【クリエイターインタビュー】正解が無いストーリーデバッグ、キャラクターの感情をよりよく伝える仕事のやりがいと難しさとは?

【クリエイターインタビュー】正解が無いストーリーデバッグ、キャラクターの感情をよりよく伝える仕事のやりがいと難しさとは?

CULTURE 2024.5.10

こんにちは、QOGL+編集部のわらびもちです。

当社で働くゲームクリエイターたちにスポットを当てるクリエイターインタビュー企画、今回はストーリー演出まわりのデバッグ業務をされているT・Sさんにインタビューを行いました。

今のお仕事や業務で意識していること、なぜコンフィデンス・インターワークスに入社したのか、今後のキャリアの展望など、当社クリエイターの生の声をお届けします!

クリエイターインタビュー

■ お名前  T・Sさん
■ 職種   デバッグリーダー

仕事内容について

ー 現在はどのようなお仕事をされていますか?

T・Sさん:新規タイトルのデバッグチームの中で、ストーリーに関わる部分のデバッグを担当する班でリーダーをしています。キャラクターのセリフや動き、演出をチェックしてより良いものにしていくお仕事です。

ー リーダーというとどのようなお仕事になりますか?

T・Sさん:小規模の班をまとめるリーダーなので、メンバーのスケジュール管理を担当しています。今のプロジェクトは各メンバーが自分でスケジュールの作成をして自走するスタイルなので、全体を見て適宜各人のスケジュールを調整するような役割をしています。

 

コンフィデンス・インターワークスに入社したきっかけ

ー CIWへはどういった経緯で入社されたのか伺いたいです!

T・Sさん:前職は契約社員としてゲーム会社にてQAテスターをしており、契約期間が満了になるタイミングで転職を意識しました。そんな時に前職のオフィスで一緒に働いていた先輩方から勧められたのが大きなきっかけだったと思います。

コンシューマータイトルをメインに仕事をしていたので、スマホゲームを含めてもっと幅広い領域で知見を広げていきたいという気持ちもあって最終的に多様な案件を保有しているCIWへの入社を決めました。

 

お仕事のやりがいと難しさについて

ー 今のお仕事で、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

T・Sさん:今担当しているストーリーに関わるデバッグは、通常の「デバッグ」と呼ばれる仕事と違って正解がないんです。自分の主観で良し悪しが変わってしまうので……。

なので正解がない分、プランナーに対して「こうした方が良いと思います!」といったようにデバッガーからの提案ができるのが魅力です。実際に自分が提案したものがゲームに反映されているのを見た時はやりがいを感じますね。

あとは、今のタイトルでは2D表現がメインなので3Dのようにキャラクターを自由に動かすことができません。限られた条件の中で、状況やキャラクターの感情をどう表現するか?どうすればより良く伝わるか?そういうことを考えるのも楽しいと感じます。

ー では逆にお仕事をする中で難しい、厳しいなと感じることはありますか?

T・Sさん:新規タイトルのプロジェクトにジョインするのは今の就業先が初めてで、スケジュール調整や工数の管理はかなり大変だなと感じます。

運用中のタイトルであれば、ある程度基準があったり前例があるので考えやすいのですが、新規となるとイチから工数の計算をしなければいけませんし、イレギュラーな作業も多く発生します。

日に日に状況が変わっていく中で事前にある程度バッファを見ておくなど、工夫をして取り組んでいます。

ー お仕事の中で意識していることや大切にしていることを教えてください!

T・Sさん:コミュニケーションを何より大切にしています!班のメンバーのモチベーション維持という意味でもそうですし、班外との連携でも大切だと感じています。

今の仕事ではプランナーへ改善提案することもあるので、意見のすり合わせなど、コミュニケーションが重要になる場面は多いです。

人間同士なのでぶっきらぼうにやっているとそれだけで意見を聞いてもらえなくなりますし、円滑に仕事を進めるためにも良好な関係を築いた上でやり取りするように心がけています。

ゲームはチームで作るものなので寡黙な職人気質ではうまくいかないと思います。

 

コンフィデンス・インターワークスに入社してよかった点

T・Sさん:定期的な面談で、相談できる場が整っているのは非常に良いメリットだと思います。

この業界で働いていると、一人で色々と抱え込んでモチベーションを失って辞めてしまう人を見かけることがあります。やはり相談相手がいるというのは心強いですね。

※QOGL+編集部より:
定期面談についてはこちらの記事でも紹介しております。あわせてぜひご覧ください!

 

読者の方々へ一言

ー 最後に、読者の皆さまへ一言いただけますか?

T・Sさん:デバッグという職種はゲーム業界に入るうえで一番適した職種だと思います。

デバッグ作業のために仕様を理解したり、他の職種の方がどのようなことをしているのかにも目を向けたり。今デバッガーとして働いている方はぜひ、今の仕事を足掛かりにスキルアップして自分のキャリアを伸ばしていってほしいと思います。

大げさかもしれませんが、そうすることで自分の人生も豊かになっていくと思います!

おわりに

今回は、ストーリーまわりのデバッグリーダーとして活躍されている当社社員のインタビュー内容をお届けしましたがいかがでしたでしょうか?

QOGL+編集部では、今後もさまざまな職種のゲームクリエイターのリアルな声をご紹介していきます。次回の更新も楽しみにしていてくださいね!

また、コンフィデンス・インターワークスでは、一緒に働く仲間を随時募集しております。

下記サイトでは当社がご用意している案件の一部をご覧いただけますので、気になる案件があればぜひお気軽にご応募ください!クリエイターとしての今後のキャリアについて悩みがある、挑戦したいポジションがある……など、お悩みがありましたらまずはお気軽にご相談ください!


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