
今回はゲーム業界のバックオフィス系の仕事でも花形のひとつである【広報】に関して、ゲーム会社への転職を希望する方に向けて「ゲーム業界の広報って他の業種と違うの?」「クリエイティブスキルは必要?」といった視点からご紹介していきます!
そもそも広報ってどんな仕事?
「広報」とは、読んで字のごとく「情報を広く一般に知らせること」を意味します。ゲームクリエイターが開発したゲームや、すでに出ているタイトルのアップデートなどの情報を社内外に向けて知らせることが主な業務内容です。
会社によって、「総務」として経理や人事の仕事とまとめられることがあったり、経営企画の一部として広報の仕事がある場合もあります。まれですが、ゲームプランナーが広報の仕事も行うケースもあります。
ゲームプランナーについてはこちらの記事をチェック!
求人については、明確に「広報」のポジションがある場合を除いて、多くは「総合職」として扱われています。
ゲーム会社の広報の仕事内容は?
広報にはたくさんの仕事がありますが、今回は大きく4つに分けてご紹介していきます。
社外への広報活動
広報というとよくイメージされるのが、この社外への広報活動だと思います。それでは、具体的にどんなことをしているのでしょうか?
プレスリリース記事の作成・配信
プレスリリースとは、新製品の発売などの情報を含むさまざまな企業情報をニュース素材としてメディア記者が利用しやすいように、文書や資料にまとめたもののことを指します。
例えば、自社タイトルの最新作のリリース日が決定した際に、リリース日やタイトル名、メインビジュアルなどの情報を載せた記事を作成・配信します。
メディアへの対応
プレスリリース発表後などに、各メディアから取材があった際の対応や、リリースイベントなどがある際はその対応を行います。取材に対して、いかに製品を分かりやすく簡潔にアピールできるかが、広報の腕の見せ所といえます。
社内への広報活動
広報活動は社内に向けても行います。社外への広報活動はなんとなくイメージしやすいかと思いますが、社内に対してはどんなことを行っているのでしょうか?
社内報の作成・配信
社内報とは、会社がどの方向に向かっているのかを理解し、同じ会社で働く従業員のことを互いに知ることで、会社への帰属意識を高め、日々の業務に前向きに取り組めるようにするためのものです。紙媒体もあれば、webやアプリなど形態はさまざまです。
社内報を用いて、事前に新製品の告知を行うこともあれば、社内で起こったちょっとした出来事などコミュニケーションをはかる内容が書かれる場合もあります。
会社内部への注意喚起
新製品のリリースや大型アップデートなどの重要な情報を、正式な発表を待たずして内部から情報漏洩させることは、ユーザーからの信頼や会社自体の信頼を失ってしまいます。
そのため、改めて事前に社内全員に注意喚起をすることも重要な仕事のひとつです。
マーケティング
マーケティングは広報においてさまざまな部分で使用されます。
自社内で広告の予算を勝ち取るためのプレゼンはもちろんですが、マーケティングを使用する場面で最も重要なのは「その限られた予算をどう使って最大限の広告効果を得るか」です。いくら大きな会社といえども使える予算は限られていますし、会社の規模が小さくなるほど広告に使える予算は少なくなってしまいます。
テレビや新聞、インターネットなどどの媒体に広告を出すかの選定、どのターゲットに向けて、どのタイミングで、どんな広告を打つか、などマーケティングの応用範囲はさまざまです。
そして、この業務は次に紹介するメディア運用ともつながっています。
メディア運用
メディア運用では、自社サイトの運用と各種SNSの運用を行います。
特にSNSでは、たくさんある媒体の中でどれを使うのかを見極めたり、各SNSを使っているターゲットに向けてどのようなコンテンツを配信するかを考えます。そしてコンテンツを配信した結果ユーザーがどのような反応を示したのか、狙っていた効果は見られたかなどの情報を収集・分析します。
このように、ひとくちに「広報」といっても幅広く業務を行っていることが分かっていただけたかと思います。 それでは、次は気になる「働き方」についてご紹介します。
給与はどのくらい?休日はちゃんとある?
給与はどのくらい?
中途やキャリア採用の場合、経験や年齢によって応相談の会社も多くありますが、大体は月給約25~30万円が多いようです。
大卒の新卒の場合月給約18~25万円で、年齢やこれまでの経験、持っているスキルによっては30万円以上もらえることもありそうです。
ゲームクリエイターに比べると給与がやや少ない傾向にはありますが、他業種や他職種とほぼ変わらない水準といえるでしょう。
また、企業によっては、実際に残業がなくても固定残業代がきちんと支払われるところや、地方へ就職するための引っ越し代を負担してくれるところもありました。(本社が東京にある場合が多いので、地方出身の方などにはうれしい福利厚生ですね!)
休日はちゃんとある?
ゲーム会社では「完全週休二日制」を採用しているところが多く見られます。また、新製品リリース前などの繁忙期を除いて、基本的には残業も少ないかと思われます。ノー残業デーを掲げている企業もあるのでプライベートも充実させやすいかもしれませんね!
中途の条件は厳しい?
気になる給与や休日に関してご紹介しましたが、1番気になるのはやはり「採用条件」だと思います。早速見ていきましょう。
必須・歓迎のスキルは?
転職の際に必須もしくはあると歓迎されるスキルや経験をご紹介します。
必須のスキル・経験
・社会人経験
・広報の実務経験(業界不問の場合も多い)
・基本的なPC、officeソフトの操作や実務での使用経験
・社会人としての基本的なマナー
広報は基本的には事務などと同じバックオフィスの仕事になるので、クリエイティブスキルや開発経験などの特別な資格やスキルは必要とされません。
歓迎されるスキル・経験
・外国語スキル(特に海外展開しているタイトルのある会社)
・採用などの人事業務の経験
・営業事務や営業アシスタント、法人営業の経験
・秘書経験(役員レベルという指定がある場合もある)
・広告代理店やメディア運用の経験
・カスタマーサポートの経験
・簡単な画像制作や加工
企画書や広報資料などの画像制作を行うこともあるので、歓迎スキルに「簡単な画像制作や加工」とあるようにPhotoshopやPremiereが使用できるとアピールになるかもしれません。
また、広報の仕事に関連する「PRプランナー」という資格があり、広報・PRの基礎から実践的なスキルを学べるので、余裕がある方や広報のスペシャリストを目指したい方はこちらの資格取得を目指してみるのもよいでしょう。
ゲーム業界というと、なかなか未経験やスキルがないと難しそうに感じるかもしれませんが、誰でもチャレンジできることが分かっていただけたと思います!
広報はどんな人に向いている?
それでは、広報の仕事は一体どんな人が向いているのでしょうか?
物事を説明する、伝えるのが得意な人
仕事内容の部分でも触れましたが、取材やメディア対応、プレスリリース記事などで製品を最大限アピールし、ユーザーの心をつかまなければなりません。その時に、いかに「わかりやすく」「魅力的に」情報を伝えられるかが非常に重要になります。
そのため、物事の要点をしっかりとらえ、的確に伝えることができるとよいでしょう。
コミュニケーション力、営業力がある人
広報はメディアなどの社外だけでなく、社内でも多くの人と関わります。予算を勝ち取るために経営層の人にプレゼンを行ったり、プレスリリースを行う際に開発側がアピールしたいこととリリースする情報に大きなずれがないかをすり合わせたり、コミュニケーションの上に成り立っているといっても過言ではありません。
明るい笑顔ではきはきと話せたり、普段から積極的にコミュニケーションをとることが得意な人に向いているといえるでしょう。
マーケティングに興味がある人
仕事内容の項目でもお話しましたが、広報の仕事とマーケティングは切っても切り離せません。マーケティングの知識やノウハウは一朝一夕に身につくものではありませんが、普段から広告を見る際に「どんな人に何を伝えたいのか」を意識するだけでもマーケティング力は鍛えることができます。
このように、普段からアンテナを張って情報収集をすることが苦にならないこともポイントになりそうです。
語学力がある人
勤務地が海外にある場合だけでなく、世界各国で行われているゲームショウへの出展やプレスリリースを海外向けに配信する際にも語学力は役立ちます。
海外進出にも積極的な会社の場合は、求められる英語力が「ネイティブレベル」や「TOEIC900点以上」とかなり高くなるのでコツコツと勉強しておくとよいでしょう。また、英語だけでなく中国語や韓国語も優遇される場合がありますので、日常会話~ビジネスレベルまで習得しておくと大きなアピールポイントになりそうです。
ゲームが好きな人
最後に、何より1番大事なのがゲームが好きなことです。ゲームが好きでないと自社の事業内容や製品への理解が深まりにくくなります。また、エンジニアやデザイナーなど専門分野を扱う人とコミュニケーションをとる中でも、ゲームに全く興味がない・知らないよりは、共通の話題ができるなど円滑なコミュニケーションをはかることができます。
ゲーム業界で働くには、業種を問わず「ゲームが好き」をアピールすることが重要です!
まとめ
本記事ではゲーム会社の広報について仕事内容や転職に必要なスキルや経験をご紹介してきました。改めて「ゲームが好き」という気持ちがあれば誰でもチャレンジできるお仕事だということが分かっていただけたと思います。
広報は他業界にも存在するので転職にも不利になることはありませんし、広報として働きながら、ゲーム開発について学ぶことでプランナーなどへのキャリアチェンジもあるかもしれません。
「自分の好き」を「自分の言葉で」たくさんの人に伝えられる【広報】に是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか!
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