランナー?プログラマー?…答えは「ゲームプロデューサー」です!
この記事では、なぜゲームクリエイターの中でプロデューサーが1番年収が高いのか、さらに年収をアップさせるにはどうしたらいいかなどをご紹介します!
ゲームプロデューサーとは?
そもそもゲームプロデューサーとは、ゲームの企画立案から予算調達や人員調整、制作の進行管理など、プロジェクト全体を総合的に管理・統括しゲームの採算性についても責任を負う「プロジェクトの総責任者」です。
よくゲームディレクターと混同されますが、ゲームディレクターはゲームプロデューサーのもとで企画の立案を行ったり、制作現場の指揮・運営、映像などの「クオリティにかかわる分野の責任者」です。
プロデューサーがディレクターも兼任する場合もありますが、ディレクターに比べプロデューサーの方がより外側の管理を行っており業務範囲も多岐に渡ります。
▼ゲームプロデューサーを目指す方はこちらの記事もチェック!
ゲームプロデューサーの年収は?
気になるゲームプロデューサーの年収の前に、ゲーム業界全体の平均年収を見てみましょう!
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ゲーム業界全体の平均年収
ゲームクリエイターは、プログラマー・デザイナー・プランナー・ディレクター・プロデューサー・シナリオライター・サウンドクリエイターなどゲーム制作に関わる人たちのことを指します。
ゲームクリエイターの平均年収は約522万円で、日本の平均年収の約458万円と比べるとやや高い水準にあります。
ゲームプロデューサーの平均年収
ゲームプロデューサーの平均年収は約593万円となります!
その業務範囲の広さや責任の大きさだけでなく、ゲームプロデューサーになるには相応の知識や経験などが必要なため、ゲームクリエイターの中ではトップクラスとなっています。
しかし、給与の幅は約347万~1,100万円ととても広く、自身の経験やスキル、雇用企業の条件などに大きく左右されます。
どうすれば年収をさらにアップできる?
「ゲームプロデューサーとは?」の段落でも触れましたが、ゲームプロデューサーはプロジェクトの総責任者であるため、基本的に新卒で入社してすぐにその職に就くことはできません。
また、転職の際もプロデューサー枠での求人でない限り、一般的にはディレクターやアシスタントプロデューサーとして経験を積んでからプロデューサーへとステップアップします。(ディレクターの前にプランナーやプログラマーを経験する場合もあります。)
ここでは「将来売れっ子プロデューサーになりたい!という方」「現在プランナーやディレクターをしていて、プロデューサーを目指している方」に向けて、プロデューサーに求められるスキルや転職する際の条件・経験などをご紹介します!
求められるもの① 対人スキル
まず、「対人」のスキルについて3つのポイントをご紹介します。
人をまとめる力
ゲームプロデューサーはプロジェクトの総責任者であり、ディレクターを含むゲームクリエイターたちや、広報やマーケティング担当、グッズ制作担当など社内外を問わずさまざまな人と関わらなければなりません。
そのためプロジェクトが円滑に進むようにコミュニケーションを密にとり、メンバーをまとめる力が必要になります。
的確な指示を出す力
現場の指揮や進行管理はディレクターの仕事ですが、その管理がうまくいっているか、各ポジションや部署との連携がうまくいっているか、タスクの進捗は順調かといった全体の管理はプロデューサーの仕事です。
そのため、各自がきちんと業務を遂行できるように指示を出したり、修正点を的確に指示するのも重要なスキルといえるでしょう。
プロジェクトメンバーをサポートする力
プロデューサーは、基本的にはプロジェクトの1番外側から全体を指揮・管理しています。しかし、トラブルが起きた場合にはプロデューサー自らその知識や経験を活かしてメンバーをフォローすることもあります。
全体を把握するだけでなく、メンバーひとりひとりにまで目を配ることは簡単なことではありませんが、細やかなサポートをすることでメンバーとの信頼関係も築きやすく、よりよいゲームを生み出すことができるかもしれません!
求められるもの② 戦略スキル
ゲームプロデューサーは採算性も考える必要があり、ただゲームを作るだけではなく「売れるゲーム」を作らなければなりません。そのために必要なビジネスにおける「戦略」スキルのポイントを3つご紹介します!
企画力・分析力
「売れるゲーム」を作るためには競合と差別化を図れるような企画を立案する必要がありますが、そのために必要なのが分析力です。例えば、今はどんなジャンルが売れ筋なのか、ユーザーは何を求めているのか、もっと大きく言うと世の中でどんなことが流行っているのかなどたくさんの情報に触れ、それらを分析しなければなりません。
そのため、独創的な発想はもちろん、マーケティングを用いた分析力が必要といえるでしょう。
営業・プレゼン力
ゲームプロデューサーの仕事の中には、予算の管理だけでなく調達も含まれています。予算を調達するためには、新規開拓の営業をかけたりしなければなりませんし、営業をかけた後も、プレゼンを行い企画内容に納得してもらわなければなりません。
また、予算調達などのプレゼンは経営層が相手であることが多いので、より高いレベルのプレゼン力が求められます。
営業・プレゼン力は自分の企画をより魅力的にみせるために必須のスキルといえそうです!
基本的なPCスキル
スケジュールやタスクの管理、企画書の作成、それをもとにしたプレゼン資料の作成なども行うので基本的なPCのスキルは必須です。
また、必須ではありませんがPhotoshopやIllustratorなどのスキルがあると、より視覚的に分かりやすく魅力的な資料が作成できるのでアピールポイントになりそうです。
転職に必要な条件・経験
ここでは、プロデューサーとしてさらにステップアップするための転職の際に求められる条件・経験を「必須」と「歓迎」の項目に分けて簡単にご紹介します!
必須の条件・経験
①実務経験
②進行管理の経験
③officeソフトの操作
④0からガントチャートを作れる
実務経験は担当するタイトルの規模や会社によって「プロデューサーとして5年以上」といった高いレベルの経験を求められることもありますし「アシスタントプロデューサーやそれと同等レベルの経験」といったものまでさまざまです。
また、歓迎の大規模開発の経験が必須になる場合もありますので、気になる求人があった場合は「どの程度の実務経験なのか」を注意して確認しましょう!
ガントチャートはプロジェクトの進行管理などに使われる,、スケジュールや進捗を表で分かりやすく視覚的に表したものです。全体の指揮・管理も業務内容の一つですので、ガントチャートを作れることが必須の場合があります。
歓迎される条件・経験
①大規模開発の経験
②プランナーの経験
③販促企画の経験
④外国語が使える
販促企画の経験に関しては、売れるモノを作る仕組みの部分の知識だったり、ゲームから派生したグッズなどを企画する際に役に立つスキルなので、経験があると有利になるかもしれません!
海外展開しているゲームの制作に携わりたい、そういったゲームを扱う会社に入りたい、ゆくゆくはフリーランスで活躍したい、といった方は英語や中国語といった外国語のスキルを身に着けておくとよいでしょう。
日常会話程度かビジネスレベルかは求人によりますが、ゲームプロデューサーの仕事内容と照らし合わせると、ビジネスレベルだとよりアピールできそうです。
とにかく経験を積む!
ゲーム業界はどの職種も実力社会です。ゲームプロデューサーの中途採用(転職)も給与は「年齢や経験に応じて応相談」としている会社が多くあります。
たくさん経験を積んでヒット作に携わることができたり、ヒット作を生み出して高い売上をあげることができたらその分給与も上がっていきますし、より給与の高い会社に転職することも可能になります。(売上によってインセンティブが発生する会社もあります!)
経験を積む中でPDCAを繰り返して、知識やスキルをどんどん身に着けていきましょう!
まとめ
本記事ではゲームプロデューサーの年収について、仕事内容や求められるスキルとあわせてご紹介しました。年収が「思っていたより高かった!」という方もいるのではないでしょうか?
年収が高い分業務内容は多岐にわたりますし背負う責任も大きくなりますが、自分が0から生み出した作品が世界中で大ヒットを起こすこともあるとてもやりがいや夢のある仕事です。
求められるスキルが多くレベルも高くなりますが、経験を積むことで誰でも目指すことが可能なので、是非普段の生活や業務からたくさんのことを吸収して、キャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか!
▼他職種の年収についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
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