コラム

26.03.06

AI活用による新体験!最新AIを活用したおすすめゲーム6選!

あらかじめ用意された展開をなぞるだけだったゲーム体験は、AIの登場でプレイヤーの行動によって無限に姿を変える「自分だけのゲーム体験」へと進化を遂げています。
本記事では、最新のAIがゲーム業界をどう変えているのか、その活用状況や今すぐプレイすべきおすすめ作品をご紹介します。

最新のAIによる新しいゲーム体験の登場

ゲーム業界のAI活用状況

古くからゲームに活用されてきたのは、あらかじめ開発者が行動を指定し、NPCやシステムの挙動を制御する「ゲームAI」です。1970年代の登場以来、現在まで多くのタイトルで活用され続けています。

▼ゲームAIについてはこちらの記事で詳しく解説しています!

しかし近年、ゲームにおけるAIの役割が大きく変化しています。ChatGPTやGeminiに代表される大規模言語モデル(LLM)や、膨大なデータを学習して画像などを生み出す生成AIを、ゲームシステムそのものに直接組み込んだ作品が登場し始めたのです。こうした流れを受け、ゲーム業界の各社はAI専門の部門を設立するなど、最新技術を積極的に活用する体制を整え始めています。

リアルタイムに働く最新のAIは、プレイヤーが発した言葉や取った行動を即座に解釈します。そのため、その場の状況に合わせて物語やキャラクターの反応を自動生成し、遊ぶ人によって全く異なる体験を楽しむことができるようになりました。

AI活用によるリスク

一方で、生成AIを活用するリスクもあります。AIが予期せず不適切な発言をしてしまう場合や、学習データの著作権への懸念は根強くあります。そのため、データ学習元が権利関係をクリアしている、透明性の高い学習モデルを選択して運用するなど、コンプライアンスを遵守した対応が強く求められています。

最新AIを活用したおすすめゲーム 

AIとリアルタイムに会話しながら物語をすすめるゲームや、プレイヤーの行動に合わせて敵AIの行動が柔軟に変化するゲームなどの、最新のAIをシステムに組み込んだおすすめの作品をご紹介します。

MIMESIS(ミメシス)

4人で協力してAIが操るNPCと戦う、心理ホラーゲームです。
夜になると降る呪われた雨によって、人々が他人の姿や声、さらに記憶までをも模倣する怪物「ミメシス」へと変異してしまった絶望的な世界が舞台です。プレイヤーたちは生存者として、古いトラム(電車)を動かしながら危険なステージを探索し、物資を集めなければなりません。

敵である「ミメシス」は、試行錯誤しながら最適な方法を自ら学ぶ「強化学習ベース」のAI技術によって、プレイヤーのボイスチャットをリアルタイムに学習する能力を持っています。

単に襲ってくるモンスターとは異なり、プレイヤー同士の会話内容や声色をコピーし、本人の声そっくりのボイスで名前を呼びながら助けを求めて、プレイヤーを誘い出し、攻撃をしかけてくるのです。

「ミメシス」が言葉を発するタイミングはランダムではありません。プレイヤーが物資の場所について発言した直後にその情報を利用したり、戦闘中に孤立したタイミングを見計らって仲間を装ったりと、状況判断によって人間の心理を突くようなタイミングで欺いてきます。

AIによる巧みな擬態によって、プレイヤー同士も目の前にいる仲間が「本物の人間」なのか、それとも自分たちの敵である「偽物」なのか疑心暗鬼になり、極限の心理戦が生み出されます。

デヴィエーション・ゲーム

人間がAIを騙す、新感覚のお絵描きパーティーゲームです。
プレイヤーの一人が出題されたお題に沿って絵を描き、他のプレイヤーがその正解を当てるとてもシンプルなゲームです。
ですが、ただのお絵描きゲームではなく、回答者のAIにはお題を当てられないように絵を描くというのがこのゲームならではのポイントです。

絵を描くプレイヤーは、人間にしか伝わらないニュアンス共通認識を駆使して、人間側の誰か一人には正解が伝わるように工夫しなければなりません。もし、AIに正解を特定されてしまうと、AI側にポイントを奪われてしまいます。逆に、AIを欺きつつ、仲間にだけお題を伝えることができれば、プレイヤー側の勝利となります。
プレイヤー同士のバトルとは違った新しい楽しさがあります。
Steamで誰か一人がゲームを購入していれば、他の参加者はスマートフォンなどのブラウザから無料で参加することが可能です。

神魔狩りのツクヨミ(KAZUMA KANEKO'S ツクヨミ)

敵とバトルしながら進むダンジョン探索型のローグライクカードゲームです。
プレイヤーは、国家を守る組織「ツクヨミ」の一員となり、異形の存在「神魔」に占拠されたタワーマンションの攻略を目指します。また、自身に従えた神魔の力をカードとして駆使して敵神魔を倒したり、カードを強化したりしながら、タワーマンションの高層階に進んでいきます。

本ゲームの特徴は、ゲームクリエイター・イラストレーターの金子一馬さん(代表作:『女神転生』シリーズのキャラクターデザイン)のイラストを学習した「AIカネコ」と呼ばれる独自のAIシステムが生成したオリジナルのカードを実際に使える点です。物語の中でプレイヤーを支援する偽りの神「オオカミ」が、プレイヤーのゲーム内での行動や状況に応じて、世界に一つだけのカード「創成札」を作成し、支給してくれます。
この「創成札」のイラストは、AIカネコがその都度生成するため、毎回異なるデザインの「自分だけのカード」が手に入ります。

本作は2026年4月にスマートフォン、PCゲーム用でのサービスを終了し、Switch用ソフトとしてアーカイブ版を発売予定です。

ドキドキAI尋問ゲーム

対話型AIのChatGPTを本格活用した短編尋問ゲームです。
プレイヤーが有能な警察官となり、殺人事件の容疑者であるAIを相手に取り調べを行います。尋問の際にコマンド選択肢は存在せず、プレイヤー自身が自由に文章を入力することで、容疑者であるAIに質問することができます。

限られた質問回数の中で、AIから自白を引き出すために、時には厳しく矛盾を突きつけ、時には共感を示して心を開かせるなどの心理交渉が求められます。入力内容に応じて会話の展開が変化するリアルタイムの掛け合いや、プレイするたびに容疑者の反応や物語の結末が変化するなどの要素が魅力的な作品です。

おしゃべりキング!コミュ力診断ゲーム

AIとの対話を通じてプレイヤーの「コミュ力」を客観的に診断する、新感覚の体験型ゲームです。

AIが提示する多様なシチュエーションや話題に対し、マイクでの音声入力テキスト入力で回答していくことで、プレイヤーのコミュニケーション能力を測定します。
ゲームモードは多岐にわたり、早口言葉テスト脳トレ系のテストといった基礎的なものから、実際にAIと対話する実践的な会話モードまで用意されています。
固定の正解は存在せず、AIが言葉の意図や空気感、論理性などを高度に分析し、100点満点で採点してくれます。

SAGA&SEEKER

2026年の2月末に発売された作品で、最新の文章生成AIを駆使し、プレイヤー自身が物語を紡ぎ出す「物語錬成RPG」です。この作品は、「なりきりチャット」や「TRPG」といったごっこ遊びの文化を、最先端のAI技術によってデジタルゲーム化しています。

物語は、生成AIによる描写とプレイヤーの行動を交互に繰り返すことで進行します。自分がやりたい行動を自由に書き込むだけで、文章生成AIがその意図を汲み取り、物語の続きを書いてくれます。チャットベースの文字だけで展開されるRPGだからこそ、プレイヤーのやりたいことを柔軟に叶えることができるゲームとなっています。

さらに、自由度の高いキャラクタークリエイト機能も大きな魅力です。自作のイラストをアップロードして使用することも可能で、登場キャラクターの設定を自分好みに決めることができます。ステータスや詳細な背景設定を文章で入力すると、AIがその情報を反映させながら物語を動かしてくれるため、こだわりを詰め込んだキャラクターとの物語を紡ぐことができます。

最新AIを活用したゲーム開発に携わる職種

AIが活用されているゲーム作品は大きな注目を集めています。
そんな最新AIを活用したゲーム開発に携わる職種をご紹介します。

ディレクター

ゲーム開発のリーダーとして、企画提案から進行管理、プランナーへのディレクション、そして最終的なクオリティ管理まで、プロジェクト全体を統括します。
最新のAIを活用した斬新なゲームの仕組みを企画・提案できる中心的な職種であり、新しい技術をどう面白さに結びつけるかという発想力工夫が必要です。
また、発想力だけでなくリーダーとして全体をまとめあげるリーダーシップや、コミュニケーション能力も求められます。

ゲームプランナー

ゲームの企画立案や具体的な仕様書の作成、リリース後の運営やデータ分析を行います。生成AIを導入したゲームにおいては、目的に応じた適切なAIの選定や、生成されるものが作品全体の品質やルールと整合性が取れるよう管理します。AIによる不確定な要素がゲームバランスを損なわないよう、全体の制御の仕組みを構築することが求められます。

まとめ

本記事では、最新のAIを活用したゲームについて、ゲーム業界の状況やおすすめ作品をご紹介しました。
AIの活用により、キャラクターの行動パターンを多様にしたり、プレイヤーの選択に応じたシナリオの変化を生み出したりすることで、より没入感のある、プレイヤーごとに異なる体験を提供できるようになってきました。
今後もAI技術の進化により、ゲームの可能性はさらに広がっていくと期待されています。実際にAIを活用したゲームをプレイすることで、その変化を体験してみてはいかがでしょうか。

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著者・監修情報

Confidence Creator 編集部

運営元:株式会社コンフィデンス・インターワークス

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