インタビュー

26.02.24

【インタビュー】アニメ制作進行は「ものづくりへの熱意が必須」株式会社アセンション代表が語る≪採用のホンネ≫


エンタメ業界ではたくさんの人材が活躍しています。しかし、企業の責任者がどんな思いでモノづくりに関わり、採用担当者はどのような人材を求めているのか、その「本音」に触れる機会はなかなかないものです。

そこで本連載 ≪採用のホンネ≫ では、さまざまなエンタメ関連企業を取材し、コンテンツづくりにかける熱意や採用に対する思いなどをお伝えしています。

今回取材したのは 株式会社アセンション。「映画クレヨンしんちゃん」シリーズをはじめとして、数々の有名作品を手掛けてきたベテランプロデューサー・茂木 仁史(もぎ ひとし)さんが設立したアニメ制作会社です。

株式会社アセンション
事業内容:
劇場及びテレビアニメーションの企画・制作
代表作:
『デュエル・マスターズ』シリーズ…2014年から長年にわたり担当
『ぐんまちゃん』…自治体(群馬県)に依頼を受けて企画・制作を担当
『恐竜少女ガウ子(DINO GIRL GAUKO)』…ネットフリックスオリジナル作品
『Colorful』…直木賞作家・森絵都の小説『カラフル』の劇場アニメ


アニメ制作の要となる「制作進行」という職種にはどんな面白さがあるのか? 少数精鋭のスタジオで働くからこそ開けるキャリアの可能性とは?

スタジオ代表の茂木さんと、若手社員として最前線で活躍する山下さんにお話を伺いました。

企画から納品まで一貫して担当。アニメを「丸ごと」作る責任と誇り

スタジオに伺うと、代表の茂木さん、企画営業の佐藤さん、入社3年目(※取材時)の山下さんが迎えてくださいました。山下さんは、現在募集しているポジションである「制作進行」の先輩社員です。

▲ 左が山下さん、右が佐藤さん。スタジオの入り口には代表作のポスターが多数掲示されていた


--本日はよろしくお願いいたします。まずは、アセンションの事業内容と制作体制について教えてください。


茂木さん「よろしくお願いします。当プロダクションではアニメーション制作をしていて、企画開発からスタッフ決め、そして実際の制作から最終的な納品まで一括して作品作りを請け負うことを主としています。

話数単位でのお手伝いもしていますが、自分たちで作品全体をしっかりコントロールして作り上げていきたいと思っています」


--アセンションが制作を担当した作品にはどのようなものがありますか?

茂木さん「直近では『穏やか貴族の休暇のすすめ。』がありますね。また、Netflixのキッズオリジナルアニメ『恐竜少女ガウ子』や、群馬県からの直接依頼という珍しい形で作られた『ぐんまちゃん』などもあります」

▲ いま人気の異世界転生ものからキッズ向けアニメまで、さまざまなテイストの作品を手掛けている

制作進行は「アニメづくりの全体と詳細」が両方つかめる仕事

▲ いまはバックオフィスや営業の役割を務めている佐藤さんも、もともとは制作進行の役割を務めていたそう


--今回は「制作進行」を担当する方を募集されているそうですが、具体的にはどのようなお仕事なのでしょうか?


茂木さん「一言でいえば、アニメをゼロから1にする仕事です。単話ごとに業務を振られるので、例えばあるアニメの第3話の担当として、制作の始まりから終わりまで責任をもって作品を完成させます。私も、もともとは制作進行としてキャリアをスタートしました」

山下さん「具体的には、脚本や絵コンテを渡されるところから仕事がスタートします。各カットの中身を確認して、5〜10名ほどのアニメーターさんに、それぞれの得意な方向性に合わせて絵を一枚一枚描く作業を割り振ります。

アニメは1話約300カットの絵でできていますが、たった1カット欠けても完成しないので、全ての素材を納期通りに揃えて完成まで追いかけます」

茂木さん「動画が完成したら終わりではなく、その後も撮影、編集、アフレコなどさまざまな工程が残っています。全体のスケジュール管理をするのが制作進行なので、進行の連絡で現場が明日何をすべきか決まる。とても責任ある仕事です。

つまり、すべての画面をゼロから1までじっくり見ているのが制作進行であり、各工程で『もっとよくするにはどうしたらいいんだろう?』と考えると、そこに一番のやりがいがあるのではと」

「最短コース」で成長できる。入社1年目で監督と二人三脚も

▲ 入社3年目にして、作品作りのための出版社との打ち合わせに毎週参加している山下さん。大手企業ではこのスピード感で作品担当になるのはかなり難しいのだそう

--山下さんは新卒で入社されたそうですが、現在までどのようなキャリアを歩まれていますか?

山下さん「私はアニメの専門学校出身で、もともとは音響を学んでいたのですが、もっと制作の全体を見る仕事をしたいと思い、制作進行として当社に入社しました。

現在は入社3年目ですが、制作進行からステップアップして『設定制作』という役割を担当し始めています。世界観やストーリーに合わせて、通行人など名前がないようなキャラクターの見た目や、登場人物たちがいる部屋の小物まで、細かな設定を作る仕事です」


--他のスタジオと比較して、アセンションならではの魅力はどこにあると感じますか?

茂木さん社内に監督がいるのは大きいと思いますね。監督はほとんどがフリーランスで、案件ごとにアサインされるものです。しかし、当社では進行管理出身で現在は監督になった社員がいるので、若手が横について直接学べます」

佐藤さん「少数精鋭なので、1年目から監督や出版社、クライアントと近い距離で仕事ができるという点も挙げておきたいです。学べる環境があって裁量もあるので、『自分が思い描くアニメを作りたい』という目標への最短コースを歩めると思います」

山下さん「そうですね。自分自身、設定制作へのチャレンジを打診されたときは、今の自分には荷が重いかも…とも思いましたが、この機会を逃したら次にいつ挑戦できるか分からないので思い切って飛び込んでみました。結果的に、とても勉強になっています!」

応募の唯一にして最大の条件は「ものづくりへの熱意」

▲ アニメーターさんが一枚ずつ描いた原画が詰まった「カット袋」がぎっしり詰まった棚。アニメづくりという仕事の重みが改めて感じられる

--制作進行はアニメーターさんなどと違い、絵を描いたりなどの専門的な技術は必要ではないと伺っています。どのような方にご応募いただきたいとお考えですか?

茂木さん「一番大事なのはものづくりって面白い!と思える気持ちです。 制作進行は管理業務がメインなので、『ただ納期に間に合わせて終わり』になりかねません。 逆に言えば、『こういう楽しい作品を作りたい』『心動かす作品を作りたい』という思いさえあれば、未経験からでもどんどん専門性を高めていけます」

佐藤さん「当社では、個人の熱意を大切にしています。 憧れの監督と一緒に仕事をしたい、こんなアニメ作品を世に出したい…。そのような具体的な目標がある方には、よいキャリアビジョンが描けるはずです」

--最後に、応募を検討されている方へメッセージをお願いします。

茂木さん「アニメ制作というものづくりに誇りを持って、全力で取り組みたい方と一緒に働けるのを楽しみにしています」

山下さん「自分が関わった作品が放送され、エンドロールに自分の名前が流れたときの喜びは格別です。ぜひ一緒に働きましょう」

佐藤さん「私たちは小さな組織だからこそ、一人ひとりと向き合うことを大切にしています。 杓子定規な規定に当てはめるのではなく、休みの取り方や働き方も、個人と会社にとって最適な形を相談して決めています。 不合理な指示や理不尽な忖度がない、自分らしく仕事ができる環境を整えていますので、ぜひご応募ください!」

アニメづくりを通して夢を実現したい人を募集中!

株式会社アセンションは、経験豊富なベテラン社員のもとで若手が挑戦を重ねて成長できる環境がある、「熱さ」と「温かさ」にあふれるスタジオでした。

「アニメが大好きで、作品作りにワクワクしながら仕事をしたい」「こんなアニメを作りたいという夢がある」という方は、ぜひ株式会社アセンションに応募してみてはいかがでしょうか。
▼ 株式会社アセンションの採用ページはこちら
http://ascension.co.jp/hp/recruit

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著者・監修情報

Confidence Creator 編集部

運営元:株式会社コンフィデンス・インターワークス

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