
ゲームは、ゲームディレクターやプロデューサーに企画立案されてから、実際に開発され完成するまでにとても多くの工程がありたくさんの人が関わっています。
今回は、開発~完成までを幅広く担当し、ディレクターやプロデューサーとゲームクリエイターを繋ぐ仕事である「アシスタントディレクター」についてご紹介します!
アシスタントディレクターって何?
ゲーム開発プロジェクトには大きく分けて2人のリーダーが存在します。それが「ゲームプロデューサー」と「ゲームディレクター」です。まずアシスタントディレクターの前に、この2つの違いについて簡単に説明します。
ゲームプロデューサーは、プロジェクトにおける総責任者で業務内容は多岐に渡りますが、主に営業や宣伝、収支管理など作品の「外側」の部分のリーダーです。
一方ゲームディレクターは、ゲームプロデューサーの下でシナリオや絵といったクオリティを管理する、作品の「中身」の部分のリーダーです。
つまり、アシスタントディレクターの仕事は「作品の中身における進行管理や補佐」です。そしてそれぞれのリーダーが作った案をゲームクリエイター達に共有し、開発~完成までをサポートします。
それでは、具体的にどのような仕事があるのか見ていきましょう。
アシスタントディレクターの基本業務は?
アシスタントディレクターには大きく分けて6つの基本業務があります。経験やスキル、チームの規模感などによって仕事内容は変わりますが、以下の仕事は大体共通して行われます。
進行管理
発注や納品、実装などのさまざまな作業が締め切り内に終わるように、スケジュールを組んだり進捗を管理します。外注などで外部とのやり取りがある場合は、不測の事態に備えて余裕を持たせたスケジュールを組むことが重要です。
また、公式サイトの制作や営業広報といった外側の部分の進行管理はアシスタントプロデューサーが担当する場合もあります。
発注リストの作成と素材管理
どんな素材がどのくらい必要なのかを洗い出し、そのリストを作成します。そして、そのリストを基に制作管理まで行います。最終的な発注書はディレクターが作ることが多いですが、発注書を作るための資料集めや草案はアシスタントディレクターが担当することもあります。
シナリオやイラストなどの素材チェック
文章の誤字脱字がないか、セリフの言い回しやイラストの雰囲気などが設定と相違ないかといった正確さをチェックします。音やイラストのクオリティ、「面白い、面白くない」といったクリエイティブな部分の確認はディレクターが行います。
収録立ち会い
キャラクターの音声などで収録が必要な場合は収録に立ち会い、読み間違いや収録漏れがないかの確認を行います。素材のチェックと同様に、演技の良し悪しの判断に関してはディレクターが担当します。
収録中にセリフの変更があった場合は、変更点を記録してゲームに反映させる作業も行います。
スクリプト入力と演出チェック
スクリプトはエフェクトなどを含めたさまざまなゲームの動作設定を行うことです。最終的なチェックはディレクターが行いますが、演出を見て不自然な点が無いかなどを確認し、直せるものは修正依頼を出します。
エフェクト演出の構築などは基本的にはスクリプターという専門の人が行いますが、人手が足りなかったり規模の小さいチームの場合は、アシスタントディレクター自ら行うこともあります。
デバッグ
デバッグはゲームの不具合を見つけたり原因を突き止める仕事です。基本的にはデバッグを専門としている会社に外注したり、社内のデバッグチームに作業をお願いします。
アシスタントディレクターはデバッガーからの報告を基に、不具合の内容を確認して修正が必要と判断した場合、各所に修正を依頼します。修正の優先順位をつけたり、依頼した作業の進捗、どのバグを修正したか、といった管理まで行います。
転職するときに求められるもの
求められる経験やスキル
必須経験・スキル
- 基本的なPC操作
- さまざまな部署の人と円滑にコミュニケーションがとれる
- ゲーム業界での就業経験
歓迎経験・スキル
- プランナー経験
- ゲーム運営経験
- スケジュール管理、外注管理、デバッグ管理
- ウェブページ作成の知識、経験
- IP(版権)に携わった経験
求人によって歓迎スキルにあるものが必須である場合や実務経験の期間にも条件がある場合があるので、気になる求人があった際は「どんな経験やスキルが必要なのか」「実務経験を求められる場合何年程度の経験が必要なのか」を必ずチェックしましょう!
また、必須のところに「ゲーム業界での就業経験」とありますが、まれにテレビや映画などゲーム業界と近しい業界でのディレクター・アシスタントディレクター経験、もしくはそれに近い経験がある場合、応募可能なこともあるので業界未経験の方はぜひ探してみてください!
求められる人物像
明るく、年齢や部署を問わずさまざまな人とコミュニケーションがとれる
アシスタントディレクターは、業務上で自社の社員だけでなく外注先や他企業の人など、さまざまな人と関わります。そのため、プロジェクトが円滑に進むように年齢や部署を問わずコミュニケーションがとれることが必須です。
またゲーム開発は常に締め切りに追われる大変な仕事ですので、明るく笑顔でコミュニケーションを図れると「チームの雰囲気づくり」としても良いかもしれません!
臨機応変に動ける
ゲーム開発では不測の事態はつきものです。トラブルが起こった際にスケジュールを組みなおしたり、時には自分でデバッグやスクリプトといった業務を行うこともあります。各所とスムーズに連携し最終的な納期に間に合わせるためにも、その場の状況に応じて臨機応変に動けることが重要です。
納期に対する強い責任感を持てる
ゲーム業界に関わらず大事なことですが、ゲーム開発はとても多くの工程があるため1つの小さな遅れが最終的に大きなズレとなってしまうことがあります。そのため、各工程できちんと納期を守ることが必須です。自分の仕事の納期はもちろんですが、進行管理という業務もあるので「他の人にも納期を守らせる」ことも、とても重要になってきます。
どんなキャリアパスがある?
アシスタントディレクターになるには
アシスタントディレクターは一般的にはプランナーなどで経験を積んだ後でなる場合が多いようです。
しかし、会社によっては第二新卒や20代前半くらいの人をターゲットに、ゲーム開発経験がなくても熱意ややる気があればアシスタントディレクターとして採用し、ディレクターを育成するという場合もあります。
アシスタントディレクターとして経験を積んだ後は?
そのままディレクターやアシスタントプロデューサーにキャリアアップする道があります。ディレクターやアシスタントプロデューサーとして経験を積めば、ゲーム開発のトップであるゲームプロデューサーへの道が拓けます。
日本ではクリエイティブ職に比べ、管理職のほうが年収が高くなりやすい傾向にあるので、アシスタントディレクター→ディレクター・アシスタントプロデューサー→プロデューサーとキャリアアップするにつれ年収もアップしていきます。
ゲームプロデューサーの年収についてはこちらの記事をご覧ください!
まとめ
本記事では、ゲームのクオリティを左右するゲームディレクターをサポートする「アシスタントディレクター」について、業務内容や求められる経験やスキルなどをご紹介してきました。
基本的には進行管理をメインとしたサポート業務や確認作業が多いので「ゲームが好きで、ゲームクリエイターをサポートするような仕事がしたい」という方にもおすすめの職種です。
将来、ゲームディレクターやプロデューサーになってたくさんの人を楽しませられるゲームを作りたい方、ゲームが企画されてから完成するまでの一連の流れを担当したいという方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
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