業界知識

25.01.30

メタバースとは?VRとの違いや将来性を徹底解説!

メタバースという言葉を聞いたことがありますか。

メタバースとはインターネット上に作られた仮想空間のことです。
近年、メタバース業界は注目を集めており、バーチャルオフィス系の企業などへの転職先としても人気です。

今回はメタバースとは何か、できることや将来性、メタバースの関連職種について解説します。

メタバースとは

「メタバース(metaverse)」とは「超(meta)」と「宇宙(universe)」を合わせた造語であり、オンライン上に構築された仮想空間のことを指します。
複数人とコミュニケーションを取ることができるという特性をもつメタバースは、新しいSNSになりうると言われています。

メタバースをはじめとしたオンラインシステムが普及した背景として、コロナ禍をきっかけに、ビジネスや日常生活のあらゆる場面でオンライン化が進んできたことが挙げられます。
そこで、オンライン化によって、コミュニケーションの減少が問題視されている中、他者と同じ空間で過ごすことができるメタバースが注目されるようになりました。

VRとの違い

よくメタバースと似たものとしてVRが挙げられることが多いですが、実際にどのような違いがあるのかをご説明します。

VRはVirtual Realityの略で、専用のゴーグルで360°の映像を映すことで、仮想空間を体感することができます。
近年、SNSなどのエンタメとしてだけでなく、ビジネスにおいても活用されており、例として医療現場で患者のリハビリテーションの際に用いられています。VRゴーグルをつけることで、狙った位置に手を伸ばす動作を繰り返し、実際にものを用意しなくてもリハビリテーションと同じような効果を得られる仕組みです。

つまり、VRは仮想空間を体感できる技術を意味し、個人による体験を目的としていていますが、メタバースは仮想空間そのものを意味し、複数人とのコミュニケーションを目的としている点が、大きな違いとなっています。

メタバースでできること

メタバースは、最新技術によって生み出されたオンライン空間そのものであることを説明しましたが、メタバースでできることは具体的に何なのでしょうか。

メタバースでは、アバターと呼ばれる自身とは異なる姿で、同じ場所に集まってチャットをしたり音声でコミュニケーションをとることができます。アバター同士として対話する方が抵抗を感じる人が少ないため、気軽にコミュニケーションをとることが可能です。
また、空間内で自分の思うように動くことができるため、オンライン上でも違和感なくコミュニケーションが取れる点が魅力です。

メタバースを利用するには基本、アプリのダウンロードが必要ですが、最近はアプリのダウンロードを必要としないメタバースも登場しています。体験したいコンテンツがソフトやアプリのダウンロードが必要なのか、事前に調べておくとよいでしょう。

そして、メタバース内では、通貨のやり取りができます。
アイテムを作ってお金を稼いだりしたい方は、まず海外の仮想通貨用の口座を開設しましょう。

関連職種

メタバースは、オンライン上でコミュニケーションを楽しむことができるサービスであることがわかりました。続いて、メタバース業界に関わる解説の一環として職種をご紹介します。メタバース業界への転職志望者は参考にしてみてください。

Unityエンジニア

Unityエンジニアは、メタバースのテーマに沿った描画処理や、アバターの動作を実装します。

そのため、メタバース業界志望者の場合、Unity の操作スキルが身についていることは大前提とされていることが多く、Unityエンジニアを目指すうえで必見のスキルといえるでしょう。

▼Unityエンジニアについてはこちらの記事で詳しく解説しています!

C++エンジニア

C++エンジニアは、C++やC言語のエンジニアとしてさまざまな領域の開発に携わることができます。
スマホアプリやゲーム開発でもよく使用されていますが、メタバース業界においてもニーズが高い職種です。

また、JavaScript、Python、C#など、他のプログラミング言語を使用する機会も多いため、C++エンジニアを目指している方は、プログラミング言語への知識を深めてみてください。

▼ゲーム業界で使用されやすいプログラミング言語についてはこちらの記事で詳しく解説しています!

将来性

メタバースは、オンラインの空間そのものを体感する技術ですが、将来性はあるのでしょうか。

総務省によると、世界におけるメタバースの市場規模は、2021年に4兆2,640億円だったものが2030年には78兆8,705億円まで拡大すると予測されています。

また、メタバースはビジネスシーンでも取り扱うことができるため、メタバースそのものをビジネスにする企業も増えています。
さらに、ビジネスにおける期待値も高く、To C としてだけでなくTo B商材としても注目されています。

しかし、法人向けのサービスとしてはまだまだ不十分な要素が多く、まず基盤を整えるためにメタバース市場に参入する企業は多いです。

今後は、企業の参入とともに市場が拡大していく最中であるため、メタバース需要は高くなることが予想されます。

まとめ

本記事では、メタバースについて始め方から将来性まで解説しました。
この記事を参考に、メタバースをぜひ始めてみてください。

また、メタバースはビジネスでも期待値が高く、今後も市場が拡大し続けると予想できます。
ビジネスとして興味のある方は、ぜひメタバース業界に参入してみてください。

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