現在、WEBTOONは国内外で大きな注目を集めており、まだまだその人気は高まっていくと考えられています。本記事では、WEBTOONを含む電子コミックがここ数年で急速に普及した理由と、WEBTOONの将来性について解説します!
WEBTOON(ウェブトゥーン)とは
WEBTOONは韓国発のデジタルコミック、ウェブコミックのことを指します。
縦にスクロールしながら読める点が特徴であり、ほとんどのWEBTOON漫画はフルカラーで表現されています。スマートフォンで読むのに適した形になっている点も特徴であり、コロナ渦における巣ごもり需要の影響で「家から出ずにマンガを読める」「スマホに対応した縦読みがおもしろい」と国際的に人気が出ました。
ここ最近は日本でも大きな注目を集めており、多くの国内企業がWEBTOON業界に参入しています。
「WEBTOON」という名前は、NAVER社の登録商標ですが、本記事内では縦スクロール型漫画を指す言葉として、世界中で広く浸透しているWEBTOONという言葉で説明します。
WEBTOON・電子コミックが普及した理由
ここではWEBTOONを含む電子コミックが普及した理由を3つ紹介します。
1. コロナ禍における巣ごもり需要
電子コミックはコロナ禍における巣ごもり需要の影響で、スマートフォンやPCで手軽に漫画を読むことができると注目を集めるようになりました。
国内でWEBTOONが注目を集めるようになったのもこの時期であり、電子コミック市場はWEBTOONの普及とともに拡大してきました。
2. サブスクリプション型サービスの普及
日本でサブスクリプション型サービスが流行したのは、2018年前後だと言われています。
この時期から多くの音楽配信サービスや電子コミックアプリがサブスク型のビジネスモデルを取るようになり、2019年には「サブスク」がユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされました。
WEBTOONは「待てば0円」という1日1話ずつ読み進められるシステムが多く、それ以上読みたい場合は、1話ごとや1巻ごとに課金する必要があります。しかし、サブスク型の場合、月額料金を支払うことで1話ずつ課金せずとも一気読みすることができたり、複数の作品が読み放題になったりします。
読み放題以外にも、月額料金に応じてポイントが付与され、そのポイントを消費する形で作品を読むことができるシステムもあります。この場合、都度ポイントをチャージ(課金)するよりもお得にポイントを獲得することができます。
このようにサブスクに登録することで、より手軽に・安価にたくさんの作品に触れることができるようになったことも、WEBTOONの持つ「手軽さ」「スキマ時間に楽しめるコンテンツ」という部分とマッチし、電子コミックの普及に影響を与えたと考えられます。
3. 海賊版サイトの封鎖
社会問題になった海賊版サイトですが、これらのサイトは2018年に政府の対策により閉鎖することになりました。
これにより今までスマートフォンで海賊版サイトを閲覧していた層が正規の方法で電子コミックを読むようになり、閲覧数や購入金額に応じて作者や企業に対価が支払われるという正常な仕組みが成り立つようになりました。
WEBTOONの将来性
日本は既存の横書き漫画が大きく普及していたこともあり、WEBTOON業界への参入が遅れたと言われています。しかし現在は多くの国内企業がWEBTOON業界に参入しており、その遅れを取り戻しつつあります。
業界や企業の動向を考えると、WEBTOONは非常に将来性が高いと言えるでしょう。
WEBTOONの将来性が期待できる理由
ここではWEBTOONの将来性が期待できる理由を2つ紹介します。
利用者が増加し続けている
WEBTOONはコロナ禍に「手軽に漫画が読める」と注目を集めた縦スクロール型の漫画です。
WEBTOON作品としてのファンはもちろん、書籍化やドラマ化などマルチメディア化することで「マンガはあまり読まない」という層も巻き込み、新たなユーザーを増やし続けています。
制作現場の環境整備が進んでいる
制作現場の環境整備が進んでいることからも、WEBTOONの将来性を考えることができます。
WEBTOONはフルカラーでの連載を前提としていることもあり、イラスト・脚本・ネームなど各工程を細分化したスタジオ型という制作方法が採用されています。
スタジオ型での制作では「完全分業制」が採用されているため、クリエイターは自分の得意分野に特化して制作を行えるため、クリエイター1人当たりの負担が減るといわれています。
「スタジオ型」についてはこちらの記事でより詳しく解説していますのでぜひご覧ください!
日本企業でも、ここ最近はスタジオ型を導入してWEBTOONを制作する企業も増えており、原作者やクリエイターが働きやすい職場環境が構築されています。
このように制作現場の環境が改善されていけば、作品の量や質の向上も期待できるでしょう。
まとめ
現在多くの国内企業がWEBTOON業界への参入を発表をしており、業界全体として今後もさらに発展していくことが期待されます。
WEBTOON業界は、増加を続ける利用者数や職場環境整備の面から考えても、その将来性は非常に高いと言えるでしょう。
注目を集めるWEBTOON業界では、まだまだ多くの企業がクリエイターを募集しているので興味がある方はぜひチェックしてみてください。?
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