文系でも憧れのゲーム業界に!ゲーム業界で文系が強い職種6選!

文系でも憧れのゲーム業界に!ゲーム業界で文系が強い職種6選!

COLUMN 2023.11.17

こんにちは、QOGL+編集部です。

ゲーム業界への転職を希望している文系出身の方の中には、「理系やデザイン系の技術者以外でゲーム業界に転職するのは難しい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ゲーム業界というと一見理系知識やプログラミング知識が必要なように感じますが、職種によっては文系のスキルや経験を活かして活躍することも可能です。

本記事では、ゲーム業界で文系出身者が強い職種を6つご紹介します!

ゲーム業界は文系出身でも活躍できる!

「ゲーム開発」と聞くとプログラミング・デザインなど理系やデザイン系職種のイメージが強く、自分でも就業できるのかと不安になる文系出身の方もいらっしゃるのではと思います。

しかし、ゲーム業界にはさまざまな職種が存在し、その中には文系のスキルや経験が活かせる職種も多数あります。デザインやプログラミングのような専門的スキルを必要としない職種でも、ゲーム制作やゲーム会社の運営に欠かせないポジションばかりです。

 

むしろ文系が有利!?ゲーム業界で文系が強い職種6選

ゲームプランナー(企画・運営など)

ゲームプランナーはゲームの企画そのものや運営中のイベント施策などを考える職種で、文系出身の方が多く活躍しているポジションです。

仕事内容は大きく2つに分かれ、ゲーム自体やゲーム内イベントの施策を企画する企画立案業務と、チームの進行スケジュール管理などを行うマネジメント業務があります。ポジションによってプランナーが担う業務範囲には差異がありますが、ゲーム制作の上流から下流まで幅広く携われることが多いのが魅力です。

<やりがい>
ゲームプランナー最大のやりがいは、自分が携わったゲームが世の中から評価されることだと言えます。「ゲームをゼロから企画する」「チームをまとめる」などゲーム制作の中でも重要な仕事を任されるので責任も伴いますが、それらを乗り越えてゲームのユーザー数を増やしたり高い売上を記録したときには大きな達成感を感じることができます。

<必要な経験・スキル>
チーム内外問わずコミュニケーションを取ってゲームの開発進行を進めていくポジションなので、コミュニケーション力やチームをまとめるリーダーシップが必要です。
また、ゲームを企画する際には今どのようなゲームが流行っているのかを分析し、次にヒットするゲームを考案する必要があるので、ゲーム市場のトレンドに敏感であることも重要です。

 

ゲームシナリオライター

ゲームシナリオライターはゲームのストーリーやセリフを考えて世界観を構築する職種です。シナリオの構成力や文章力が必要になることから文系の方が活躍しやすい傾向にあります。特にメインシナリオはゲームの世界観を決定づける重要な要素なので、ゲーム開発の上流から携わることができるのが魅力です。

<やりがい>
自分がシナリオを手がけたゲームがリリースされ、多くの方にプレイされることがやりがいの1つです。ユーザーの評価ポイントになりやすい点の1つがシナリオなので、ユーザーからの反応を見る機会が多く、良い評価を得た時の達成感は非常に大きいです。また、それらの評価が社内評価や給与に反映されることもあります。

<必要な経験・スキル>
ゲームシナリオライターには文学的な知識文章作成力創造力が求められます。また、既存のゲームをたくさんプレイすることで過去にリリースされた作品と似たシナリオを作ってしまうことを防げます。そのため、さまざまなゲームをプレイしておくことも重要です。

 

ローカライザー

ローカライザーはゲーム内の言語や演出を海外仕様に変更するローカライズ作業を行う職種です。日本のゲームを海外向けにローカライズする場合もあれば海外のゲームを日本向けにローカライズする場合もあるので、渡航歴が長い方や外国籍の方が特に活躍できます。

<やりがい>
ただ翻訳するだけでなく、その国特有の言い回しや文化を海外仕様にするためにはどうするのかなどを考えるので、海外経験を活かすことができる点でとてもやりがいがあります。自分の考えた言い回しがしっかり作品にハマったときには大きな達成感を得られるでしょう。

<必要な経験・スキル>
ローカライザーにはまず語学力が求められます。英語・中国語・韓国語などの語学スキルを持っている方は存分に活かすことができます。また、文化理解力も重要で、その国のマナーや慣習、文化を踏まえてローカライズ作業を行う必要があるので、ローカライズ対象の国に行ったことがある、または住んだことがあるという経験は大きな武器になります。

 

デバッガー(テスター)

デバッガーはゲーム内の不具合を発見・修正し、ゲームの品質を改善していく作業(デバッグ)を行う職種です。不具合が残ったままゲームがリリースされてしまうとユーザーからの評価も下がってしまうので、質の高いゲームをリリースするための最後の砦として重要な役割を担っています。

<やりがい>
長時間ゲームと向き合ってバグを発見した時の達成感はやりがいの一つです。業務上、開発者と直接関わることでプログラミングに触れる機会もあるのでプログラミングのスキルを身に付けたいと考えている方にもおすすめです。

<必要な経験・スキル>
デバッグ作業ではゲームをひたすらプレイして細かい確認作業をするので、忍耐力が必要です。また、ただやみくもにテストするのでは効率が悪いので、いかに効率良くバグを発見・修正するかを考えるためのロジカルシンキングの力も必要です。

1つ注意しておきたい点として、デバッガーには「デバッガー」と「テスター」の2種類の呼び方があります。

仕事内容も少し異なり、「テスター」はゲームをプレイしてバグを発見し、開発者に報告するのが主な仕事です。その場合、テスターにはバグを修正するためのプログラミングのスキルは必要なく、どちらかというとバグについて分かりやすく報告するためのコミュニケーション能力などが必要なので文系でも十分活躍できます。一方、「デバッガー」はバグを発見してプログラムを直す作業が必要な場合もあるので、その場合はプログラム周りの知識が必要です。

デバッガーでもプログラミングスキルが必要ないことやテスターでもプログラミングスキルが必要な場合もあるので、応募の際には募集要項をよく読むようにしましょう。

 

営業・広報

営業は自社で製造したゲームをショップやバイヤーにセールスし、契約につなげることで売上げアップに貢献する職種です。

広報はテレビや雑誌、SNSといった各種メディアを通じてゲームタイトルを世の中に認知させるのが主な仕事です。アニメや映画とのタイアップやコラボなどのプロモーション戦略を練るマーケターのような役割を担う場合もあります。

<やりがい>
どんなに良いゲームを制作しても、たくさん売れて利益が出なければ会社の運営は成り立ちません。そのため、営業・広報はプロモーション活動を通じてゲームの認知度を上げ、売上げをアップさせることで会社に利益をもたらします。

営業の場合、自分が多くの販路を獲得したり、新しい契約先を獲得したりして売上が伸びたときにやりがいを感じられるでしょう。

広報の場合は、自分が考えたプロモーション施策によって売上がアップしたり、ユーザーの反応を直接受け取ることができたときにやりがいを感じられます。

営業・広報は、エンジニア系やデザイナー系の仕事よりもゲーム業界のイメージが湧きづらい職種ですが、ゲーム制作を支える非常にやりがいのある仕事と言えます。

<必要な経験・スキル>
営業・広報では実際にゲームを作るクリエイティブな仕事というよりはそのゲームの面白さを広めるのが主な仕事になるので、営業力ゲームタイトルを理解する理解力、それを他者に説明するプレゼン力が必要です。加えて広報はマーケティングスキルがあるとより活躍の幅が広がります。

 

バックオフィス系(人事・経理・法務など)

人材の育成・採用・評価などを行う「人事」、お金の出入りや経費の精算などを行う「経理」、著作権や商標権などの管理やそれらに付随するトラブル対応を行う「法務」など、バックオフィス系のポジションは会社の経営に欠かせない職種ばかりです。その他にも総務やカスタマーサポートなどもバックオフィス系の職種に含まれます。

<やりがい>
バックオフィス系の職種が行う事務作業にはさまざまな業務があり、多彩なスキルを身に付けることができる点がやりがいの一つです。いろいろなスキルを身に付けたいという方にはおすすめです。
また、経営陣などの上層部と一緒に仕事をする機会もあり、業務に従事する姿を直接評価してもらえる点や会社が抱える経営課題の解決に貢献できる点もモチベーションになります。

<必要な経験・スキル>
バックオフィス系の職種全般には事務職経験のある方が強いといえます。事務処理能力や顧客対応能力が求められるので、Office系ツールの操作スキル電話対応スキルが必要で、簿記の資格が必須の場合もあります。

 

ゲームプログラマーやデザイナー系は文系では難しい?

ここまで文系出身の方がスキルや経験を活かしやすい職種をご紹介しましたが、一方でゲームプログラマーや2D・3Dデザイナーなどはやはり理系やデザイン系出身者が強い傾向です。プログラミングスキルやデッサン力、ツールを使いこなせる技術的なスキルが必要になるからです。

しかし、文系出身者でもこれらのスキルを身に付ければプログラマーやデザイナー系の職種に就くことは可能です。未経験の場合でも独学で学んだり、スクールなどの専門学校に通うことでスキルを身に付けることができます。文系でも「技術者としてゲームを制作したい」という意欲のある方はぜひチャレンジしてみてください!

 

まとめ

今回はゲーム業界で文系出身の方が活躍できる職種を6つご紹介しました。ゲーム業界はクリエイティブ系の職種が多く、文系出身では難しいのではないかというイメージを持たれていた方も、文系のスキルや経験が活かせる職種が多数あることをご理解いただけたのではないでしょうか。

どのポジションも非常にやりがいのある職種ばかりなので、文系出身でもゲーム業界で働くことに興味のある方はこの記事の内容を踏まえてご自身の経験が活かせる職種を検討してみてください!


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