用語解説

26.01.16

DCCツールとは?ゲーム業界の3DCGデザイナーに欠かせない必須スキルを紹介!

最近のゲーム業界ではスマホタイトルでも美麗な3Dグラフィックが特徴の作品も多く、3DCGデザイナーの需要や活躍できる現場はかなり多いと言えます。ただ現場によって使用される3DCGソフトはさまざまなので、今のスキルから+αでより高く・多くのスキルを備えたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで本記事では、3DCGデザイナーにとって必要不可欠である「DCCツール」について、改めてのご紹介やそれぞれどんな特徴を持っているか、転職を有利に進めるためのポイントなどをご紹介します。

すでに特定のツールを使って活躍されている方も、これから何を習得しようか悩んでいる方も、自身の次のスキルアップに最適なものは何なのかを考える参考にぜひご一読ください!

DCCツールとは?ゲーム制作での重要性は?

まず、DCCツール自体の定義とゲーム制作の現場での重要性について解説していきます。すでにDCCツールを使用されている方も、改めて認識確認の場に使っていただけたらと思います。

DCCツールとは?プロのための3DCG作成ツール

DCCツールは「Digital Content Creation(デジタルコンテンツクリエーション)」の略で、デジタルコンテンツの作成全般を担う統合型ソフトウェアのことを指します。モデリング、スカルプト、テクスチャリング、アニメーション、レンダリングといった、3DCG制作の主要工程をひとつのツールでまとめて対応することが可能です。

DCCツールの詳しい種類については後ほど解説しますが、3DCG制作の現場では必ずどれか一つないし複数のDCCツールを活用して日々の業務が行われています。

DCCツールの知識・経験が転職に有利に働く理由

ゲーム業界の制作現場では、アセット制作の効率化が常に課題となります。複数のDCCツールを使いこなせるデザイナーは、単に作業スピードが速いだけでなく、「3DCG制作の工程を一手に担い、各作業工程間で発生する問題にも柔軟に対応できる」という全体的な視点を持っている価値の高い存在です。

例えば、「Mayaで作成したモデルをZBrushで高精細化し、Substance 3D PainterでPBRテクスチャを作成、最後にUnityやUnreal Engineに最適化してエクスポートする」という一連の流れ全てに精通している人材は、単なる「モデラー」ではなく、「テクニカルアーティスト(TA)的な視点を持つデザイナー」として評価され、現場評価が高い=さまざまな現場への転職に有利に働くというケースが多いと言えるでしょう。

ゲーム制作に必須!主要DCCツールの種類と費用

ゲーム業界の現場では、求められる役割によってツールの使い分けが必須です。あなたのスキルアップのために、主要なDCCツールを費用感と合わせてチェックしましょう。

【統合型】プロの現場で必須のメインDCCツール【Maya / 3ds Max】

 Maya

Autodesk社より発売されている3Dアニメーション、モデリング、シミュレーション、レンダリング用ソフトウェア。多くのゲーム開発現場で使用されている「ハイエンドクラス」のソフトで、数ある3DCGソフト・DCCツールのなかでも大きなシェアを誇っています。
3Dデザイナーとしてゲーム開発現場で活躍するための必携ツールと言えるでしょう。

<費用>
月間サブスクリプション ¥40,700/月
1年間サブスクリプション ¥322,300/1年
3年間サブスクリプション ¥966,900/3年

詳しくはAutodesk社の公式サイトをご確認ください。
https://www.autodesk.com/jp/products/maya/overview

 3ds Max

こちらもAutodesk社より発売されている3Dモデリング、レンダリング、アニメーションソフトウェアです。Mayaと同じくゲーム業界の多くの開発現場で活用されており、モデリングやテクスチャ、レンダリングに強みを持っています。

<費用>
月間サブスクリプション ¥40,700/月
1年間サブスクリプション ¥322,300/1年
3年間サブスクリプション ¥966,900/3年

詳しくはAutodesk社の公式サイトをご確認ください。
https://www.autodesk.com/jp/products/3ds-max/overview

【無料&多機能】プライベートでもスキルを磨けるツール【Blender】

 Blender

Blenderは無料ソフトながら、モデリング・スカルプト・アニメーション・リトポロジー・ノードベースのシェーダー作成など、3DCG制作に関する幅広い機能を搭載しています。
プロの制作現場ではまだまだMayaや3ds Maxの使用頻度が多いですが、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を制作した「プロジェクトスタジオQ」でもBlenderが使用されていたりとプロの現場でもBlenderがメイン使用される機会は増えています。

<費用>
完全無料

詳しくは公式サイトをご確認ください。
https://www.blender.org/download/

【特化型】市場価値を上げるための周辺DCCツール【Substance 3D Painter / Substance 3D Designer / Zbrush】

 Substance 3D Painter / Substance 3D Designer

3Dデザイナーとして市場価値を上げるために、テクスチャ作成の領域で力を発揮するのが、 Adobe社が販売している「Substance 3D Painter」と「Substance 3D Designer」です。
2つの違いとしては、「Substance 3D Painter」は作成済みの3Dモデルに絵を描くような感覚でテクスチャを貼り付けるツール、一方の「Substance 3D Designer」はノードベースのワークフローでテクスチャ自体を作成するツールとなります。

<費用>
・Adobe Substance 3D Collection
 ¥8,180/月
 ¥81,880/年

 ※含まれるソフト
 Adobe Substance 3D Modeler、Adobe Substance 3D Sampler、Adobe Substance 3D Designer、
 Adobe Substance 3D Painter、Adobe Substance 3D Stager、Adobe Substance 3D Assets

・Adobe Substance 3Dテクスチャリング
 ¥3,380/月
 ¥33,880/年

 ※含まれるソフト
 Adobe Substance 3D Sampler、Adobe Substance 3D Designer
 Adobe Substance 3D Painter、Adobe Substance 3D Assets

 ZBrush

キャラクターやクリーチャーの高精細なスカルプト(粘土をこねるような直感的なモデリング)に強みを持っています。リトポロジー機能が強力なところも魅力です。

<費用>
ZBrush サブスクリプション 1年: 66,220円(税込)

スキルアップ&転職成功に繋げるために

ここまで各DCCツールの特徴や費用についてご紹介してきましたが、ここでは「転職に役立てるには?」という観点で3つのポイントを紹介します。DCCツールのスキルをどう伸ばし・活用していくと自身のスキルアップや転職成功に繋がるのか、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

Maya経験者が次に学ぶべきは「ノードベースの設計」

Mayaは現在多くの3DCG制作現場で使用されており、3Dデザイナーとして働いている人ならスキルとして備えている方も多いと思います。基本的なスキルを備えている3Dデザイナーが次に習得しておきたいのが、「ノードベース設計」についての知識です。

BlenderやSubstance 3D Designerといったツールは、ノードベース(Node-Based)の設計思想を強く持っています。 ノードベースとは、作業画面上で「ノード」と呼ばれるパーツを繋ぎ合わせる制作手法で、データの一部を修正したい場合に該当のノードを修正すれば他の箇所に影響を出さずに作業を実施することができます。これにより、アセットの修正やバリエーション展開の手間が減り、作業スピードの向上やミスの軽減が期待できます。

また、ノードベースの設計思想はUnityやUnreal Engineといったゲームエンジンでも活用できるので、ゲームエンジンの理解にも繋がります。DCCツールだけでなくゲームエンジンも使いこなせれば、3Dデザイナーとしての市場価値はグッと上がっていくでしょう。

ゲームエンジン連携にあたっての最適化・軽量化スキル

DCCツールの知識は、アセットをつくるときだけでなく、ゲームエンジンにアセットをインポートする際にも重要になってきます。

DCCツールで制作したアセットは、必ずゲームエンジンに合わせるための「最適化」が必要です。ポリゴン数を削ったり、UVを効果的に配置したり、なるべく負荷を軽減できるよう調整する能力は昨今の膨大なデータ量を持つゲーム開発に従事するにあたって重要なスキルです。

DCCツールでアセットを作成するだけでなく、「データの軽量化・最適化」の工程にも対応できると3Dデザイナーとしてより多くの現場で活躍できるでしょう。

まとめ:DCCツールのスキルをアップさせてゲーム業界での転職を有利に進めよう!

DCCツールの学習は、単に「使えるソフトが増える」ということではありません。それは、ゲーム開発パイプライン全体の設計思想と技術的な課題解決能力をアップさせることに繋がります。複数のツールを駆使し、「高精細なアセットを、最適化された状態で、効率的にゲームエンジンへ組み込む」ことができるようになれば、あなたの市場価値は飛躍的に向上し、転職活動もスムーズに進むでしょう。

無料だったり比較的安価なソフトも揃っているので、それらを最大限に活用し、3DCGデザイナーとしてキャリアや年収をアップさせたり、テクニカルアーティストのポジションなどより幅広い領域にチャレンジしてみていただけたらと思います。

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著者・監修情報

Confidence Creator 編集部

運営元:株式会社コンフィデンス・インターワークス

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