※株式会社コンフィデンスは2023年8月1日に「株式会社コンフィデンス・インターワークス」に社名を変更いたしました。
こんにちは、QOGL+編集部のレオです。
今回はゲーム業界の職種についての理解を深めていきたいと思います!ゲーム業界での転職を考えている方の中には、ゲームの遊びの根幹を作る「プランナー」になりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ゲーム会社とクリエイターを繋いでいるコンフィデンス・インターワークスの目線で、当社で活躍するプランナーの適性や求められるスキルは何かをひも解いてみましたので、参考にしてもらえると嬉しいです。
この記事の目次
「プランナー」って実際どんな仕事?
一般的に「プランナー」とは「ゲームの中身を企画する人」のことを指します。「ゲーム企画」や「ゲームデザイナー」と呼ばれることもありますね。
プランナーになるためには、ゲームのコンセプトや内容を考える発想力だけでなく、他セクションと連携して企画案を進行する説明力やコミュニケーション力も必要になります。
また一概に「プランナー」と言っても、もちろんゲームの内容全てを1人で考えるわけではありません。業務範囲や企画する範囲が細かく分かれています。
大きく分けると、新しいものを企画する「開発」と、リリース後の売上やユーザー満足度を伸ばすための施策を考える「運営」に分類することができます。
今回はプランナーの職種を「開発」と「運営」に分類した場合のそれぞれの適性を考えていきたいと思います。
「運営プランナー」とは?
「運営プランナー」とは、リリース後のゲーム案件に携わる方のことを指します。
既存ユーザー・新規ユーザーに向け、それぞれの満足度を高めるためのイベント企画を考案したり、そのゲームが長くユーザーに愛されるための新規機能を追加を検討することがメインの業務となります。
コンフィデンス・インターワークスで運営プランナーとして活躍されている方の業務内容と、適性人物像の傾向を分析してみると、下記のようなスキルが求められていると推測できます。
運営プランナーの業務内容
・ゲーム内イベント企画書作成
・キャンペーン等の仕様書作成
・新規機能の作成
・ガチャ、マネタイズ設計
・バランス調整
・KPI設定、分析
・各種お知らせ更新
・施策後の振り返り、改善策の立案
これらは運営プランナー業務内容の一例です。ゲーム開発会社によっても業務の幅はそれぞれですが、イベントごとの数値データと向き合い、どのような手を打てばユーザーの心理に刺さるのかを考える力が求められます。
運営プランナーに求められるスキル
・単純に面白い施策ではなく、その時々の目的に合わせて施策を考案するスキル
スマートフォンゲームは、日次・週次の売上を追っているため、施策を出すサイクルが短く(小さいものだと2週間程度)、それぞれの施策の数値分析から改善施策の立案までのPDCAを常に回して考える必要があります。
・ロジカルに説明するコミュニケーションスキル
各数値に基づいて仮説を立て、自分の考えを関係者に説明する必要があります。
・ゲームのトレンドを追いかけ、業務に活かすスキル
ゲームのトレンドは常に変化するため、日頃からプランナー目線で様々なゲームに触れ、業務に活かせる要素を探す必要があります。
・流行りのIPやエンタメコンテンツに日頃から興味を持つ姿勢
ソーシャルゲームはコラボイベントなども多いため、普段からアニメや漫画などにも触れていると業務に活かせます。
「開発プランナー」とは?
「開発プランナー」とは新規開発ゲームの案件に携わる方のことを指します。
0→1で企画することが多いので、皆さんが「プランナー」としてイメージする像に近いのは、「開発プランナー」の方かもしれません。
開発プランナーは、スマートフォンゲーム・コンシューマーゲーム・PCゲームなど様々なジャンルのゲーム開発に携わる可能性があることも特徴の一つです。
コンフィデンス・インターワークスで開発プランナーとして活躍されている方の業務内容と、適性人物像の傾向を分析してみると、下記のようなスキルが求められていると推測できます。
開発プランナーの業務内容
・ゲームシステムの仕様設計、企画立案
・仕様書作成、一部実装業務
・レベルデザイン、パラメーターデザイン
・バランス調整、各種データチェック作業
・クリエイティブディレクション業務
・開発上発生する課題の解決
・開発チームのマネジメント
・Excel等でデータ作成
これらは開発プランナー業務内容の一例です。
開発するタイトルによって業務の幅はそれぞれですが、自分の頭の中に描いたゲームの世界観やゲームシステムをアウトプットする力が求められます。
開発プランナーに求められるスキル
・発想力、リサーチスキル、プレゼンテーションスキル
0→1で企画する発想力が必要です。そのためには類似ゲームの機能のリサーチスキルやプレゼンスキルも必要になります。自分が考えたゲームの世界観やシステムを、各セクションの担当者に向けて分かりやすく説明するための仕様書作成スキルやコミュニケーションスキルも求められます。
・トライアンドエラーの繰り返しに耐えることができる精神力
開発受託している案件の場合は、クライアントへのプレゼンも行うこともあるため、リテイクの繰り返しに耐える精神力が必要です。
・普段からプランナー目線でゲームをプレイし、インプットを欠かさない姿勢
開発プランナーは、普段から自分がプレイしているジャンルのゲーム案件に携わることが多い印象を受けます。それは、ゲーム攻略の仕方や自分なりに面白いと感じたギミック、数値調整などのインプットを欠かさず、開発するゲームにも活かせるからであると思います。
「プランナー」としてのやりがい
QOGL+では以前、スクリプターからプランナーにキャリアチェンジした社員へインタビューした記事を掲載させていただきました。
▼インタビュー記事はこちら
Sさんはスクリプターチームの上長としてご活躍した後、コンフィデンス・インターワークスでプランナーへ転向されました。
Sさんが感じるプランナーとしてのやりがいは、「デザイナー、クライアントエンジニア、サーバーサイドエンジニア等の様々な職種のスタッフとともに、1つの仕様(施策)を作り上げること」だそうです。
企画案を考えるのはプランナーの仕事ですが、それを実際に実装するまでには各セクションと相談して進めていく必要があります。
それぞれがプロフェッショナルの視点から、面白いものを作ろうという気持ちを持って意見を出し合いながら1つの仕様がやっと完成するということがやりがいに繋がっているのですね。
さいごに
今回は、ゲーム会社とクリエイターの双方を繋ぎ、サポートしているコンフィデンス・インターワークス目線でプランナーという職業を深堀りしてみました。
実際に働いている方の意見と異なる部分もあるかもしれませんが、普段クリエイターの皆さまからのお話を客観的に聞いてていて感じることを記事にしてみました。
「プランナー」の方と会話していると、「自分が考案したものがユーザーから反応が良かったりすると嬉しい!」というお話をよく伺います。そういったお話からも、自分がゲームの仕様を考えたい、ユーザーの目線でゲーム開発に携わりたい方におすすめの職種であると思います。
プランナーという職業に興味を持ち、この記事をご覧くださった皆様の転職活動の後押しになれば幸いです。多数の企業とお取引しているコンフィデンス・インターワークスだからこそアドバイスできることもありますので是非ともお気軽にご応募くださいね!