ゲームディレクターという職業を聞いたことはありますか?
ゲームディレクターとは、ゲーム開発においてリーダーの役割を担います。
ゲームの仕事に興味がある方はぜひ参考にしてください。
本記事では、ゲームディレクターについて、詳しくご紹介します。
ゲームディレクターとは?
ゲームディレクターとは、ゲーム開発のプロジェクト現場をまとめ、指導者としての仕事を行う職種のことです。
ゲーム制作に関わるスタッフの経験を生かして効率よく進められるよう、彼らに役割を与えると共に、そのチームの指導者ーを務め、ゲーム完成までのスケジュール管理を行います。スタッフへ指示を行う重要な役割を果たしています。
現場を指揮するため責任はありますが、その分だけやりがいのある仕事です。
仕事内容
ゲームディレクターとは、具体的にどのような仕事を担当しているのでしょうか。
5つの項目に分けてご紹介します。
ゲーム企画
ゲームプロデューサーと共にゲームの企画段階から携わり、ゲームのコンセプトから販売後の方針まで決定します。
スタッフ管理
プロジェクトを円滑に進行するために必要なことがスタッフ配置です。規模が大きいほどスタッフの人数も増えるため、スタッフのタスク内容を把握しなければなりません。
スケジュール管理
開発チームの進捗状況を見ながら、スケジュール管理を行います。進度にずれが出るようであれば、予定していた発売日に間に合わないという事態が生じてしまうため、スタッフのタスクの管理・調整が必要です。
トラブル対処
ゲーム制作を進めていくうえで発生したトラブルにも対処しなければなりません。スケジュールの遅延やゲームの不具合といった事態に冷静に対応し、問題を解決していきます。
流行チェック
ゲーム発売後は、ゲームの売り上げの数値を分析し、次回以降の企画につなげます。また、ゲーム業界のトレンドの流れに後れを取らないようにすべく、日ごろから他のゲームチェックは重要な仕事の1つです。
ゲームディレクターになるには?
ゲームディレクターが担当する仕事は多いですが、実際目指す上で具体的に何が必要なのでしょうか。
ゲームディレクターは、現場をまとめるリーダーとしての役割を担っているため、未経験者からの採用はほとんどなく、ゲームプログラマーやゲームデザイナーとして数年経験を積む必要があります。
そのため、ここではゲーム業界での経験を積みつつ、必要となる知識やスキルなどをお伝えします。
必要な知識・スキル
ゲームディレクターになるために主に求められるものとして、ここでは5点ご紹介します。
ゲームに関する幅広い知識
ゲームディレクターはゲームの作成に直接携わるわけではありませんが、指導者として各スタッフに指示するためには、ゲーム開発における一連の動きを理解している必要があります。
また、各スタッフの仕事内容やよく使われるソフトについて一定の知識も求められます。
コミュニケーション能力
開発チーム内での意思疎通を図るため、スタッフ同士の橋渡しの役割を担う必要があります。円滑に作業を進めるために、自分の意見を正確な言葉で伝える能力や相手の意図したことを汲み取る能力は必須です。
多くのスタッフと関わるため、どんな相手とも適切なコミュニケーションをとらなければなりません。
ディレクション力
ゲームディレクターはゲーム制作を進めるうえで、現場を取り仕切らなければならないため、目標達成に導くディレクション力は最も重要と言えます。
まずは規模の小さなプロジェクト管理をすることで、調整力や問題解決力などゲームディレクターに必要なスキルが身についていきます。
企画・提案力
ゲームディレクターは作成したゲームをヒットさせるための企画力が求められ、より的確にゲーム案を資料にまとめて、担当の企業先に提案する力も必要です。
情報収集力・主体性
ゲームの企画から制作が完了するまで最低でも1年ほどかかるため、世の中の動きに遅れをとらないようにするべく、先を見据えてトレンドを追うための感度が求められます。また、自ら指示を出す主体性も必要です。
年収
求人ボックス 給料ナビによると、ゲームディレクターの平均年収は約419万円です。
全体の給与幅としては、350~840万円と比較的広く、その人の能力や経験、勤務先によって大きな差が生まれます。
給料は、属する会社によって大きく変わるため、より待遇の良い会社に転職することでゲームディレクター年収の上限価格を目指すことができます。自分の能力にあった企業を見つけるために、しっかり情報収集するようにしましょう。
参考
求人ボックス 給料ナビ(2024年5月9日時点)
キャリアアップ
ゲームディレクターは現場を広く見るポジションであるため、その経験をうまく生かすことで、キャリアアップにつなげることができます。
そこで、ゲームディレクターからキャリアアップを目指すことのできる人気の職種についてご紹介します。
ゲームプロデューサー
ゲームプロデューサーは、ゲームディレクターが「現場」での制作を管理する職種であるのに対し、プロジェクト全体を統括する仕事です。そのため、ゲームディレクターに必要なスキルにプラスして問題解決能力を身につけることで、キャリアアップを期待できます。
フリーランスゲームディレクター
ヒットゲームを残した実績があれば、独立することもできます。
組織に縛られず、自由にクリエイティビティを発揮でき、会社員の昇給は年に数回ですが、フリーになれば人脈などを使って案件を多く請け負うことで、収入を上げていくことも可能となります。
まとめ
ゲームディレクターはゲーム制作現場に責任を持たなくてはいけませんが、それだけやりがいを感じることのできる職業です。そして、ゲームディレクターはキャリアアップ先が豊富であることも魅力です。
ゲームディレクターになるために求められるスキルは多いため、ゲームプログラマーやゲームデザイナーとして数年経験を積む必要があります。
ぜひ、ゲームディレクターを目指すべく、ゲーム業界に足を踏み入れてみませんか?
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