業界知識

24.05.31

クラウドサービスNo.1シェア!AWS/AWSエンジニアとは?

AWSは業界トップのシェアを誇る注目のクラウドサービスです。100以上のサービス提供をしており、コストの削減やイノベーションの促進を実現しています。

本記事では、「AWSとはどのようなものなのか」と、AWSを扱う仕事である「AWSエンジニア」についてご紹介します!

AWSとは

「AWS(Amazon Web Services)」とは、アマゾンが提供するクラウドサービスの総称のことです。機能の豊富さやセキュリティに強みを持ち、日本ではアマゾンウェブサービスジャパン株式会社が運営しています。

世界中のデータセンターから100以上のサービスを提供しており、仮想サーバーを提供する「Amazon Elastic Compute Cloud」やストレージを提供する「Amazon S3」などのサービスが特に注目を集めています。

2006年から提供が開始されたAWSですが、現在ではクラウド業界トップのシェアを誇っており、国内外を問わず多くの企業・政府に導入されています。

そもそもクラウドとは

「クラウド」とはクラウドコンピューティングの略称であり、インターネットを経由してアプリケーションなどの各種ツールを利用可能にするサービス形態のことを指します。

クラウドを利用すると、ソフトウェアやサーバーを保有していなくてもインターネットサービスを利用できるようになるため手間やコストの削減が期待できます。

AWSが選ばれる理由とは

AWSが業界トップのシェアを獲得している理由は、AWSが持つ多くのメリットにあります。今回はAWSのメリットとできることをそれぞれ2つずつご紹介します。

AWSを使うメリット

セキュリティ性が高い

AWSは世界最高水準のセキュリティを誇っており、高度なサイバー攻撃や内部セキュリティリスクにも対応可能です。ソニー銀行や日本政府、CIA(米国中央情報局)など世界中の大企業・銀行・政府機関がAWSを採用しており、そのセキュリティ性に大きな信頼を寄せています。

コストの削減につながる

初期費用がかからないという点もAWSの魅力です。
使用するサービスを選択し、そこに必要な費用のみを支払えば利用できるので、無駄なコストの削減につながります。また、次で詳しく説明しますが、保守運用から解放されるという点でも、人件費の削減につながります。

AWSでできること

デベロッパーがアプリ設計に集中できる

AWSは、デベロッパーが保守運用から離れられるサーバーレスコンピューティングというアプリ開発モデルを作りました。

サーバーレスコンピューティングは、サードパーティーが構築したサーバーを利用してアプリ開発を行える開発モデルのことを指します。
つまり、デベロッパー(アプリ開発者)がサーバーを構築する必要が無いだけでなく、セキュリティなどの運用もしなくてよい、というものです。

通常、アプリ開発を行うためには、デベロッパーはアプリ設計の他に、システムを動かすサーバーを作ったり、完成後もセキュリティ管理、ファイルや容量の管理、負荷の分散といった保守運用を行います。そして、これらのタスクはデベロッパーのエンジニアがアプリ設計をしながら担うことになり負担が大きくなります。

しかし、AWSはサーバーレスコンピューティングのため、アプリ設計を除く保守運用全般をAWSが行ってくれるため、デベロッパーはアプリ設計に集中できます。

最先端の技術をいつでも使用できる

AWSでは、最先端の技術、例えばブロックチェーン分野のAmazon Managed Blockchain (AMB)では、Web3.0アプリの開発や複数のブロックチェーンのリアルタイムデータや履歴データを見ることができます。
他には、機械学習分野もあり、Amazon Lex 自動チャットボットデザイナーでは、既存の会話を書き起こすことでチャットボットを設計できます。

上記以外にも、ビッグデータ分析やサービス系アプリなどその種類は多岐に渡っており、用途に合わせて高機能なサービスを利用できます。

AWSエンジニアとは

AWSエンジニアとは、AWSを扱う技術者のことを指します。
主な仕事は、AWSを利用したアプリケーションの開発やインフラ設計であり、システム開発・保守・運用など幅広い業務を担当します。

AWSには、サーバーの構築やデータ保存、データベース、プログラムの実行など100以上の機能(サービス)が備わっており、AWSエンジニアはその中から適切なサービスを組み合わせて、開発・運用する環境を作っていきます。

そのため、AWSエンジニアはAWSのサービスに関する理解が求められます。
どのサービスで何ができるかを把握したうえで適切な組み合わせを作ることでコスト削減にも繋がるため、AWS全般に対して広く・深く知る必要があります。

AWSエンジニアとインフラ/ネットワークエンジニアの異なる点としては、作業をクラウド上で行うことが挙げられますが、上記のようにAWSに関する専門知識が求められることも大きな違いであり、特徴です。

AWSエンジニアになるためには

AWSエンジニアになるためには、AWS認定試験の受験がおすすめです。

AWS認定試験はクラウドの基礎的な理解を目的とした知識ベースの認定で、受験のために実務経験などは必要ありません。4段階のレベルが設けられており、1番簡単なレベルを除いて、それぞれのレベルでさらに専門分野が分かれています。

認定試験に合格することで、AWSについてこれだけの知識がある、こういうことができる、という証明になります。そのため、「どの程度知識や技術を身に着けたか確認したい」という方だけでなく、転職で年収アップを目指している方の受験もおすすめです。

AWSエンジニアの将来性

結論から言うと、AWSエンジニアの将来性は非常に高いと言えます。

AWSは世界で最も利用されているクラウドサービスであり、今後も業界トップのシェアを維持していくと予想されます。またAWSエンジニアという職種は比較的新しい職種ということもあって人手も不足しているため、AWSエンジニアは需要が高い傾向にあります。

平均年収も500〜600万と言われているため、待遇や将来性の点から見てもAWSとして転職することは魅力的な選択肢であると言えるでしょう。

まとめ

本記事ではAWSについて、メリットやできること、AWSに関連する仕事についてご紹介してきました。

ブロックチェーンやWeb3.0、AIといった新しいシステムなどが続々と誕生し、それに伴ってシステムやアプリの開発も活性化するなかで、エンジニアの負担や人手不足も課題になっています。
そして、こうした課題解決の手助けになるのがAWSであり、AWSエンジニアです。

AWSエンジニアは幅広く専門知識が求められ、業務範囲も広いですが、将来性が高く待遇面も期待できるので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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