こんにちは、QOGL+編集部のわらびもちです。
当社で働くクリエイターたちにスポットを当てるクリエイターインタビュー企画、今回は遊技機映像の3DCGデザイナーとして従事しているR・Oさんにインタビューを行いました。
今のお仕事や業務で意識していること、なぜコンフィデンス・インターワークスに入社したのか、今後のキャリアの展望など、当社クリエイターの生の声をお届けします!
この記事の目次
プロフィール
■ 職種 3DCGデザイナー
現在のお仕事内容について
ーー今はどのようなお仕事をされていますか?
CGデザイナーをしています。主にパチンコやスロットなどの遊技機の映像制作ですね。
元々モデラーとして就職活動をしていたのですが、今の就業先ではモデリングだけでなく、3DCGアニメーション、コンポジット、3DCGレイアウトなどCG全般に関わる部分を担当させてもらっています。
ーー幅広く担当されているんですね!
そうですね。色々な作業をさせてもらう中で、色々なことに興味が湧いてきて。今後のキャリアを考えるとラッキーだったかなと思います。
業務経験が無い状態で就業を始め、何が自分に向いているか、伸びるのか、楽しいと感じるのかが分からない状態のスタートだったので、幅広く経験ができて成長できる今の就業先は合っているなと感じます。
ーー広く経験してキャリアの選択肢を広げられるのはいいですよね!ではゲーム・遊技機業界で働こうと思ったきっかけはなんだったんですか?
CGの映像が小さいころから好きだったというのが大きいですね。
父親がゲームをやっていて、それを横で観ていることが多く、自分もゲームをやり始めたんです。ファイナルファンタジーとかだとゲームの合間にリアルな映像が挟まりますよね。あれがすごく好きで、映像を観るためにゲームをやっているところもありました。紆余曲折はありましたが、好きが高じてCGの専門学校に入って今に至るというかたちです。
ちなみに4年制大学にも通っていて、ただ就活の時期は何をやりたいのか分からなくて就活を全然しませんでした。卒業してから、自分の興味あることを色々やってみようと思い、登山が好きだったので山小屋で働いたりしました。ヨガに興味があったのでインストラクターの資格を取ったり。そんな風に自分の興味を掘り下げていった時にCGが好きだったなというところに辿り着いたんです。そういう意味で、紆余曲折なんです。
お仕事の面白さや厳しさについて
ーーお仕事をしていて面白いなと感じるのはどんな時ですか?
世界の解像度が上がることですかね。
例えばモデリングでいえば、その物体がどういう意図でデザインされて、どういう意図でこの構造になったのか、質感は?光の反射率は?などに目を向けることになります。
物質とか世界がどうやって成り立っているのかを意識することでCGに活かすことができる。そうすると世界の見方が自然と変わって、鮮明に見えるようになりますよね。そこが面白いなと。
ーー世界の解像度……。確かにそうですよね!では厳しいなと感じるのはどんな時ですか?
自分の経験が少ないからだと思うのですが、表現の引き出しが少ない時、知識の準備ができていないと感じる時ですね。例えばロボットが戦うカットで、ビームを避ける動きを作る時どういう風にしたら格好良くなるのかは、その作品を観ていないと分からなかったりします。「らしさ」を出すには作品のインプットが必要です。
作品を知らない状態からスタートすると、ゴールまで筋が通っていない状態で迷いながらの作業になるので時間もかかってしまいますね。
ーーお仕事で新しく触れる作品は、ある程度観てから作業に取り掛かるんですか?
そうですね。そうしないと、借りているIPのファンが納得しないものになってしまうので。IPを借りてトンチンカンなことをするのはプロではないですし。
行き帰りの電車の中で動画を観たり、あとは会社でしか見れない設定資料集に目を通したりもします。
お仕事で大切にしていることについて
ーーお仕事で大切にしていることを教えてください。
特定の職種に集中しすぎないようにしています。いただいた機会は何でもやってみる。モデリング、アニメーション、コンポジット……何でも。コンポジットの経験がモデリングに活きることもあって、相互に作用しあっていると思います。
モデリングが不足しているならアニメーションで補ったり、アニメーションの時間が足りなければコンポジットで工夫しようとか。前後を知っておけば色々な方面の見方で作業ができると思います。
ーーキャリアの広がりにも繋がりますね。
そう思います。モデリングに特別秀でている方などは別かもしれませんが、私はそういうわけではないので、色々やってみてよかったと思いますし、これからもそうしたいと思います。
コンフィデンス・インターワークスに入社したきっかけについて
ーーコンフィデンス・インターワークスに入社したきっかけについて教えてください。
通っていた専門学校で、企業にポートフォリオなどを見せる機会があったのですが、その時にコンフィデンス・インターワークスの採用担当の方も来ていて、声をかけてもらったのがきっかけです。
ーーコンフィデンス・インターワークスに入社してよかったなと感じるところはありますか?
参画先を熱心に提案してくれるところでしょうか。私はなかなか希望に合う参画先が見つからなかったんですが、コンフィデンス・インターワークスの担当社員さんが頑張ってくれて自分に合った参画先を見つけられたので、そこが一番印象に残っていますね。
今後のキャリアについて
ーー今後のキャリアについてはどう考えていますか?
今一緒に働いているCGディレクターの方がすごい方で、学べることはどんどん吸収して実力をつけて、その方が引退する前には一緒に映像を作って良いものを作れるくらいになる!というのが目標です。
あとはAIですね。AIがここ2年くらいですごいスピードで進歩しています。とても追いつけるスピードではなくなってきていますよね。なのでプライベートで、最新情報に触れるようにしています。実際に使ってみたり。
AIが本格的にワークフローに入るのが何年先か分かりませんが、必ず入ると思うので、それまでに常にある程度使えるようにしておいて、自分がしたいと思う表現ができるように、準備しておきたいと思っています。
ゲーム・遊技機業界で働くうえで大切なこと
ーーゲーム・遊技機業界で働くうえで大切なことは何だと思いますか?
コミュニケーションですね。暗いと仕事も来ないし、話しかけてもらえないし。雑談から知識のインプットができたり人脈もできたりします。そして何より失敗した時もフォローしてもらえる。
なのでコミュニケーションは自分のためにしかならないんですよね。損は絶対にしないと思います。
読者の方々へ一言!
――最後に、読者の皆さまへ一言いただけますか?
遊技機案件はなかなか挑戦する機会が無いかもしれませんが、チャンスがあればぜひチャレンジしてみてください!ゲーム映像が好きなら、遊技機は予算も多いし、色々なことをやらせてもらえてとてもいいです。遊技機案件は不慣れだから避けるというのは勿体ないかなと。
あとはAIの発展を見据えたキャリアプランを立てたほうがいいと思います。例えばモデラーでは、モデリングの雑務をずっとやっているだけだと厳しくなってくると思います。自分の仕事がいつまでAIに代替されないで生き残れるかを考えていくべきです。自分のコンセプトをしっかり持って作業するとか、自分ならではの部分を磨くとか。
そしてコミュニケーション。AI時代では「誰と仕事をしたいか」が重要になってくると思います。結局気に入っている人が作ったものを良いと思うのが人間ですし。CGデザイナーという職業だから選ばれるというよりは、自分だから選ばれる。自分の名前が職業になればいいと思います。あとは趣味などで自分に深みを持たせると、それが魅力になって仕事にも繋がっていくんじゃないでしょうか。
おわりに
今回は、遊技機業界で3DCGデザイナーとして活躍されている当社社員のインタビュー内容をお届けしましたがいかがでしたでしょうか?
QOGL+編集部では、今後もさまざまな職種のクリエイターのリアルな声をご紹介していきます。次回の更新も楽しみにしていてくださいね!
また、コンフィデンス・インターワークスでは、一緒に働く仲間を随時募集しております。
下記サイトでは当社がご用意している案件の一部をご覧いただけますので、気になる案件があればぜひお気軽にご応募ください!クリエイターとしての今後のキャリアについて悩みがある、挑戦したいポジションがある……など、お悩みがありましたらまずはお気軽にご相談ください!



