【VFX】エフェクト制作の王道！パーティクルエフェクトとは
エフェクトはゲームにおいて非常に重要な役割を担っています。
ゲームエフェクトのクオリティが高いと、プレイ時に爽快感や没入感を与えることができ、結果としてユーザーの満足度を高めます。
最近では「エフェクトデザイナー」という職種も増え、エフェクト制作に力を入れている企業が増えていることが分かります。
そして、数あるエフェクトの中でも王道と言われるのがパーティクルエフェクトです。
本記事では、パーティクルエフェクトがどんなエフェクトなのかご紹介します。
パーティクルエフェクトとは
そもそも、パーティクルは「粒子」のことで、パーティクルエフェクトとは光の粒によって表されたエフェクトのことを指します。
光の粒の大きさや発生する頻度、発生する方向などを調整することによってさまざまなエフェクトを制作できます。
パーティクルエフェクトを使用することで炎や水などの自然現象やオーラや魔法などの空想上のエフェクトなど、ゲーム内で必要になるようなエフェクト全般を制作できます。
▼ゲームのエフェクト制作については、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください！
また、エフェクトはゲームエンジンやエフェクト制作を得意としたツールで制作されます。
ゲームエンジンではUnityの「Shuriken」、Unreal Engineの「Cascade」
エフェクト制作を得意としたしたツールでは「After Effects」や「BISHAMON」、「SPARK GEAR」が代表されます。
▼各ツールについて下記の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください！
エフェクト制作時の設定項目
続いて、1つのパーティクルエフェクトを制作する際、設定が必要な項目を５つに分けてご紹介します。
①量
パーティクルをどのくらいの量発生させるかを設定します。
例えば、エフェクトを付ける対象が大きければ多く、小さければ少なくする、といった感じです。
②頻度
パーティクルを発生させるタイミングと、どのくらいの長さで発生させるかを決めます。
アイテムを拾うといったよく行う動作には一瞬、重要な戦闘シーンでは長めに発生させるなどです。
頻繁に起こるアクションに大量／長めにエフェクトをつけてしまうと、ゲーム全体の処理負荷が重くなってしまうため、その点を意識した調整が必要となります。
③発生源と範囲
パーティクルがどこから、どのくらいの範囲に発生するかを調整します。
キャラクターの前からなのか、後ろからなのかなど、カメラワークも意識して設定できると良いでしょう。
④動き
発生したパーティクルがどのように動くのか、重力をかけるのかを調整します。
設定した動きによって完成したエフェクトの印象が大きく変わるため重要な工程です。
⑤色や形
パーティクルの色や形を調整します。
After Effectsでは、自分で用意した画像を適応させることもできるため、光の粒以外のパーティクルを作ることも可能です。
パーティクルエフェクトを仕事にするには
パーティクルエフェクト制作を仕事にしているのは、エフェクトデザイナー（VFXデザイナー）です。
会社によっては3Dデザイナーがエフェクト制作も担当している場合がありますが、最近のゲームではエフェクトが多用されたり重要視される場合も多いため、エフェクト周りを専門的に担当するエフェクトデザイナーの需要が高まっています。
主な業務内容としてはエフェクトの制作や実装で、エフェクトデザイナーになるにはAfter EffectsやSPARK GEAR、Unityといったツールを扱えることが求められます。
さらに、エフェクト制作に関連して、エフェクトを効果的に見せるためにライティングの知識、アニメーション制作、絵コンテの作成、といったスキルがあると転職などで歓迎される場合があります。
まとめ
パーティクルエフェクトはエフェクト制作の基本と言えるほどエフェクト制作には欠かせないものです。特にエフェクトデザイナーを目指している人は、パーティクルエフェクトを使用したエフェクト制作を繰り返し、エフェクトに対する理解と技術を深めることが大切です。
エフェクトデザイナーは最近注目されている職種ですが、人手不足で需要も高いため、スキルを高めることで自身の市場価値を高めることもできます。
少しでもエフェクトデザイナーに興味がある人は、エフェクト制作ツールで自分だけのパーティクルエフェクトを制作してみてください！
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