こんにちは!いきなりですが、皆さんはプログラミング言語が何種類あるか知っていますか?実は200種類以上あるといわれています!しかし、実際よく使われているのは20種類程度です。(そして、その20種類をすべて使える人はほぼいないでしょう。)
今回は、「プログラミング言語を学んでみたいけど、どれを勉強すればいいの?」「ゲーム業界に進むならどのプログラミング言語ができると有利?」など、プログラミング言語初心者の方やゲーム業界を目指している方に向けて、おすすめのプログラミング言語を4つご紹介します!
プログラミング言語とは?
プログラミング言語とは、コンピューターのプログラムを作成するための専用言語です。人間がコンピューターに行わせたい処理などを、人間が分かりやすいような形式で表しています。これがなければ、0と1で表されるコンピューター処理の理解は人間には複雑すぎてとても作業効率が悪くなってしまいます。
プログラミング言語を使用することでウェブサイトやアプリケーション、ゲーム、システムを作り出すことができます。自分のアイデア次第で様々なものが生み出せる、「0から1を作る」スキルといえますね!
どのプログラミング言語を学べばいいの?
いよいよプログラミング言語を学び始める…というとき、必ずぶつかるのが「どの言語を勉強(習得)すればいいの」という疑問だと思います。
ここでは、ゲーム業界でよく使われる4つのプログラミング言語を、難易度が低い順にそれぞれ「どんな言語か」「何ができるか」「何に使われているか」「ゲーム業界でどう活かせるか」の4つの観点から簡単にご紹介します!
1. Java Script(ジャバスクリプト)
どんな言語?
Java Scriptは、ブラウザ上のウェブサイトに対して「動き」を付ける言語として開発されました。なんといっても最大の特徴は、「ブラウザに動きを加えることができる唯一の言語」であることです。現段階では、Java Script以外にこの「ブラウザに動きを加えることができる」プログラミング言語は存在していません。
また、プログラミング言語の中では比較的学習しやすい難易度です。
何ができる?
・ウェブサイトに動きをつける
ウェブサイトにアニメーションを付けることができます。アニメーションを用いることで、ユーザーにとって「視覚的にわかりやすい」ウェブサイトを作ることができます。
・ブラウザ上でユーザーが行った動作の処理を行う
ボタンをクリックしてポップアップ画面が表示されたり、画面をスクロールして徐々に画像が映し出されたりするのは、Java Scriptのおかげです。
・アプリ開発
2010年から、サーバーサイドの開発にも使用できるようになりました。これにより、ゲーム開発などにも使えるようになりました。
何に使われている?
動きのあるウェブサイトやウェブページ、ウェブアプリやスマホアプリの開発
ゲーム業界でどう活かせる?
タイトルの専用ページの作成はもちろんですが、ゲーム開発エンジンとして多く使われている「Unity」で使用されている言語でもあるので、ゲーム開発もしっかりできます!クイズ・シューティング・RPGなどジャンルを問わず開発できます。
2. Python(パイソン)
どんな言語?
Pythonはコードがシンプルで初心者でも学習しやすく、また汎用性も高い人気のプログラミング言語です。最近ではAIの分野で特に注目が集まっています。
何ができる?
・ウェブアプリ開発
長い間Pythonはウェブアプリ開発に使用されてきており、今や誰もが使っている「YouTube」や「Instagram」もPythonで開発されています。
・人工知能(AI)開発
現在、AIの開発言語はパイソンが主流となっています。数年前からぐんぐん成長しているAIに関する分野ですが、そこにPythonが一役買っています。
・ウェブ上のデータ収集
Pythonを使用することで大量のデータを効率よく集めることが可能になり、結果、ウェブ上からデータを取り出す作業をほぼ自動化できるようになりました。
何に使われている?
ウェブアプリ開発の項目でご紹介した、YouTubeやInstagramのほかに、AI分野では、Siriやアレクサ、画像検索、カーナビの最短距離案内などで使用されています。
ゲーム業界でどう活かせる?
サーバーやウェブ周りの開発エンジニアを始めとして、プログラマーやモーションデザイナーでも、Pythonが使えることがアピールになることがあります!3DCGなどの目に見える部分というよりは、サーバーなどの基盤となる部分でのお仕事が多い印象です。
3. C#(シーシャープ)
どんな言語?
C#はマイクロソフトが開発したプログラミング言語で、主にWindows向けのアプリケーション開発に使用されています。しかしWindowsだけでなくMacなど他OSにも対応しており、さらにウェブアプリ開発にも使用されている汎用性の高いプログラミング言語です。
難易度は初心者向けではありませんが、C#を習得することで構造の似ている他言語(Javaなど)の学習もしやすくなるので、習得して損のない言語だと思います!
何ができる?
・ウェブアプリ開発
ウェブフレームワーク(ウェブアプリ作成に必要なツール)を使用することで、ボタンなどのコントロール(コンテンツを表示したり操作を有効にしたりする要素)をドラッグ&ドロップで配置し、簡単にウェブアプリを開発することができます。
・ゲーム開発
最初に紹介したJavaScriptと同じく、こちらのプログラミング言語もゲーム開発エンジン「Unity」で使用されています。
・クロスプラットフォーム開発
Xamarinという開発ツールを使うことでさまざまなプラットフォームに対応することが可能になり、Windows以外の他OS向けアプリが開発できるようになります。
何に使われている?
ゲーム開発エンジン「Unity」、VR分野
ゲーム業界でどう活かせる?
C#を用いてUnityが使用できると、ゲーム業界でのチャンスは大きく広がりそうです!プログラマーからエフェクトデザイナー、2D/3Dモデラー、UI/UXデザイナー、プランナーなど、Unityのスキルは幅広いポジションで必要となります。C#と併せてUnityを学習することでより実践的にC#を学べるでしょう!
Unityについて詳しく知りたい方はこちら!
4. C++(シープラスプラス)
どんな言語?
C++はC言語(コンピューターを素早く動かすための言語)を機能拡張した、より効率よくプログラミングできる言語です。また、シェア率も200種類以上あるプログラミング言語の中でもトップ10を常にキープするなど、人気のある言語です。
何ができる?
・ウェブアプリ開発
コンピュータを高速処理できる特性を活かし、さまざまなウェブアプリの開発に使用されています。また、AI分野でも使用されており、C++によってより複雑な命令を行わせることもできます。
何に使われている?
ウェブブラウザ「chrome」、ゲーム開発エンジン「Unreal Engine」、ゲーム開発用フレームワーク「Cocos2d-x」、AI・ロボット分野、IoT(スマートハウスなど)
ゲーム業界でどう活かせる?
ゲーム開発エンジンであるUnrealEngineなどで使用されているので、プログラマーやプランナーに必要なスキルとして、ゲーム業界でも需要がありそうです。
まとめ
以上、4つの言語について、少しでも知っていただけたでしょうか?今回はゲーム業界でも使用頻度の高いものをご紹介しました。プログラミング言語を独学で学ぶのはなかなか難しいですが、今回紹介した4つは、書籍やウェブサイトなどで比較的情報が多く存在するので、ぜひ自分にあった教材を見つけて学習してみてください!
また、学習する際は「C#とUnity」など実際に使用されているエンジンなどと併せて学習すると、より理解が深まるかもしれませんね!
プログラミング言語を習得して、是非ゲーム業界のお仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
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