この記事を読んでいる皆さんの中には、「ゲーム業界未経験でもゲーム業界で働きたい」という方は多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめな職種が「スクリプター」です。スクリプターは「ゲーム業界の登竜門」とも言われており、未経験からでも転職可能な職種として人気を集めています。
この記事を読めばスクリプターの仕事内容や必要スキル、将来性について知ることができるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
スクリプターの仕事内容とは?
スクリプターはシナリオライターやプランナーの指示に基づき、主に演出の設定を行うお仕事です。
スクリプターはスクリプトと呼ばれる言語を用いて、会話シーン等の演出を作り上げたり、イベントの構築等を行います。スクリプトは簡略化された言語で、プログラミングの知識の浅い人でも取り扱える事が特徴です。
本項目では、スクリプターとして関わる事の多い演出のお仕事について、下記4項目について解説していきます。
1. キャラクター動作の設定
キャラクター動作の設定とは、会話シーン等において、キャラクターの表情やモーションを設定する作業となります。キャラクターの特徴を生かした表情やモーションを設定することで、キャラクターに命を吹き込む作業と言えます。キャラクターの個性やシナリオを深く理解した上で設定出来れば、魅力のあるキャラクターを演出する事ができます。
2. エフェクトの設定
エフェクトの設定とは、シーンの意図やキャラクターの心情等を視覚的に表現する作業です。具体例として、魔法の属性表現や、剣を振り下ろした時の剣筋やヒット表現、集中線等が挙げられます。適切なエフェクトを追加する事で、シーンがより分かりやすく、ユーザーの心情を豊かにする効果が期待できます。
3. カメラの設定
カメラの設定とは、シーンにおいてカメラの動きを制御する作業となります。
画面におけるキャラクターやエフェクト(被写体)の位置・占有度を調整し、構図を決定付けします。構図には三分割や日の丸構図等があり、それらを意識して設定する事で、ユーザーが違和感を感じない魅力あるシーンを演出できます。
4. サウンドの設定
サウンドの設定とは、シーンの意図やキャラクターの心情等を聴覚的に表現する作業です。
適切なタイミングでシーンに合ったSE(効果音)やBGM(背景音楽)を流す事で、演出効果を高めてユーザーの感情を揺さぶる事を狙います。

スクリプターに必要なスキル
ここまでスクリプターの仕事内容をご紹介しましたが、ここからはスクリプターとして仕事をするために必要なスキルを4つご紹介します。
1. 基本的なPCスキル
スクリプターはPCを使って作業するため、最低限のPCスキルは必要です。
WordやExcel、PowerPointなどOffice系ソフトを使用する機会も多いため、事前にこれらの知識を身に付けておくことが望ましいです。
2. 演出力・発想力
スクリプターは演出の制作を行うため、高い演出力や発想力を必要とします。
演出はゲームの面白さに直結することもあるため、自身のスキルや経験を活かして魅力的な演出を考えていく必要があります。
3. 協調性・コミュニケーションスキル
スクリプターは、演出内容の相談についてはシナリオライターやプランナー、演出に必要なアセット類の発注についてはデザイナーといった様に、各職種のメンバーとコミュニケーションを取りつつ業務を遂行しなくてはなりません。
そのため、協調性やコミュニケーション力は必要なスキルといえるでしょう。
4. プログラミングスキル
こちらは必須スキルではありませんが、スクリプト言語などのプログラミングスキルを持っていると、開発メンバーと共に、円滑に仕事を進められます。そのため、実務でスクリプト言語を用いたプログラミング経験のある方は、即戦力として活躍できる可能性が高いです。
また、未経験の方でも独学で身に付けた経験やゲーム制作の経験があれば採用される確率は高まります。
スクリプターの将来性
ここ最近は演出が細かいゲームも増えてきており、スクリプターの需要も増加傾向にあります。また今後もこの傾向は続いていくと予想されるため、スクリプターは将来性のある職種であると言えます。
スクリプターとして経験を積んだ後はプランナーやディレクターへとキャリアアップを狙うことも可能なので、将来的にこれらの職種への転職を考えている方は、まずはスクリプターとして働くことを検討してみても良いかもしれません。

まとめ
スクリプターは、ゲームのストーリーや世界観を担う演出設定を主に行うので、ゲーム開発に携わっているという実感を持ちながら働けます。加えて将来性もあるため、キャリアアップを目指したいという方にもおすすめです。
また、ゲーム業界での実務経験がない場合も必要なスキルをおさえることでスクリプターとして活躍できるので、「未経験だけどゲーム業界で働きたい!」と考えている方は、スクリプターという職種も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
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