コンフィデンス・インターワークスで活躍する「翻訳・ローカライズ」の適性やスキルとは?

コンフィデンス・インターワークスで活躍する「翻訳・ローカライズ」の適性やスキルとは?

JOB INFO 2023.10.20

こんにちは。QOGL+編集部のレオです。

今回はゲーム業界の職種について理解を深めるシリーズ第5弾。
これまでプランナー・QA・2Dデザイナー・3Dデザイナーと4つの職種を取り上げてきました。

第5弾である今回は、ローカライズについてお話ししていこうと思います。

昨今、ゲームはよりグローバルな展開をされています。中国や韓国で開発された有名タイトルも続々と日本で配信されていますよね。その逆もまた然りで、多くの日本のゲームも全世界に展開されています。そんなグローバル展開の成功の鍵を担っているのが「ローカライズ」担当です。

「ローカライズ」とはどのような業務をしていて、どのようなスキルが必要なのか、コンフィデンス・インターワークスで活躍する社員像を基に、紐解いていきます。

「ローカライズ」ってどんな仕事?

言語の壁を超えて、さまざまな国の方に作品の楽しさや感動を味わってもらうために、ゲーム内全ての言語を翻訳・カルチャライズ(culturelize)することが「ローカライズ」担当のお仕事です。

ゲーム内シナリオやキャラクターのセリフ、チュートリアルの説明書き、メンテナンス告知やアイコン内の文字など全ての文言に対してローカライズが必要になってきます。

先ほどカルチャライズと述べましたが、単純に文言を翻訳するだけでは、ローカライズ先の国の方にとって違和感のある文章になったり、理解しづらいシチュエーションだったりする可能性もありますよね。その違和感をなるべく少なくするために、ローカライズ先の文化に合わせた内容に改修することをカルチャライズと呼びます。

ここからは、「ローカライズ」の業務内容を細かく見ていきましょう。

「ローカライズ」の業務内容

「翻訳」の業務内容

ゲームに関わる全ての文言の翻訳を行います。
企業によっては、「一次翻訳者」「二次翻訳者」と作業を分担している場合もあります。その場合、一次翻訳者は純粋に文言の翻訳を担い、二次翻訳者は一次翻訳者が対応できないような複雑な文言の翻訳や、一次翻訳者が翻訳した文言が対象地域の方にとって違和感がないか確認する役割を担うことが多いです。

<ローカライズの業務内容>
・キャラクター(セリフ)の翻訳
・メインシナリオの翻訳
・ゲーム内用語の翻訳

「ブリッジング」の業務内容

ローカライズにおいては展開対象言語の翻訳者と原作の担当者を繋ぐ役割である「ブリッジング」担当も必要です。翻訳者は対象言語のネイティブスピーカーである場合がほとんどなので、翻訳者と原作担当者の双方の意図を汲み取り的確に伝え、プロジェクトを進行するポジションになります。

<ブリッジングの業務内容>
・展開対象言語圏の担当としてゲームローカライズ/カルチャライズ要件のとりまとめ
・翻訳結果の確認業務
・進行管理
・資料作成

「LQA」の業務内容

「LQA」とは「Linguistic Quality Assurance」の略で、言語品質保証ということです。翻訳された文言が、その国のユーザーにとって違和感のないものになっているか、ゲームコンテンツとして楽しめるものになっているかを確認する役割です。

<LQAの業務内容>
・ネイティブの目から見て、違和感のある表現となっていないか/誤訳が発生していないか確認
・文化、歴史的にNGな表現がないか確認
・ 実機を使用しての動作・表示確認
・ゲームで必要なデータの設定
・ゲーム内で掲載する展開対象国ユーザへのお知らせの作成、掲載

「ローカライズ」に求められるスキル

ここまで、「ローカライズ」の業務内容を解説してきました。業務内容を踏まえたうえで、「ローカライズ」に求められるスキルや適性にはどのようなものがあるかを考えてみましょう。

言語スキル

やはり言語スキルは重要です。翻訳者は展開対象言語のネイティブスピーカーであることが望ましいとされています。文法や表現方法などを正確に使用することができるかどうか、より自然な表現方法に知見があるかどうかが大切になってきます。

文化の違いを理解し表現する力

ローカライズにおいては、「いかに言語の壁を超えてその国のユーザーに作品の面白さを伝えることができるか」が重要になってきます。そのためには、海外の文化やトレンドに深い理解があることが大切です。単純な翻訳だけでなく、その国の文化や人々の生活習慣、性格などを理解したうえで、読み手に与える印象が原文と同様であるように表現する必要があります。そのためには展開対象の国と、原作の国、双方の文化や生活様式の違いを理解できているかどうかが鍵になってきますね。

展開対応言語について

今やさまざまな国のゲームが全世界で展開されている非常にグローバルな市場になっているゲーム業界。どのような国への展開が多いのか、一例にはなりますが挙げさせていただきます。

<展開対応言語の例>
・英語
・中国語(簡体字/繁体字)
・韓国語
・フランス語
・スペイン語
・タイ語

コンフィデンス・インターワークスで活躍されている方の声

以前、弊社社員を対象に、「自身の職種において必要なスキルとは何か?」というアンケートを実施しました。
弊社でローカライズとして活躍されている方からは、「その言語を使う文化に合わせて言葉や表現などを調整すること」という声が多く、皆さん日々ローカライズ先の言語での表現方法を学ばれていました。

さいごに

今回はゲーム業界の職種理解を深めるシリーズ第5弾として「ローカライズ」に焦点を当てました。

言語の壁を超えて、より多くのユーザーにゲームを届けるために必要不可欠なローカライズ担当。双方の国を繋ぐことができる素敵なお仕事ですよね。この記事を読んでローカライズという職種に興味を持っていただけたら幸いです。

多数のゲーム会社様とお取り引きしているコンフィデンス・インターワークスだからこそ、皆さんそれぞれに適したご支援ができますので、是非お気軽にご応募くださいね!


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