
ゲーム制作の中で3Dデザインという工程があり、その作業の出発点と呼ばれるのがモデリング・テクスチャです。
どのような作業なのかモデリング・テクスチャに必要なスキルまでご紹介します。
モデリングとは
モデリングとは平面の原画を元に立体的な模型(モデル)を作成することで、3Dモデリングとは、3次元グラフィックスで立体物データを形成・計算するための技術や機能のことです。
3DCG制作ソフトを使うことがほとんどで、「ポリゴン(polygon)」と呼ばれる多角形を組合せながら制作するのが一般的です。
デジタル上であらゆるものを形成することができるのでキャラクターや自然の風景など日常で目にするものだけでなく、ドラゴンや魔法などの独創的な創造物の全てを生み出すことができます。
ポリゴン(polygon)とは
先ほど述べた「ポリゴン(polygon)」とはどのようなものなのでしょうか。
ポリゴンとは三角形や四角形といった多角形の面のことを指し、このポリゴンの集合体をサーフェスと呼びます。
そして、物体の形状に合わせてポリゴン数を設定する必要があります。
例えば、パソコンや机などの角がある形はポリゴン数が少ないものでもリアルに表現できますが、リンゴやみかんなどの丸みを帯びた形や人間の顔などの複雑な形状をしたものはポリゴン数を多く設定しなければよりリアルな形には近づきません。
このように、ポリゴン数を設定することは3DCGのモデリングでは非常に重要な作業といえることができます。ただし、ポリゴン数を多く設定するほどクリエイターにかかる負担は多くなり、作成に時間がかかったり、ゲーム機の演算処理などに負荷が生じ、表示が遅れてしまうといった問題が発生します。
よって、より少ないポリゴン数でリアルな形に近づけるような技術を身に付けなければなりません。
より簡単にモデリングができるスカルプト
上述のように、一般的には、ポリゴンを組み合わせることによってモデリングが行われますが、より直感的にモデリングを行える方法があります。
それがスカルプトです。
スカルプトは、粘土造形のように押したり引っ張ったりしながらモデリングをすることが可能で、ツールの操作に慣れない方でも簡単かつ直感的にモデリングができます。
テクスチャとは
テクスチャとはモデリングで作成した3DCGモデルに貼り付ける木目や金属など画像のことで、モデルにテクスチャを貼り付けることをテクスチャリングと言います。
また、模様や表面の凹凸をつけるマッピングという作業も同時に必要になります。
▼マッピングについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
貼り付ける画像にも工夫が必要で、同じ人型のモデルにも銅の画像を貼り付ければ銅像のようになり、木目調の画像を貼り付ければ木像のようになります。このように貼り付ける画像によって全く異なる作品になるため、貼り付ける画像をよく吟味する必要があります。
モデリング・テクスチャにおすすめのソフト
モデリング・テクスチャには3DCGソフトを使うのが一般的です。
ここでは、モデリングとテクスチャにおすすめのソフトをそれぞれご紹介します。
3Dモデリングにおすすめのソフト
モデリングにおすすめなのは一般的に3DCGソフトと呼ばれるMayaや3ds Max、Blender、Lightwaveといったツールです。
これらは統合型ツール(DCCツール)と呼ばれ、モデリングからアニメーションまで3DCGにおける一連の作業を行えます。
そのため、モデリングだけでなくエフェクトやアニメーションの作成まで1つのソフトで完結させたい方におすすめです。
基本的に有料のソフトになりますが、Blenderは無料で利用できる統合型ツールであり、プロから趣味などでモデリングを行っている方まで広く使用されています。
▼おすすめの3DCGソフトについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
テクスチャにおすすめのソフト
テクスチャ制作やテクスチャリングにおすすめのソフトは、Substance PainterとSubstance Designerです。
Sbstance Pauinter
Substance Painterは、ペインティングができるテクスチャリングソフトです。
テクスチャに自分で描き込みを行いたい場合、テクスチャに描き込んでからモデルに貼り付ける、という流れが一般的ですが、Substance Painterの場合、モデルにテクスチャを貼り付けた後に、そのモデルに直接ペイントツールを用いて描き込むことが可能です。
そのため、途中で修正したい場合も都度テクスチャから作り直す必要がなくなり作業効率もアップします。
▼Sbstance Pauinterについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
Substance Designer
Substance Designerは、プロシージャルテクスチャを採用したテクスチャリングソフトです。プロシージャルテクスチャとは数式を利用して作成されたテクスチャのことを指し、模様や溝などが数式によって表現されるため、テクスチャを拡大しても画質が荒くなることがありません。
▼Substance Designerについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
モデリング・テクスチャに必要なスキル
モデリングやテクスチャを行うにはどのようなスキルが求められるのか、3つご紹介します。
①ツールの操作
モデリング・テクスチャリングを行うにあたって欠かせないのが、ツールを使いこなすことです。
先ほどご紹介したツールはもちろん、3DCGデザイナーはモデリングだけでなくゲームへの実装も行うため、キャリアアップしたい方は、UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンにも触れておくと良いでしょう。
▼3DCGデザイナーについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
②空間認識能力
空間や物体を立体的に捉える力は必要不可欠です。よりクオリティの高い表現をするためには日頃から観察力や創造力を養う必要があります。
③デッサン力
イラストを描くことができなくても、デッサン力を磨くことで、デザイン性や造形力を学ぶことができます。
モデリング・テクスチャの関連職種
モデリング・テクスチャは主に3DCGデザイナーが行います。
特にキャラモデラー・背景モデラーは、職種名に「モデラー」とついている通り、モデリングを専門的に担うポジションになるため、ハイレベルな技術や表現力が求められます。
また、キャラモデラーの場合、人間のキャラクター/人外キャラクターなのか、フォトリアル/デフォルメなのかで、表現の仕方や求められるスキルがやや異なるため、求人を見る際は、ご自身の得意・不得意や技術を考慮して「業務内容」の欄を確認するとよいでしょう。
まとめ
モデリングやテクスチャは、3Dデザインの初期段階にあたります。
ここで物体の構造やポリゴン数の設定を丁寧に行わないと、後の作業でデザインが崩れてしまったり、作業負荷が増加して、チーム全体の進捗状況に影響を与えてしまうほど重要な仕事です。
しかし、その分作品の顔となる部分の制作に携わることができ、非常にやりがいのある仕事です。
3DCGデザイナーに興味のある方は、ぜひモデリング・テクスチャから腕を磨いてみてはいかがでしょうか。
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