コラム

24.05.31

【初心者向け】Unreal Engine 4・5入門書10選!

Unreal Engineは、多くのゲーム開発で使用されているゲームエンジンです。
豊富な機能や広範な用途から、たくさんのクリエイターや開発者に利用されています。
しかし、初めてUnreal Engineに触れる方にとっては、その複雑さがハードルとなることもあります。

このとき、初心者向けの書籍を用いて学習を進めることで着実にスキルを身に着けることが可能です。
そこで今回はUnreal Engineを学ぶ際のおすすめ入門書を10冊ご紹介します!

Unreal Engineとは

Unreal Engineは、Epic Gamesが開発したゲームエンジン(※)であり、主にゲームの開発に使用されています。また、UEと略されることも多いです。
※ゲームエンジンとは「ゲーム制作に必要なソフトがすべて揃った開発プラットフォーム」のこと。

UEは、ゲーム開発をより効率的に進められる、3DCGグラフィックスが得意、よりリアルに近いビジュアルを作成することができる、といった点からプロの現場でも使用されています。

また、リアルなグラフィックスや高度な物理演算、AIシステムなど、多岐に渡るゲーム開発の要素をサポートしています。

さらに、Unreal Engineはその柔軟性と拡張性から、ゲーム以外の分野でも利用されており、仮想現実(VR)や建築ビジュアライゼーション、映画やテレビの特殊効果、シミュレーションなど、幅広い用途で活用されています。

▼Unreal Engineの詳しい解説はこちらからご覧ください!
ハイレベルなゲーム開発者向け!「Unreal Engine」とは

Unreal Engine 4とUnreal Engine 5の違い

次に、Unreal Engine 4と5の違いについて解説します。

Unreal Engine 5はグラフィックスやエディタの使いやすさ、アニメーション、パフォーマンスなど、さまざまな面でUnreal Engine 4よりも進化しています。
よりリアルなシーンを作成できたり、それに伴って大規模で複雑なシーンを処理する速度も向上しました。

しかし、現場によってはUnreal Engine 4を使用して開発しているところもあるので、余裕のある方はどちらも学習すると良いでしょう。

▼Unreal Engine 4と5の違いについて、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください!
待望の新機能追加!Unreal Engine4とUnreal Engine5の違い

Unreal Engineを本で学ぶメリット

書籍を使って学習することにはいくつかのメリットがあります。

まず書籍は通常、体系的なカリキュラムや章立てで構成されているため、基礎から応用まで段階的に学ぶことができます。
そして、各セクションには詳しい解説や具体的な例題が含まれているため、理論だけでなく実践的なスキルを身に付けることも可能です。

また、信頼性と信憑性という観点からもメリットがあります。
優れた書籍は著者や出版社の信頼性が高く、正確な情報を提供していることから、書籍での学習はおすすめです。

よって、書籍を使って学習することは効率的で信頼性の高い方法で、特に専門知識や技術を学ぶ際には書籍が貴重なリソースとなります。

Unreal Engine 5おすすめ書籍

まずは、Unreal Engine 5の入門書を5冊ご紹介します。
これから新しくUE5を使い始める方におすすめです!

①【過去に挫折してしまった人にもおすすめ!】ハンズオンで身につく! Unreal Engine 5 ゲーム開発入門

ハンズオンで身につく! Unreal Engine 5 ゲーム開発入門

この本では、UE5の基礎部分を身に着けることが可能で、初めてUE5を学習する際に読むと良い入門書です。

また、これは2024年3月31日に発売され、今回ご紹介する書籍の中で最も新しいものになります。

ページ数は他の入門書に比べて少なく、画像がたくさん掲載されているため、読みやすい点が特徴です。
この書籍でUE5の基礎を学んだあとは、次にご紹介する書籍を読むことでさらに理解が進むでしょう。

②【YouTubeでの解説付き!】Unreal Engine 5で極めるゲーム開発:サンプルデータと動画で学ぶゲーム制作プロジェクト

Unreal Engine 5で極めるゲーム開発:サンプルデータと動画で学ぶゲーム制作プロジェクト

先程紹介した書籍で基礎を学んだあとは、こちらの書籍でより実践的な内容を学んでいきましょう。
本書の特徴は、サンプルデータを通して知識を身に着けられる点と、動画学習ができる点です。
サンプルデータが用意されており、掲載手順の通りに進めていくと1本のゲームを完成させることができます。

また、誌面のQRコードを読み込むことで、操作手順や動作確認などを動画で見ることが可能なので、ゲーム開発未経験の方にもやさしい参考書となっています。

③【手を動かしながら学びたい人におすすめ!】見てわかるUnreal Engine 5 超入門

見てわかるUnreal Engine 5 超入門

こちらは、本書を読みながら実際に手を動かして覚える入門書です。
タイトルにもある通り、超入門なのでソフトのインストール方法から丁寧に教えてくれます。
ゲーム開発に必要な最小限の機能に絞って解説されているため、Unreal Engine 5に関する知識の土台作りをしたいと思っている方におすすめです。

④【3DCGゲームを作りたい人必読!】Unreal Engine 5ではじめる! 3DCGゲームワールド制作入門

Unreal Engine 5ではじめる! 3DCGゲームワールド制作入門

本書は、Unreal Engine 5を利用して3DCG作品を作りたい人にうってつけの入門書です。
オブジェクトの基本操作から3Dモデリングの方法、撮影まで掲載されており、この書籍を読むことで3DCG制作自体が初めての方でも、自分の表現したい世界観を作ることができます。

⑤【エフェクトを追求したい方へ】Unreal Engine 5で学ぶビジュアルエフェクト実装 基本機能からNiagara、シミュレーションまで

Unreal Engine 5で学ぶビジュアルエフェクト実装 基本機能からNiagara、シミュレーションまで

こちらは、Unreal Engine 5でエフェクトを作成したい人におすすめの書籍です。
この書籍を通して、エフェクトの理論から実践まで身に着けることができます。
紙の場合はモノクロ、電子書籍の場合はカラーなので、自分の学習スタイルに合わせて選択すると良いでしょう。

Unreal Engine 4おすすめ書籍

続いて、Unreal Engine 4の入門書を5冊ご紹介します。
UE4を既に持っている方や、UE5の前に4から使ってみたい方におすすめです!

①【全体像を把握したい方におすすめ!】Unreal Engine 4の歩き方

Unreal Engine 4の歩き方

この本では、UE4の使い方を大まかに把握したい人におすすめです。
本格的な学習をする前にどのような機能があるかを理解しておくことで、このあとご紹介する書籍にスムーズに入ることができ、挫折せずに知識習得に臨めます。

②【超初心者向け】作れる!学べる!Unreal Engine 4 ゲーム開発入門 第2版

作れる!学べる!Unreal Engine 4 ゲーム開発入門 第2版

こちらの本では、ゲーム作りの基本とUnreal Engineの基礎から始まり、豊富なミニサンプルを実際に作りながらゲーム作りの基礎がしっかりと身に着けられます。
また、より高度な話題やバージョンアップによる差分、著者が運営する書籍サポートサイトによるアフターケアが万全な点もおすすめのポイントです。

③【基礎知識を網羅したい方へ】Unreal Engine 4で極めるゲーム開発:サンプルデータと動画で学ぶUE4ゲーム制作プロジェクト

Unreal Engine 4で極めるゲーム開発:サンプルデータと動画で学ぶUE4ゲーム制作プロジェクト

こちらの本は、「Unreal Engine 5で極めるゲーム開発」のUE4バージョンです。
違いとしては、UE4版は「ゲーム開発を知らないと読めないUE開発入門書」というコンセプトがあり、一方でUE5版は「ゲーム開発未経験の方でも読める入門書」として出版されています。
そのため、UE5版でゲーム開発とはどのようなものかを学習したあとにUE4版を読むことでUEに関する基礎知識を網羅することができます。

④【建築物を作りたい人必読!】Unreal Engine4建築インテリアビジュアライゼーション

UnrealEngine4建築インテリアビジュアライゼーション

こちらは、Unreal Engine 4で建築物を作りたい人におすすめです。
建築物制作に焦点を当てた書籍ではあるものの、UE4に触れたことのない場合でも読めるように配慮されており、ソフトのインストール方法やアカウント作成方法のような初級レベルの内容から解説されています。

⑤【この1冊でゲームが作れる!】Unreal Engineスマートフォン3Dゲーム開発講座 Unreal Engine 4対応

Unreal Engineスマートフォン3Dゲーム開発講座: Unreal Engine4対応

本書は、Unreal Engine 4を利用して3Dゲームを作りたい人におすすめです。
UE4の操作方法から学ぶことができ、この1冊で本格的なスマートフォン3Dゲームの開発手法がわかります。
UE4を通して3DCGを学べる書籍は少ないため、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

本記事では、Unreal Engine 4・5のおすすめ入門書をご紹介しました。

これらの書籍は初心者が挫折しやすいポイントや分かりにくい部分を丁寧に解説してくれています。
書籍によって盛り込まれている内容や特徴は違うので、自分の興味や目標に合った本で学ぶことで、基礎知識や実践的なスキルを習得しやすくなります。

ぜひ今回ご紹介した書籍を活用してUnreal Engineを習得し、ゲーム開発に挑戦してみてください!

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