【2024年4月最新版】クリエイター必見!ゲームカンファレンスをご紹介

【2024年4月最新版】クリエイター必見!ゲームカンファレンスをご紹介

LEARNING 2022.3.2

<20244月17日更新>

こんにちは、QOGL+編集部のヤングです。

ゲーム業界でカンファレンスと呼ばれるものはおおまかに2種類に分かれており、ひとつは技術交流会形式の勉強会や講演会、もうひとつは新作タイトルの情報などプレス発表に関連する場として設けられています。

社団法人や企業が運営しているものから有志が集って開催しているものまで、数多くのカンファレンスが存在しますが、その中でも特に注目すべきイベントをご紹介していきます。

カンファレンスやイベントに参加するメリット

ゲーム業界のトレンドを理解する上でこうしたカンファレンスに参加することには大きなメリットがあります。

とくに勉強会・講演会形式のカンファレンスであれば、エンジニアやデザイナーの技術交流会としてはもちろん、企画職やPMとしての学びの場としても大いに役立ちます

また直接ゲームづくりに関わっていない方でも、ビジネスとしての業界トレンドをテーマとした講演では非常に興味深い内容が扱われていますので、一度参加してみる価値は十分にあるかと思います。

参加方法と費用

参加方法について

参加方法はカンファレンスによって異なります。 事前登録が必要な場合が多いので前もって調べた上で参加されることをオススメします。

参加費用について

参加費は数千円~数万円とカンファレンスによってさまざま。参加無料のカンファレンスもあります。

コロナ禍で増えてきたオンライン形式であれば1,000円ほどで参加できる場合もありますので、以前に比べてゲーム業界カンファレンス全体の参加ハードルは低くなってきています

開催されているカンファレンスのご紹介

ここからは、実際に開催されているゲームカンファレンスの中で、毎年開催されているものをいくつかご紹介します。

 

国内のカンファレンス

東京ゲームショウ

概要
▼ポイント
国内ゲームタイトルの最新情報が勢揃い!
リアル会場×バーチャル会場×オンラインでのハイブリッド開催!
▼参加費
未定
▼開催時期(2024年)
ビジネスデイ:9月26日(木)~9月27日(金)
一般公開日 :9月28日(土)~9月29日(日)

毎年幕張メッセで数日間に渡って開催されている新作ゲームタイトル発表イベントの代表格で「名前を知っている」「実際に参加せずとも楽しみにしている」という方も多いのではないでしょうか。

世界三大ゲームショウの一つとして数えられ、毎年開催期間にはSNSがゲームショウ関連のトピックスで賑わいます。

毎年開催期間の前半にはゲーム業界関係者のみが入場できるビジネスデイが設けられています。

いち早く情報を入手することができるほか、ゲームエンジン・ミドルウェア系の企業などビジネスデイ限定で出展されているブースもあり、数多くの商談が行われています。

2024年は幕張メッセの1〜11ホールのすべてを展示エリアとして使用し、より多くのブースで賑わうことが予想されます!リアル会場・バーチャル会場・ブース・セミナーなどさまざまなコンテンツでゲーム業界の最新情報に触れることができるでしょう。

2024年4月時点ではまだ出展企業の募集段階なので、続報が分かり次第お伝えできればと思います。

 

CEDEC

概要
▼ポイント
国内最大規模の業界技術交流会!最前線でのゲーム作りの知見を学びたい方におすすめ。
2024年と同じく、リアル会場(神奈川県・パシフィコ横浜ノース)とオンラインとのハイブリッド開催。
▼参加費
未定
▼開催時期(2024年)
8月21日(水)~8月23日(金)

国内最大級のカンファレンスで、業界人であれば知らない方はいないのではないでしょうか。

はじめは東京ゲームショウとあわせて開催されていましたが、段々と規模が大きくなり、今では単独開催されています。

エンジニアリング、プロダクション、ビジュアルアーツ、ビジネス&プロデュース、サウンド、ゲームデザイン、アカデミック・基盤技術の7分野で約200ものセッションが行われ、 企画職からエンジニア職、プロモーション職までゲーム開発にまつわる内容が幅広く取り扱われます。

2024年は「エンカウント」を開催テーマに、ゲーム開発者がエンカウント=直接出会って意見を交わす場所の提供を掲げています。

こちらも開催詳細が分かり次第、詳細を追記させていただきます。

 

GAME CREATORS CONFERENCE

概要
▼ポイント
ここ数年新型コロナウイルスの影響で開催されていませんでしたが、2024年ついに再びのリアル開催が実現!
▼参加費
セッション受講 5,000円
公式懇親会 4,500円
▼開催時期(2024年)
2024年4月5日(金)

CEDECに続き、日本最大規模の勉強会型カンファレンスです。毎年大阪で開催されており、さしずめ東のCEDEC、西のGCCといったところでしょうか。

2024年は数年ぶりにリアル形式で開催され、「鉄拳8における製品ビジュアルの構築について事例を紹介」「特撮から学ぶ・人を魅了するヒーローアクションの世界」「超大量のエネミーとの戦闘を実現する事例紹介」など合計12のセッションが開催されました。

CEDECに比べて参加費が手ごろな価格ですので、「ゲーム業界の勉強会がどんなものなのか肌で感じてみたい」という方にも参加しやすいかと思います。

業界外の方でも参加は可能ですが、基本的には業界内へ向けたカンファレンスのため、公式懇親会への出席はご自身の立ち位置を考慮した方がよいでしょう。

 

CEATEC

概要
▼ポイント
国内最大規模のテック系カンファレンス。最新技術やアイデアを学びに行きたい、という方に。2024年も幕張メッセで開催!現地開催・オンライン開催なのでどちらも注目。
▼参加費
無料(全来場者登録入場制)
※入場にはオンラインでの登録が必要です
▼開催時期(2024年)
10月15日(火)~10月18日(金)

CEATECはゲーム業界に限定したものではなくテック系のイベントですが、 エンタメコンテンツに関わる出展もありますし、トレンド技術が多く見られるため、ゲーム業界の方にもオススメです。

今回で開催25周年を迎えるCEATEC 2024は「Innovation for All」を特別テーマとして、特別企画の実施も予定されています。

昨年に引き続き現地とオンラインどちらも開催予定があるので、技術者の方以外にも参加の敷居は低くなっているかと思います。

 

海外のカンファレンス

E3 (Electronic Entertainment Expo)

概要
▼ポイント
世界最大級のゲームショウ
日本企業も最新タイトルを多く発表する、世界で最もゲーム業界がアツくなるイベントです。

北アメリカでも最大規模、例年ロサンゼルスで開催されている言わずと知れた大型ゲーム展示会です。

ゲーム業界について調べていると必ずと言っていいほど検索でヒットする名前の知れた一大イベントで、海外はもちろん、日本のゲーム制作会社からも話題となるような新作タイトルが毎年多数発表されていました。

ただ、2023年12月12日(北米時間)にイベント開催の終了が発表され、大きなニュースとなりました。

▽中止を発表したE3のポストはこちら
https://x.com/E3/status/1734583493592498437?s=20

 

gamescom

概要
▼ポイント
世界三大ゲームショウの一つ。日本に東京ゲームショウ、アメリカにE3とするのなら、ヨーロッパにはgamescom、と言えるイベント。会場の広さについては間違いなくトップクラス。
▼参加費
未定(※例年は参加日・内容により価格が変動するチケットでした)
▼開催時期(2024年)
8月21日(水)~8月25日(日)

毎年ドイツはケルンで開催されている、ヨーロッパ最大のゲーム関連イベント。東京ゲームショウやE3と合わせて、世界三大ゲームショウとも言われています。特徴はなんといっても圧倒的な会場規模!

必然的に展示ブースも大きくなり、各社の豪華な出展を見ることができます。それに応じて、参加人数が非常に多く、規模感では世界最大級のイベントです。

ゲーム好きなら一度は参加してみたいですね!

 

China joy

概要
▼ポイント
今やスマホゲーム業界を牽引する中国発のゲームイベント。中国の上海新国际博览中心でビジネス向け・一般向けにさまざまな展示・イベントが開催されます!
▼参加費
China joyアプリでチケット情報配信中
▼開催時期(2024年)
7月26日(金)~7月29日(月)

例年夏ごろに中国で開催されている、展示会型のゲームカンファレンスです。

昨今、日本国内でも中国企業のスマホタイトルが多数登場、大きな存在感を放っていますよね。『原神』『IdentityV 第五人格』『アズールレーン』など、スマホゲームを遊ぶ方で知らない方は最早いないであろうビッグタイトルも中国発です。

今後のスマホタイトルのトレンドが発信される注目のイベントです。

 

GAME Developers Conference(GDC ショーケース

概要
▼ポイント
ゲーム開発の最先端の話題が世界中から集まるカンファレンス。
少しでも英語が分かるのであれば、参加して損はありません!
▼参加費
299~2,349USドル
▼開催時期(2024年)
3月18日(月)~3月22日(金)

アメリカで開催されている、世界最大と言ってもいいゲーム開発者向けの会議型カンファレンスです。

複数の講演・ディスカッションや授賞式、展示・ゲームのデモセッションなどさまざまなイベントが開催され、人によっては言語の壁こそあれ、ゲーム開発の今を知るうえでは外せないイベントです。

 

企業運営型カンファレンス

これまでにご紹介した社団法人などが開催しているイベント以外に、企業単体で開催しているものもあります。より勉強会・技術交流会としての色が強くなったものが多いのが特徴です。

UNREAL FEST(Epic GAMES)

概要
▼ポイント
Unreal Engine の事例紹介や特別企画やインディーゲームタイトルの展示など、幅広い層に向けたコンテンツを含むイベントです。
▼参加費
無料
▼開催時期(2024年)
オーストラリア・ゴールドコースト:5月29日(水)〜5月30日(木)
チェコ・プラハ:6月18日(火)〜6月20日(木)
韓国・ソウル:8月28日(水)〜8月29日(木)
アメリカ・シアトル:9月30日(月)〜10月3日(木)
中国・上海:未定
日本・東京:11月2日(土)

フォートナイトでも知られる、Epic Games。ゲーム開発においてはUnreal Engineの開発元ということで、知らない人はいないでしょう。

Epic Gamesが主催する『UNREAL FEST(アンリアルフェス)』は、Unreal Engine活用のトレンドに触れることが出来る貴重なイベントです。

2024年は約半年にわたって世界6ヶ所での開催を予定しています!東京で開催される「Unreal Fest Tokyo」については情報公開され次第、追記させていただきます。

 

Unity Learning Material(Unity Technologies)

Unreal Engineに並んで、ゲーム開発において無視できない存在であるUnity。
こちらは学習プラットフォームのため、カンファレンスとは少し毛色が変わってきますが、Unityを学ぶ上で有用な情報が多く掲載されています。

まとめ

コロナ禍の影響で大勢の人々が集まるイベントは開催しづらい世の中になりましたが、だんだんとリアル開催を復活するイベントも増え、リアル・バーチャルをそれぞれ活用したイベントが多くなってきました。

コロナ禍前のイベント形式も戻りつつ、引き続きオンラインで距離や時間に関係なく参加できるのは喜ばしいことですね。

今ゲーム業界で働いていて更なる知見・スキルを得たい人はもちろんのこと、これからゲーム業界で働きたいという方にとっても、これらのイベントは間違いなく役に立つものになるでしょう。

この記事で少しでも興味があるものを見つけていただけた方は、ぜひ一度参加してみてくださいね。


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