ゲーム業界は非常に成長性が高く市場規模も年々拡大を続けており、ゲーム会社に転職を考える方も多く存在します。そのためゲーム会社への転職は競争が激しく、大手ゲーム会社を目指すならより戦略的な動きが求められます。
本記事では大手ゲーム会社への転職を希望する方々に向けて転職活動に不可欠なゲーム業界の概要を紹介したうえで、大手ゲーム会社への転職を成功させるための重要なポイントを解説します。
ゲーム業界について
ここではまず、ゲーム業界の市場動向や業界内企業の種類について解説していきます。
ゲーム業界の市場動向
ゲーム業界は中長期的に拡大傾向が続いています。ゲーム業界大手5社の売上高も過去9年間で増加傾向で、業界の堅調な状況が伺えます。
参考:ゲーム業界の動向や現状、ランキングなど-業界動向サーチ
https://gyokai-search.com/3-game.htm
また近年ではスマホゲームの躍進が注目されることが多いですが、「PlayStation5」や「Nintendo Switch」といったコンシューマーゲームも好調で、日々話題のタイトルが発表され続けています。プラットフォームを問わず市場拡大が見られることから、今後もゲーム業界での人材ニーズは続くものと思われます。
ゲーム業界の種類と企業例
ゲーム業界において、企業は以下の3つに大別されます。
ハードメーカー
ハードメーカーとは、ゲーム機本体を開発したり販売したりする企業のことです。開発力や資金力が必要なため必然的に大手のメーカーがシェアの多くを占めます。
<ハードメーカーの企業例>
・任天堂 (ハード例:Nintendo Switch)
・ソニー・インタラクティブエンタテイメント (ハード例:PlayStaiton5)
・マイクロソフト (ハード例:Xbox Series)
パブリッシャー
パブリッシャーはゲームソフトの企画や開発・販売・宣伝を行う企業です。デベロッパーに開発を依頼したり、さまざまな企業とタイアップしてゲームソフトの宣伝活動を行ったりします。比較的知名度の高い企業が多いのも特徴です。
<パブリッシャーの企業例>
・スクウェア・エニックス (作品例:ファイナルファンタジーシリーズ)
・セガ (作品例:ソニックシリーズ)
・カプコン (作品例:ストリートファイターシリーズ)
デベロッパー
デベロッパーはゲームソフトの開発を行う企業です。実際にゲームソフトのシステ ムやシナリオ、キャラクターデザインを行うため多くのクリエイターが在籍・勤務しています。
<デベロッパーの企業例>
・ゲームフリーク (作品例:ポケモンシリーズ)
・フロム・ソフトウェア (作品例:DARK SOULSシリーズ)
・トーセ (作品例:ドラゴンクエストシリーズ)
大手ゲーム会社と中小ゲーム会社の違い
では、大手ゲーム会社と中小のゲーム会社とではどのような違いがあるのでしょうか?違いを知ることで自身がどちらを目指すべきなのかを考えるきっかけにしてみてください。
業務内容や裁量
大手ゲーム会社と中小のゲーム会社では、各個人が担当する業務の質や裁量に違いが出ることが多いです。
大手ゲーム会社ではプロジェクト規模も大きなものが多く、それぞれのプロジェクトにチームで取り組むことになります。そのため各メンバーで明確な役割が与えられ、得意分野に特化して活躍することができます。また、担当領域がはっきりしているので専門的で深い経験や知識を得られるというメリットもあります。
一方で中小のゲーム会社では人材が限られている場合があり、一人あたりの担当領域は広くなる傾向にあります。そのためマルチな経験を積みやすく、全体を動かす力を培うことができます。
福利厚生
大手ゲーム会社は全体的に福利厚生が整っている傾向が強いです。
休憩施設や食堂など設備面でも充実していることが多く、働きやすい環境を整える取り組みも積極的に行われています。
一方で中小のゲーム会社の福利厚生制度は大手並に手厚い会社もあれば、まだまだこれからという会社もあり、転職の際には公式HPなどで確認するのがよいでしょう。
大手ゲーム会社に転職するためのポイント
次に大手ゲーム会社に転職するために押さえておくべきポイントを解説します。
必要なスキルや経験を知る
ゲーム業界と言ってもその会社によって必要なスキルや経験は大きく異なります。採用情報などをしっかりと確認し、どのような点をアピールすればよいのかをしっかり把握するようにしましょう。
特に大手ゲーム会社では競争率も高くなるので、自身の経験やスキルを冷静に分析し、活かせる点があれば積極的にアピールしていくことが重要です。
また、大手ゲーム会社で必要とされる水準に達していない場合でも中小のゲーム会社で経験を積み、再度大手への転職を目指すといった方法もあるため、まずは自身の現在位置を知ることが重要です。
間口の広い業種から挑戦する
前述のとおり、大手ゲーム会社に転職するには高い競争率の選考を通過する必要があります。
しかし、大手で働いているのはゲームクリエイターだけではありません。事務職や営業職などさまざまな職種を募集している場合があります。事務職ではクリエイターとも関わりながら、業務を通して業界知識を吸収することができますし、営業職などはゲーム業界のさまざまな企業と深く関わりながら人脈を築くことも可能です。
すぐに希望の職種で働けなくてもよい場合は職種を最初から絞らず、まずは大手ゲーム会社で働いてみて徐々に業界知識や経験を積むという方法もあります。
業界に精通したプロに相談する
転職活動には、業界を深く理解し自身を冷静に分析することが必要です。しかし転職経験が少ない方や異なる業界からの転職の場合、自分だけでそれらを完璧にこなすのは難しいのではないでしょうか。
そういった場合は、ゲーム業界に強いプロに相談することもおすすめです。
転職エージェントや派遣会社でのキャリア相談など、業界を知り尽くしたプロを活用できる場は多くあります。特に派遣会社の中には常用型派遣(※)で正社員雇用を行っている会社もあるため、気になる方は積極的に活用してみましょう。
※常用型派遣とは、派遣元会社と無期雇用の契約を結び、派遣先企業にて勤務する働き方を指します。
派遣先企業での契約終了と共に派遣元との労働契約も満了となる登録型派遣と異なり、派遣先での就業期間終了後でも、派遣元会社との雇用関係は継続されることが特徴です。
どちらの場合でも、自身の経歴に沿ったポジションの提案や、身につけるべきスキルの提案など、業界に精通しているプロだからこその視点で客観的で効果的なサポートを受けることができます。
コンフィデンス・インターワークスの場合
QOGL+を運営しているコンフィデンス・インターワークスではゲーム業界での太いパイプや豊富な案件で、ゲーム業界転職を目指す方を全力でサポートいたします。
スキルや経験に応じた案件を見つけられる
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安定した正社員雇用
コンフィデンス・インターワークスでは常用型派遣を行っており、上場企業の正社員としてゲーム・エンタメ業界で就業いただくことが可能です。正社員ならではの安定した環境で安心してキャリアを積むことができます。
まとめ
ゲーム業界では会社の種類別にさまざまなポジションがあり、多様なキャリアプランを描くことができます。一方で大手ゲーム会社への転職は競争が激しく、戦略的な動きが求められます。
本記事でお伝えしたゲーム業界の基本情報や転職活動のポイントは、どれもゲーム業界での転職を成功させるうえで大変重要なものばかりです。記事の内容が皆様の転職活動のサポートになりましたら幸いです!
また、前述のとおり業界に精通したプロを活用することもおすすめです。
コンフィデンス・インターワークスではゲーム・エンタメ業界に強いコンサルタントが皆様の転職活動を全力でバックアップします。ぜひ一緒に大手ゲーム会社への転職を目指しましょう!
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