他のITエンジニアよりも低い？ゲームエンジニアの年収の実態とは？

ゲームエンジニアとは

まず初めに、ゲームエンジニアとはどのような職業なのか簡単にご紹介します。

ゲームエンジニアとはゲーム開発に携わる技術職の人全般のことを指します。コンシューマーゲーム・オンラインゲーム・スマホゲーム・2D/3D/VRゲームといったジャンルごとに仕事内容は変わります。

主な作業の工程としては4つあります。

企画

ゲームプロデューサー・ゲームディレクター・ゲームクリエイターなどと打ち合わせをし、企画の初期段階から技術的な意見を取り入れるためにゲームエンジニアも参加します。

制作・開発

企画の打ち合わせによって決定した内容・手順に従って実際にゲームの制作を行います。メニュー画面の実装やゲーム動作の確認、効果音やサウンドの設定などの細かい分野に分け、自分の担当した分野のプログラミングを進めていきます。

デバッグ

実際に実装したプログラムが予定通りに動くかどうか検証をします。不具合が生じた場合はプログラミングの修正を行い、この作業を何度も繰り返すことでゲームを完成させます。

運用

オンライン・スマホゲームの場合は、新機能やキャラクターの追加などをする際に、不具合の修正やメンテナンスをその都度行う必要があります。その場合、引き続きデバッグ作業を行う必要があります。

前述の工程からゲームエンジニアには、「プログラミングスキル」「ゲームエンジンを使いこなすスキル」「コミュニケーションスキル」などが必要です。

▼エンジニアについてはこちらの記事で詳しく解説しています！

ゲームエンジニアの年収

ゲームエンジニアの平均年収とその他のエンジニアの平均年収を表したのが以下の表です。

参考：求人ボックス 人気職種の給料情報　（※2024年9月27日時点）

ゲームエンジニアは日本の平均年収と比べると高く、他のITエンジニアと遜色ない年収であることがわかります。また、大手企業に就職すると年収が700万円を超えることもあり、自分が開発したゲームがヒットすればさらにボーナスをもらうことができます。

加えて、現在ではスマホゲームの需要も高まっているので、スマホゲームエンジニアとしてフリーランスで独立すれば年収1000万円以上も目指せます！

年収を増やすにはどうすれば良いのか

ゲームエンジニアは日本の平均年収と比べれば高いことがわかりましたが、年収を上げるためにはどのような方法があるのでしょうか。

今以上に給与の高い企業に就職する

その企業がどの程度依頼を受けるのかによって仕事の獲得度やそれに見合う報酬も大きく変わります。また、企業が求めているスキルが異なり、現在の会社では重要視されていないスキルでも他の会社では必要になるかもしれません。

自分が求めている年収に見合わないと判断した場合は、高収入が見込める企業に転職を考えるなど、柔軟に考えるようにしましょう。

キャリアアップを目指し、他の職種にチャレンジする

制作・開発担当のエンジニアからプランナーやディレクターを目指すことで収入アップが見込まれます。ゲーム開発からリリースまで幅広い業務を行い、ゲーム開発のほぼ全てを担当するゲームエンジニアは、全体をまとめる役割になったとしてもその経験が活きてくるはずです。

ゼロからマネジメント業務を始める人とも差別化できるので、さらなるキャリアアップを目指している方や、他職種にも興味のある方はぜひ他の職種にも挑戦してみてください！

海外のゲーム開発会社に挑戦してみる

ゲームエンジニアとしてのスキルを磨けば、海外のゲーム開発会社に転職する選択肢も生まれます。海外の場合、ゲームエンジニアの年収は約900万円に上ります。

これほど高収入である理由は、アメリカのエンジニアはコンピューターサイエンスの学士が必要でゲームエンジニアの需要が高いこと、成果主義のためスキルさえあれば若くても稼ぐことができるなどが挙げられます。

英語などの語学スキルも必要になりますが、自分のスキルが海外でも通用するか試してみたい人や、若いうちから稼ぎたいと考えている人は海外も視野に入れて仕事をすると年収アップを期待できます。

まとめ

ゲームエンジニアは、他のITエンジニアと比べて年収は低いですが日本の平均年収よりは高いので、金銭面で少しでも余裕をもって働きたいという人におすすめな職種です。

また自分のスキル次第では、転職することでより高収入を目指すことができます。自分のスキルに見合った報酬が得られるように転職先を決める際はしっかり吟味するようにしましょう。

▼他職種の年収についてはこちらの記事で詳しく解説しています！

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