コラム

25.11.13

FPS/TPSの始め方~初心者でもわかる人気シューティングゲームの魅力〜

ゲームプレイ実況動画やSNSなどで「FPS」「TPS」という言葉を見かけることはありませんか?
気になるけれど、「違いがよくわからない」「自分にもできるのかな」と感じている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、初心者にもわかるようにFPS/TPSの基本と魅力、そして始め方や遊ぶ際のポイントをやさしく解説します。

そもそもFPS/TPSとは?

どちらも「銃や武器を使って敵を倒す」シューティングゲームですが、視点の違いによって分類されています。
プレイヤーがどこから世界を見ているかによって、体験が変わります。

FPSとは

FPS(First Person Shooter)は一人称視点のシューティングゲームで、プレイヤー自身の目線でプレイする形式です。
画面に映るのは自分の手や武器だけで、自身がその場にいるかのような、高い臨場感が味わえます。
代表的な作品には『Call of Duty』シリーズや『Apex Legends』があります。

TPSとは

TPS(Third Person Shooter)は三人称視点のシューティングゲームで、自分のキャラクター全体を後ろから見ている状態で操作します。
周囲の状況を把握しやすく、キャラクターの見た目やアクションも楽しめるのが魅力です。
『Fortnite』や『スプラトゥーン』などが代表的です。

このように、FPSとTPSは、視点の違いによって「没入感」や「操作のしやすさ」に大きく違いがあります。
自分の好みに合わせて、どちらのタイプを選ぶか考えてみるとよいでしょう。

▼FPS/TPSの違いについてはこちらで詳しく紹介しています!

人気の理由は?

近年、FPSやTPSは多くの人に遊ばれる人気ジャンルとなっています。

その理由のひとつがeスポーツ化と配信文化です。賞金大会の開催や、YouTubeやTwitchでの配信が普及したことで、「観る楽しみ」と「競う楽しみ」が広がり、プロプレイヤーや人気ストリーマーの影響で注目度が高まっています。

また、これまでPC中心だったFPS/TPSがスマホや家庭用ゲーム機でも遊べるようになり、初心者でも手軽に始められる作品が増加しました。

日本で人気の『スプラトゥーン3』は、かわいらしいデザインながら、TPSの本格的な操作を学べる好例ですし、『Fortnite』も建築やクラフト要素が加わり、戦うだけでない楽しみ方を提供しています。
FPSでは『Apex Legends』や『Overwatch 2』などが、一人称視点の没入感の高さと、複数名で戦うチームバトルの両立で高評価を得ています。

こうして、FPS・TPSは「遊ぶ」「観る」「競う」のすべてで楽しめるジャンルとして、今やゲーム文化の中心に位置しています。

FPS/TPSの始め方

FPS/TPSは多くの人に遊ばれている一方で、「難しそう」「上手な人ばかりで入りづらい」と感じている人も多いでしょう。
しかし、どうかご安心を。最近のFPS/TPSはチュートリアルや練習モードが充実しており、誰でも気軽に始められるようになっています。

基本操作に慣れよう

まずは、基本操作に慣れることから始めましょう。
多くのゲームでは「移動(WASD/スティック)」「照準(マウス/右スティック)」「射撃(クリック/トリガー)」という共通操作が採用されています。
最初は「敵を倒す」ことよりも、「視点を動かす」「狙いを定める」「カメラに酔わない」ことを意識するとよいでしょう。

いきなりオンライン対戦に飛び込まず、ソロ練習やカジュアルマッチから始めるのがおすすめです。
また、YouTubeなどで上手なプレイを観るのも学びになります。
観戦を通して、自分が「こう動きたい」と思えるイメージをつかみましょう。

エイムに慣れよう

「エイム(aim)」とは、狙いを定める動作のことです。
照準を敵に合わせる練習は、射撃場モードやチュートリアルで繰り返すのがおすすめです。
設定を自分の手になじむように調整するだけでも、驚くほどプレイが快適になりますよ。

マップを覚えよう

戦場の地形を知ることで、敵が出やすい場所や隠れやすい位置がわかり、行動がスムーズになります。
まずは実際に歩き回って「高い場所」「狭い通路」「遮蔽物(身を隠すことができる場所)」などをチェックしましょう。
トレーニングモードで地形を覚えるだけでも、ぐっと戦いやすくなります。

仲間の動きを見よう

FPS/TPSは、味方の位置や動きを意識して動くことで、勝率や生存率が上がります。
初心者は味方の少し後ろで動き、味方が撃ち始めたタイミングで一緒に前へ出ましょう。
「敵が○○方向にいた」「リロードする」など、短い報告をするだけでも連携がぐっと良くなります。

敵の気配を聴こう

FPS/TPSでは、目に見えない敵の存在を「音」で判断することができます。ヘッドホンを使って音の方向を意識し、足音やリロード音などから敵の位置をつかむのも大切なテクニックです。
足音を聞いたら一度立ち止まり、敵の位置を特定しましょう。
角を曲がるときはすぐに飛び出さず、少しずつ安全を確認しながら進む「クリアリング」を忘れずに。

ここまで紹介したポイントを意識できるようになると、FPSやTPSの面白さが一気に広がります。

初心者におすすめのFPS/TPS

とはいえ、「最初にどのゲームを遊べばいいの?」と迷う人も多いでしょう。
これからFPSやTPSを始めたい人に向けて、遊びやすく人気の高いタイトルをご紹介します。
手軽に始められる作品ばかりなので、自分に合ったスタイルを見つけてください。

『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』

ジャンル:FPS/バトルロイヤル 対応:PC・PS・Switchほか
チームで協力して戦う人気FPSです。キャラクターごとに「スキル(アビリティ)」があり、役割を活かした連携が勝利のカギになります。スピード感のある戦闘と、仲間とのチームワークが楽しい一本。
世界的にもプレイヤー人口が多く、初心者でも始めやすい環境です。

『VALORANT(ヴァロラント)』

ジャンル:FPS(5vs5対戦) 対応:PC・PS5・Xbox Series X/S
戦略性重視のFPSで、反射神経よりも判断力や連携力が求められます。
1ラウンドごとに武器を購入し、敵チームと拠点を奪い合うスタイルです。
「撃つ」よりも「チームで考える」タイプのゲームが好きな人におすすめです。

『Fortnite(フォートナイト)』

ジャンル:TPS/バトルロイヤル 対応:PC・PS・Switch・スマホ
カラフルでポップな世界観が特徴のTPS。
銃撃戦だけでなく、壁や階段を建てる「建築」要素がユニークです。最近は「ゼロビルド」モードも追加され、建築が苦手でも楽しめるようになりました。
明るい雰囲気で、初めてのTPSにぴったりの作品です。

『スプラトゥーン3』

ジャンル:TPS(チーム対戦) 対応:Nintendo Switch
インクを塗って陣地を奪い合うTPS。
かわいい見た目ながら、戦略性やチームプレイの奥深さは本格派です。
操作も直感的で、FPSやTPSに初めて触れる人の入門作として最適と言ってもよいかもしれません。
家族や友達と一緒に遊べるパーティゲームとしても魅力的な作品です。

FPS/TPSに仕事でかかわるには?

この記事を読んでいる方の中には、FPSやTPSの世界を「遊ぶ」だけでなく、「つくる」立場として関わりたいと考える人も多いのではないでしょうか。
ここでは、FPS/TPS制作に関わる主な職種を簡単に紹介します。

ゲームプランナー

FPS/TPSのプランナーは、ゲームのコンセプトを考え、ルールやステージ構成、武器の性能差や勝敗条件などのプレイ体験の核を設計します。どんな遊び方が面白いかを形にしてチーム全体に共有し開発を進め、バランス調整や改善提案も行います。

発想力・構成力・伝える力のほか、市場やユーザーを分析して提案できる柔軟さも求められます。

▼ゲームプランナーについてはこちらで詳しく紹介しています!


UI・UXデザイナー

ゲーム画面上の「情報の見せ方」を設計する仕事です。FPS/TPSでは、ミニマップ・体力ゲージ・照準マークなど、プレイヤーが直感的に状況を把握できるUIが重要です。

見やすさとデザイン性の両立が求められ、アートとユーザビリティをつなぐ役割を担います。
操作感が重要なジャンルですので、特にプログラマーとの連携は不可欠です。

▼UI・UXデザイナーのお仕事についてはこちらで詳しく紹介しています!

ゲームプログラマー

キャラクターの動きや照準(エイム)、ネットワーク通信などを実際に動く形にするポジションで、プレイヤーの「操作感」を作り上げる要となる仕事です。
FPS/TPSはリアルタイム処理や同期の精度が重要なため、技術的チャレンジの多い分野といえます。

▼ゲームプログラマーのお仕事についてはこちらで詳しく紹介しています!

ゲームデバッガー

ゲームが正しく動作するかを実際にプレイしながら確認する仕事です。
バグ(不具合)の発見はもちろんのこと、「この場面で違和感がないか」「操作のレスポンスは適切か」など、ゲームプレイ体験を全体的にチェックします。

FPS/TPSでは特に、武器バランスや当たり判定、ネットワーク遅延などを細かく検証する重要なポジションです。

▼ゲームデバッガーのお仕事についてはこちらで詳しく紹介しています!

まとめ

FPSとTPSはどちらも3Dシューティングゲームですが、視点というシンプルな違いから、まったく異なる体験を生み出すジャンルです。初心者から上級者、プロプレイヤーまで、幅広い層に楽しまれています。

一見難しそうに感じるかもしれませんが、今は遊びやすく工夫された人気タイトルがたくさんあります。まずは気になるゲームを1つ選んで、チュートリアルやカジュアルマッチから気軽に試してみましょう。「うまくなる楽しさ」と「仲間と戦う面白さ」を実感できるはずです。

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著者・監修情報

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