現在多くのゲーム会社が新卒・中途を問わず適性検査を導入しています。そしてこの傾向は今後も強まると予想されているため、転職希望者も適性検査の対策を強化する必要があります。今回はそんな適性検査の特徴や対策方法について説明していこうと思います。
この記事を読めばゲーム業界の適性検査について確認でき、試験の対策に役立てることができます。
そもそも適性検査とは
適性検査とは、新卒採用・中途採用で実施される筆記テストやwebテストのことです。回答を分析することで受験者の能力や性格の判定を行い、その結果を採用の判断材料にしていきます。導入している適性検査の種類も企業ごとに異なり、採用基準も企業によって異なります。
中途採用で適性検査は行われるのか?
ここ数年、中途採用でも適性検査を行う企業が増えてきています。職種にもよりますが、ソニーやセガなど多くのゲーム会社が適性検査を導入しており、今後も適性検査を導入するゲーム会社は増えていくと予想されます。
企業が中途採用で適性検査を行う目的
中途採用では候補者のスキルや実績を問うことが多いので、適性検査が選考結果に大きく影響することは少ないと言われています。企業側が中途採用で適性検査を導入する目的は入社後のミスマッチを減らすことであり、候補者の絞り込みに使用される新卒向けの適性検査とは実施する目的が多少異なります。
ただし企業によっては適性検査の結果を重視したり、適性検査の結果が悪いと面接に進めなくなる企業もあるので、詳細は事前にチェックしておく必要があります。
適性検査の種類
適性検査は「性格適性検査」と「能力適性検査」の2つに分けられます。
性格適性検査
性格適性検査は候補者の人間性を把握するために行われる心理検査です。企業側は候補者の回答を統計的に分析することで、仕事への取り組み方や目標設定の仕方、人との接し方などを測定していきます。性格適性検査は素早く正直に回答することが大切であり、矛盾がない回答を心がけていく必要があります。企業側は候補者のパーソナリティをチェックしているため学力が問われることはありませんが、こちらの検査もある程度準備をすることが望ましいです。
能力適性検査
能力適性検査は基礎学力や思考力を測定するために行われます。出題分野は主に言語と非言語の2つであり、言語では主に国語力を問う問題、非言語では主に算数・数学力を問う問題が出題されます。企業によっては英語分野を出題するところもあり採用基準も企業によって異なるので、企業ごとに傾向と対策を考えていく必要があります。
中途採用で使用される適性検査
主に中途採用では「SPI3」・「V-CAT」・「クレペリン検査」・「Cubic」などの適性検査が利用されています。今回はこの4つの適性検査について説明していきます。
SPI3
新卒採用・中途採用で最も幅広く利用されているのがSPI3であり、内容は性格検査と能力検査の2つに分けられます。受験方法によって試験時間が異なるので注意が必要です。
webテスト・テストセンター型
webテスト・テストセンターでSPI3を受ける場合はPCを使用して受験します。試験時間は性格検査30分・能力検査35分であり、問題1つずつに制限時間があることが特徴です。制限時間を超えると自動的に次の問題に進んでしまうため、スピーディーに解答していくことが求められます。
ペーパーテスト型
ペーパーテストの制限時間と問題数は、適性検査40分300問、能力検査70分70問です。能力検査は言語分野が30分40問、非言語分野が40分30問となっており、1分あたり1問のペースで解答していかなければいけないので、時間を意識しながら進めることが大切です。
クレペリン検査
クレペリン検査は、単純な計算作業を通して受験者の能力面や性格面を解析する検査です。受験形式は用紙とペンを使用するペーパーテスト型であり、これまで国内外を問わず多くの企業で導入されてきました。内田クレペリン検査の試験時間は前半と後半の各15分ずつであり、集中力の維持や正確性が求められます。
V-CAT
V-CATは「持ち味」と「メンタルヘルス」を把握するために行われる検査です。50分間単純な作業を繰り返すことで、ストレスへの耐性などをチェックします。V-CATはクレペリン検査の応用型であり、筆跡・筆圧・訂正箇所・誤答パターンなども含めて総合的な解析が行われます。
Cubic採用適性検査
Cubic適性検査は、個人の資質や特性を判断するための試験です。制限時間と問題数は20分123問であり、性格・意欲・社会性・価値観などの側面から評価されます。Cubic適性検査には「信頼係数」という嘘を見抜く評価基準が設けられているため、矛盾しない回答を心がけていく必要があります。質問に正解はないため、直感で素早く回答していくことが重要です。
まとめ
適性検査というと新卒採用の際に使用されるイメージがあるかもしれませんが、ここ数年は転職の際も使用されることが増えてきました。中途採用における適性検査は採用ミスマッチを減らすために実施されることが多いですが、やはり最低限の準備は必要です。対策をしておくことで安心して受験できるようにもなるので、転職を希望している方も適性検査の準備をしっかりと進めていきましょう。
特にゲーム業界での転職ではスキルや実績が重視される傾向にあるので、適性検査も含めて総合的な対策を行っていく必要があります。企業や職種によっては作品提出が求められたり、実試験が行われる場合もあるので詳細は事前にチェックしておきましょう。
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